■ 『現代語訳「養老令」(汎用テキスト版)』について  (凡例、配布・転載条件 他) ==≪ 目次 ≫========================================================== ● 『現代語訳「養老令」』について ● 底本  ・ 倉庫令・医疾令について  ・ 条文番号・条文名 ● 表記  ・ 本注  ・ ふりがな  ・ 数字  ・ 用字 ● 文頭 ● 文意不明のもの等 ● 配布・転載条件等 ====================================================================== ■ 『現代語訳「養老令」』について  『現代語訳「養老令」』は、   養老令を独学している個人が、令文通読の片手間に訳した自習ノートを   公開しているものです。   この訳がどなたかのお役に立つようでしたら幸いです。  『現代語訳「養老令」(汎用テキスト版)』の   漢字コードは JIS (UNIX系) 、改行コードは LF (UNIX系) です。  『現代語訳「養老令」』には、HTML版と汎用テキスト版とがあります。   汎用テキスト版は、訳文のみですが、HTML版は、Webサイト「官制大観」   の一部として、条文の訳の他、説明等を加えてい(き)ます。   両版は、ファイル分割方法にも若干の相違があります。   HTML版は、以下のところにあります。  「官制大観」 http://www.sol.dti.ne.jp/‾hiromi/kansei/ の  『現代語訳「養老令」(HTML版)』   http://www.sol.dti.ne.jp/‾hiromi/kansei/yoro.html   どちらも常に更新中で、正確な更新履歴を記録していくことは実質的に   困難なので、敢えてバージョン・ナンバーを付ける等のことはしていま   せん。最新版は Webサイト「官制大観」をご参照の上、更新日付で   ご判断ください。   また、更新の過程で、両版の訳文に若干の相違が出ていることがある   かも知れませんが、悪しからずご了承ください。 ■ 底本   日本思想体系「律令」   岩波書店 校注(敬称略):井上光貞・関晃・土塘箴鎮・青木和夫  ● 倉庫令・医疾令について   倉庫令・医疾令は現存しないため、この現代語訳における両令は底本に   収録された復原逸文です。倉庫令の第01条・第07条、医疾令の第21条・   第22条は、養老令ではなく大宝令施行期のものとなっています。  ● 条文番号・条文名   条文番号・条文名は、底本に依っています。   底本で適宜(オリジナルに)付けられた条文名は、   括弧()でくくっています。   底本で適宜(オリジナルに)付けられた条文番号については、   そのまま付しています。 ■ 表記  ● 本注   原文の本注は、その前後を括弧{ }でくくっています。   例:     外官が赴任するとき、子弟の年齢が21歳以上の場合は、(その     子弟を)勝手に随行することはできない{畿内の任官については、     この限りではない。}。  ● ふりがな   ふりがなを付した場合、その前後を括弧〔〕でくくっています。   複数の読みがある場合(※養老令施行当時とは異なる後世の慣用読み   を含む)は、気付いた範囲で、それぞれスラッシュ/で分けて付して   います。   例:     散位寮〔さんいりょう/さんにりょう〕     鹵簿〔ろふ/ろぼ〕   異体仮名や旧仮名遣いは用いていません。したがって、例えば  「ゐ」も「ヰ」も「尹」も「イ」も同じく「い」、  「せう」も「せふ」も同じく「しょう」となっています。  ● 数字   位階(従五位など)や名数(三公、五経、五衛府、八省、八虐など)   を除く、年月日・人や物の数量・回数等は、全角算用数字(0123   456789)で表記しています。(※条文番号は半角算用数字。) ● 用字   固有名等に用いられている旧字体や異体字については、概ね底本に   倣っていますが、文字コードが用意されていない(漢字変換できな   い)文字については、以下の方法を採っています。   1.) 異体字ないし通字(通行字体)がある場合、それに置換     例:       僧尼令第01条他 での 「姦」・「奸」(文脈によって使い分け)       軍防令第07条 での 「艾」       軍防令第56条・関市令第04条 での 「齎」  等々....   2.) 