プリンセスメモリー(PC) | |||
メーカー | カクテルソフト | 総合評価 | 40点(もう1歩) |
ジャンル | RPG | ||
発売日 | 2000/04/07 | ||
シナリオ | ささぷ | カクテル久々の新作! 開発期間は3年! 原画は期待の新人! と期待要素満載の作品。 でも、F&CのRPGに地雷を予感するのはなぜ?(ぉぃ |
|
キャラクターデザイン | ☆画野朗・MAKOTO2号 | ||
サウンド | DOORS |
個人的エピソード |
まあ私もシナリオ面ではほとんど全く期待してなかったのですが、 フィーリアを見た瞬間気に入ってしまったので購入決意しました。 惚れた弱みってやつでしょうか? |
内容 |
太陽の沈まない世界イーディン。その中のごく普通の村。 そして、村外れにある入る度に姿を変える奇妙な洞窟。 ある日、そこに足を踏み入れた主人公はフィーリアという少女に出会う。 記憶はおろか「心」まで失ったフィーリア。 彼女に心を、笑顔を取り戻すための冒険が始まる――。 「僕は戦う。彼女に微笑みが戻るまで。」 (自作。コピーのみパッケージ裏より) |
システムとか |
標準インストールで90MB、フルで300MB必要です。 ジャンルとしては自動生成ダンジョンを探索するタイプのRPG。 わかりやすく言うと「不思議なダンジョン」シリーズですね。 序盤〜中盤にかけてはフィーリアの心に刺激を与えるアイテム(なぜかダンジョンに大量に落ちています)を 手に入れるのが中心になります。 先行している「不思議」シリーズと違ってこのソフトでは斜め移動・斜め攻撃が存在しません。 (斜め攻撃に関しては終盤である敵キャラが行いますが) ですから相手の行動が非常に読みやすいです。 回復アイテムが手に入りやすいことと武器で殴っていればまず勝てることもあって難易度的にはかなり低めです。 もっとも購買層と「不思議」シリーズと違っている点とHPが0になったらゲームオーバーになる点を考えると こんなものなのかもしれません(私でさえゲームオーバーになりませんでしたが)。 操作はキーボードのみ対応。 私は持っていないので関係ありませんがパッドくらいは対応してもいいような気がしました。 システム面としては画面切り替わり時に待たされるのが若干気になりましたが 「トゥインクルレビュー」のシステム画面表示待ちに比べたらなんてことないです。 セーブ個所は10箇所。このゲームで10個はいらない気はしますが数的には十分です。 鑑賞系はCG・音楽・モンスター図鑑(58種類)を見ることができます。 また複数回プレイに対応して1度クリアするとスペシャルモード(レベル30=最高レベル)で始めることが可能です。 |
絵とか |
絵柄的にはどちらもかなり好きなタイプですし、一般受けもすると思います。 っていうか、そうじゃないとコミケで大手サークルになれません(爆死) この辺りはいかにもF&C的ですね。塗りも丁寧です。 が、しかし! いくらなんでもイベントCG枚数が28枚というのは少なすぎます。 しかもうち10枚近くはフィーリア・サリアン・ポーニィのどのキャラを攻略しても見ることになりますし。 フィーリア関連のCG比率が60%を超えるのはシナリオ上仕方ないとしても 総数が少なすぎるのはフォローのしようがありません。 イベント数を増やしてCG枚数を2倍まで増やして欲しかったです。 RPG部分に特別な面白さを感じない分だけ余計にそう思います(苦笑) そういえばマップ画面でのチップキャラが3Dなのはなぜなんでしょうか? いや、別に大したことじゃないんですが気になったので何となく。 |
音楽・音声とか |
音楽はいつものごとくMIDI音源を使用。 GM、GS(SC-55)、GS(SC-88)の3モードが用意されています。 私は88Proの88Mapで再生しました。相変わらず印象に残らない曲が多いです^^; フィーリアのテーマなんかは好きですが(ピアノ曲だから)。ED曲とかも。 盛り上がったところで突然終わるOPムービーの曲は論外。 RPG楽曲の基本を無視してます。要勉強。 音声の方は長崎みなみさんを始めとするお馴染みのメンツです。 それだけに演技の方は安心して聞けます。声も合っています。 フィーリアの「お兄ちゃん」は反則です(爆) しかし、F&Cにしては珍しく金属質なノイズが目立ちました。容量を抑えた結果でしょうか? 某ショップに掲示されてた発売前の資料では1.3GB以上の空き容量推奨だった気が^^; |
シナリオとか |
まず最初に薄いです。とにかく薄いです。 自分でも8時間ぶっ続けでプレイしてクリアしたのが不思議です。 残念ながら褒めるべきところがあまり見つからないです。 多分に声優さんの演技に助けられてるところが多いと思います。 フィーリアの萌えられない限りは辛いかもしれません(ぉぃ サブヒロイン(サリアン・ポーニィ姉妹)とメインヒロイン(フィーリア)との扱いの差が 同社の「With You」のそれ(菜織と真奈美)よりもさらに顕著で サブの方にはイベントもわずかしかないのでフィーリアが気に入らなければかなり辛いですね^^; せめてフィーリアの感情を回復させるパートで使ったアイテムによって その後のフィーリアに変化があればもっと面白かったような気がするのですが。 (実際には16ある感情パラメータを全てMAXにするまで話は進みませんし、どういう順番で回復させてもその後の展開に差は生じません) いや、別にこれは自分が「愛情・恥じらい・奉仕」を最優先で回復させたのに 変化がなくて悔しいからとかそういうわけじゃないんですよ。ええ、本当に(爆死) あるいは実体化したフィーリアの心の欠片を回収するときにHとか。 なんかアリスソフト的な発想ですがキャラの魅力は高いのでそう思わずにはいられません。 CGでも書きましたがイベント少なすぎです〜。 と、難点ばかり挙げていますがフィーリアの可愛さで6割くらいは許せる気がする私。 ちなみに上の文章は客観視して書いてるので信用してくださって大丈夫です。 |
総評 |
とりあえず買わない方が無難でしょう。最初から予想できなくもないですが。 でもフィーリアの可愛さに負けそうな自分的にはそれほど嫌いでもなかったりします。 それでも音声の割れっぷりとイベント絵の少なさは許しがたいものがありますが。 まとめると「F&Cに好意的なユーザーなら遊べるレベル、そうじゃなかったら地雷」っていう感じのソフトです。 私はフィーリアへの好意で40点ですが、F&Cに思い入れがなかったりキャラに魅力を感じなかったら10点減点。 |
書いた時点での総プレイ時間 | 約8時間(フィーリアED確認) | ||
お気に入りのキャラ | フィーリア(普通、聖女、狡猾が特に好み) | ||
お気に入りのセリフ | 特になし |
初版2000/04/16