というわけで解答例です。
たとえばこんなのがありますね。
どちらでもいいから、一方の相手にこう聞きます。
「(右の道を指差しながら)あなたは『この道が天国に行く道ですか』と聞かれたら、『はい』と答えますか?」
ちょっとわかりにくいかもなんで表にしてみましょうか。
ちなみに前半の『この道が〜』の質問を仮にP、後半の「『はい』と答えますか?」の質問をQと表記しています。
また、はい/いいえをそれぞれY/Nと表記しましょう。
相手の正体 | 天使 | 悪魔 | ||
天国に行く道 | 右 | 左 | 右 | 左 |
Pへの答え | Y | N | N | Y |
Qへの答え | Y | N | Y | N |
最終的な回答 | Y | N | Y | N |
これを見てもまだわかりにくい部分があるかとは思いますが、その辺は4つのパターンを想定して順を追って考えていただければわかるかと。
つまり、この表から言えることは
「相手の正体は気にしなくても、先述した質問に対する答えが『はい』ならそのまま右へ、『いいえ』なら左へ進めば必ず天国に辿り着く」ということです。
もしも死後、こんな局面に出会ったら(ぉ)ちょっと思い出してみると幸せになれるかもしれませんね(^^;
(出典・中公新書「詭弁論理学」/野崎昭弘)