どこで建ててもらうか?
 建てるにあたって一番考慮した点は、シックハウスや化学物質過敏症にならないような家、木造で基礎や構造のしっかりした家、という点でした。その意味からも、当初から、建築条件付売地や、建売住宅等は除外していました。
また、大手のハウスメーカーも除外していました。というのも、いろいろ調べたり、見聞きしているうちに、注文住宅の場合、全国展開のハウスメーカーでは、丸投げ工事が多く、安心して建てられない場合もあると思ったからです。やはり、地元の気候風土にあった家造りができるところが良いと思いました。
 
工務店 VS 建築士事務所
 次に工務店に頼むか、建築士事務所に頼むか。
設計と施工を別会社にした方が良いとは思いましたが、設計事務所に頼むと設計料としてだいたい本体価格の10%ぐらいとられるので、予算的に無理でした。以前住んでいた横浜には、無垢の木や自然素材を多用し、素敵な家を作る建築士の方もいたのですが・・・。
 
工法は?
 次に工法としては最初から、日本の伝統的な木造軸組在来工法で建てようと思いました。鉄骨鉄筋コンクリートはビルには良いかもしれませんが、人が寝泊まりする家としては好きになれません。北米がルーツの2x4は内装材に厳密にシックハウス対策をしてあればまだしも、不完全なかたちでは、あまりに気密性が高く、病気になりそうな気がしました。
 
内断熱 VS 外断熱
 そして、一番迷ったのが、断熱方法です。外断熱にするか、内断熱にするか。
最近は色々なところが外断熱工法を採用しています。でも、そのやり方には少しずつ違いがあり、パンフレットを取り寄せて、比較検討したり、本を読んだりしましたが、なかなかどの方法が良いか、判断するのは難しかったです。その中で良いな、と思ったのがエアサイクル産業と新日本電建、イザットハウスです。エアサイクル産業は、床暖房(かくれん房)との組み合わせや、外断熱の方法など、一番良いと思いましたが、価格が高く、とても手がでませんでした。新日本電建は大手のハウスメーカーの中では一番健康に配慮した家づくりをしていると思ったので候補に上がりました。また、イザットハウスは、千葉の提携工務店のコージーライフ研究所の、親会社が材木問屋であり、健康に配慮した家づくりをしているので、良いなと思いました。
 
白門建設 VS 他社
 内断熱工法では、どこにしようか迷いました。特に千葉は2年前に横浜から引っ越してきたばかりで、何もわかりませんでした。ただ、以前広告が入ってきた白門建設が環境や健康に配慮した家づくりをしていたので、そこが良いかなと気に留めておきました。

さて、外断熱か、内断熱か。決めたのはハウジングガーデン千葉の白門建設のモデルハウスを見学した時です。そこで、チーフプロデューサーKさんの話を聞き、木造軸組在来工法における外断熱の構造的な欠点の説明を受け、内断熱で、かつ白門建設で建てようと決心しました。
その他、白門建設にした決め手、そして、そうして良かったと思える点は、チーフプロデュサー兼設計士のKさんが大変論理的で外断熱にも内断熱にも詳しいこと、環境や健康にとても配慮し、モデルハウスで採用しているのと同じ物を標準装備してくれること、設計段階で的確なアドバイスをしてくれること、チーフアドバイザーのSさんが大変誠実で、土地を購入する段階から色々な相談にのってくれたこと、その他社員の方々も皆まじめで、それが白門建設の丁寧な家づくりに反映されていると思ったことです。
通常大手のハウスメーカーの場合、モデルハウスは立派でも、いざ家を建てようとするとそれよりもランクの下の建材を使用する場合が多いのですが。

また、白門建設は目に見えない基礎や構造にもとても気を配り、しっかりとした家造りをしてくれるという印象を持ちました。また、私達親子3人は全員アレルギー持ちなので、内装材や建具に健康に配慮したものを使用しているのは、とても安心できることでした。また、打ち合わせが進むにつれて、どのような住まい方をしなければいけないのか、換気の方法などをアドバイスしてくれて、なるほどなーと思うことが多々ありました。その他具体的な建材等の健康住宅についての詳細は白門建設のHPをご覧下さい。

そういう訳で、白門建設に決定し、今のところそれで良かったと思っています。
後は、現場の大工さん達が誠実に丁寧にお仕事をしてくれるのを祈るのみです。
 
参考図書
・からだによい家100の知恵 (講談社、吉田桂二)
・家づくり建築家の知恵袋 (講談社+α新書、天野彰)
・:納得の間取り 日本人の知恵袋 (講談社+α新書、吉田桂二)
・いい家が建てたい (松井修三)
・住まいの設計
・Newハウジング
・建物探訪(TV)
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