文字の構成要素に相当するものが、     それぞれ単独では文字コードに用意されている場合、     それら単独文字を連ね括弧【】で囲んで合成を示す     これに該当するのは以下のもの;      《いしへん》に「隹」    → 【石隹】      《いとへん》に「句」    → 【糸句】      《いとへん》に「委」    → 【糸委】      《かくのかわ》に「昔」   → 【革昔】      《かたへん》に「旁」    → 【片旁】      《きへん》に「丑」     → 【木丑】      《くるまへん》に「需」   → 【車需】      《ごんべん》に「獻」    → 【言獻】      《さけのとり》に「凶」   → 【酉凶】      《たつへん》に「鳥」    → 【立鳥】      《つきへん》に「肅」    → 【月肅】      「益」に「蜀」       → 【益蜀】      「豆」に「支」       → 【豆支】       扁〔へん〕が「角」、旁〔つくり〕が「弓」の下に「一」                    → 【角弓_】   3.) 文字の構成要素も文字コードに用意されてない場合、     構成要素を【】内で説明     これに該当するのは以下のもの;      「坐」に《りっとう》    → 【坐+リ《りっとう》】      《いとへん》に「施の旁」  → 【糸《いとへん》+施の旁】      《くさかんむり》に「俎」  → 【《くさかんむり》+俎】      《ころもへん》に「失」   → 【《ころもへん》+失】      《さんずい》に「黄」    → 【《さんずい》+黄】      《やまいだれ》に「嬰」   → 【《やまいだれ》+嬰】      《やまいだれ》に「重」   → 【《やまいだれ》+重】      《やまいだれ》に「隆」   → 【《やまいだれ》+隆】      《もんがまえ》の中に「韋」 → 【門+韋】      「泥」の下に「土」     → 【泥+土】      「滕」の「水」の部分が「糸」→ 【《滕》の水を糸に】 ■ 文頭   令文の各条の文頭は、復原逸文その他一部の例外を除き、   全て「凡」〔およそ〕で始まっていますが、   この訳では「凡」の語は全て省略しています。 ■ 文意不明のもの等   条文の意味をきちんと理解できなかったところや、単語の意味不明   だったものには (?) を付しています。   (?) の付いている部分の訳や、誤字脱字、誤訳等、また、あの文章では   意味が分からなかった、など、お気付きのことがありましたら、  「官制大観」の「和憩団欒房 ( BBS )」   http://www.sol.dti.ne.jp/‾hiromi/kansei/bbs/bbs.html   または、訳者へのメール(Email: HGF03435@nifty.ne.jp)にて、   ご教示ご指摘くださいますよう、お願い申し上げます。 ■ 配布・転載条件等  『現代語訳「養老令」』は、ご自身の判断や責任の下で、公正な慣行に   基づいてご利用ください。貴方が『現代語訳「養老令」』を利用された   ことで、貴方や他の第三者がいかなる不名誉・不利益等を被ったとして   も、訳者は一切関知しません。   営利(代価の種類・多少を問わない)が関わる利用でない限り、  『現代語訳「養老令」(テキスト版)』の複製・転載・配布は、  (1ファイルのみの転載等を含め)   任意にどうぞ(訳者の承諾は必要ありません)。   ただし、どのような場合も、   凡例等を記した readme.txt (いまお読みのこのファイル)は   必ず参照できるようにしておいてください。   利用環境に応じて、漢字コードの変更等を行われた場合は、その旨を   記したファイルを別に添えてください。   引用及びリンクに際して訳者の承諾は必要ありません。   教育の場での、『現代語訳「養老令」』のご利用はお控えください。                           (記:2000/03/18) ====================================================================== 訳者:しげちゃん(猪狩浩美) Email: HGF03435@nifty.ne.jp   「官制大観」 http://www.sol.dti.ne.jp/‾hiromi/kansei/ ======================================================================