Diary 2006/11
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11/03 緊急更新するほどのことではないけど

木曜日、11月2日にジャンプで連載中の『To LOVEる』1巻がついに発売されました。
この日の雑記をはじめ、過去何回かこの雑記の中でも言及しているようにどうしようもなくベタなマンガですが、そのベタさが妙に心地よくて最近のMU-6さんのお気に入りです。
どれくらいお気に入りかというと、連載開始以来1週間に読んだ回数が3回を切ることはないくらい(えー

あ、ちなみに荷物が増えるのを好まない私の場合、月曜日に買ったジャンプは必ず月曜日のうちに処分しますので実質的に1日に最低3回読んでいるということになりますね。最高記録は6回、4時間に1回以上『To LOVEる』を読んでいるというのは半分狂人の領域だと思うがどうか。
「まだ単行本出ないの? もう連載ずいぶんやってるじゃん!」
そんなことを何度口にしたでしょう。
その私にとって待ちに待ったXデーがついにやってきました!

連休前日ということもあり、急いで仕事を片付けて張り切って外へ。
もう1秒だって余分には待てません。普段あまり立ち寄らない会社近辺の書店に立ち寄ります。
が……


『To LOVEる』がありません……(´Д`;

まったく空気を読めていないサラリーマン御用達書店のクソ店員が発注でもミスしたのか、元々ごく少数しか入荷しなかった『To LOVEる』はあっさり完売してしまった模様。
『メゾン・ド・ペンギン』に割く棚があったら『To LOVEる』を置けよ!
あのマンガはあのマンガで嫌いじゃないですけど、この時ばかりは思わずそう叫びそうになりました。
しかしこんなことでいちいち凹んでもいられません。気を取り直してもう1件会社のそばにある本屋へ急ぎます。

この本屋さんはあずまゆき先生の『ボクの番台さん』をなぜかほぼ常時平積みしているという、どう考えても前世でMU-6と兄弟だったとしか思えない店員さんがいるっぽい本屋さんなのでかなり期待できます。
あのソウルブラザーが頑張ってくれているなら、きっと……!
きっと、アホみたいな量を仕入れてくれているはずだッ!

しかし残念ながらソウルブラザーは集英社コミックの発注権限がないのか、あるいは好き勝手やりすぎてクビになったのかいずれにせよその本屋さんにも『To LOVEる』の姿はありませんでした。
しかも運が悪いことに秋葉原に向かうルートである山手線もストップしている始末。
最終的に地下鉄で秋葉原まで移動して無事本をゲットしましたけど、一瞬本気でタクシーで都内飛ばして買いに行こうかと思いましたからね。
あのときはどうかしてた。


まあ、このような色々苦労の末に――
ねんがんの 『To LOVEる』1かんをてにいれたぞ!





12冊ばかり。



ちなみになんで12冊なのかというと矢吹先生の代表作『BLACK CAT』に出てくる秘密結社クロノスが誇る精鋭“時の番人(クロノナンバーズ)”の数に合わせたわけであり、1冊だけ余分な『エム×ゼロ』がXIIIであるところのトレインになぞらえているのですが、そんなキモい解説はどうでもいいですか。そうですか。
まあ勢い余って秋葉原で12冊も『To LOVEる』を買ったあげくに某ファミレスで友人と写真まで撮ってしまったわけですが、いや、大人買いって言うのも結構大変なものなんですね。やろうと思ってもなかなかできない。
秋葉原には何年も通ってますけど初めて知りましたよ。
メロンブックスって同じ本12冊売ってくれないんですね(普通は買わないよ)。
かごに山ほど単行本を放り込んでレジに出したら「同じ本は5冊までしか売れないんですが」と注意されてしまいましたよ、てへり。
こんなに積んであるんだから別にいーじゃん、ねえ?

仕方ないので5冊だけ買って残りはとらのあなで買ったんですが――ここでも5冊制限がかかっていたら困るのでお友達と手分けして――、ここでは何冊も同じ単行本をレジに出したら頭の弱い人とでも思われたか、「お客様、こちらどれも完全に同じ本ですが、よろしいですか?」と非常に丁寧な確認をされてしまいました(´Д`;
いや、わかってるから。
むしろ全部同じ本であることに気付いてない人の方が問題だから。


内容としては特に語ることはありません。
各所で話題の「例の」加筆修正には驚かされましたし、合間合間に載っている初期デザイン案を見ると今よりも春菜ちゃんの目つきがちょっとキツい感じだったりと興味深い部分はあるんですが、別にここでしか見られない!みたいなおまけコンテンツがあるわけでもないですしね。
……いや乳首券がおまけコンテンツと言われればそれまでですが。
しかし個人的にちょっと気になったのは原作担当の長谷見先生のコメントです。
ラブコメは初めてだけど「さわやか系(笑)をめざして」頑張ってる、というコメントが載っていたのですが……



(ファミレス光源でケータイカメラで撮ったため汚いです^^;)

少なくとも「さわやか」ではないような気がします(笑)>長谷見先生
個人的にはあれだけ露骨なお色気攻勢を仕掛けても「エロ」にはならず、「えっち」のレベルに留まっている『To LOVEる』は非常に少年マンガ的で大好きですけど。
2巻もこんなアホな買い方をするかは全然考えていませんが、とりあえずは自分の手元に12冊もあっても仕方ないんでクロノナンバーズを各地に派遣(=布教)でもしようかなと。近日中に自分と会う予定の人は渡されると思っておいてください。

珍しく画像を貼った更新をしたついでというわけで次回の予告も。

PS2版『うたわれるもの』と並行してPCで先月発売された『SilveryWhite』をプレイし始めました。
メーカーサイトに掲載されているスタッフリストを見ていただければわかるかと思いますが、かの迷作『Lost Passage』(以下ロスパ)を作成したスタッフの最新作です。
ロスパでは「教育実習アドベンチャー」と銘打ちながら日本建国の裏側に隠された真実と、源平合戦と同時期に義経が戦っていた大怨霊が絡む壮大な電波ストーリーを描いた彼らなだけに期待、いや不安は募りますが、後に出した『3LDK』なんかは結構普通だったし、まあ大丈夫……だよね?
あ〜、でもヒロインの1人エリッサの紹介とか見ると、「いくつかの古い伝承や書物に、なぜかその名が刻まれている。」なんていうできれば見なかったことにしたい文字が躍ってるしなあ。
そんな不安半分期待半分――しかもその期待も決して綺麗なものではなくどっちかというと黒い――の状態で発売日を迎え、結局買ってしまったわけなのですが。

内容について色々と語るのは次回の更新にでも譲るとして、最後に画像を1枚だけご紹介して今日は終わるとしましょう。
本編のあるシーンを見た瞬間に思わずキャプチャしてしまったものですが、おそらくこの画像を見ていただければこの作品の方向性と、その秘めたるポテンシャルは十分伝わることと信じていますので。
では、どうぞ!




……オラ、ワクワクしてきたぞ!(次回に続く)

11/17 SilveryWhiteがマジでホンモノな件について

先週末は「あず祭り」ことあずまゆき先生の版画展に行ってきました〜。
ああ、「あず祭り」というのは別にMU-6が考えた名称というわけではなく、アールジュネス公式の名称ですので念のため。
「祭り」というタイトルにちなんで射的や輪投げのようなイベントがあったのが珍しかったですけど、版画展としてはまあなんつーか「いつものとおり」でした(笑)。
要求レベルはそれなりに高いものの運が良ければ、ご本人のサイン色紙をもらえる可能性があるというのは結構嬉しいかも。
久々の版画展だったのですけど、最近の版画展はなんだかユーザーフレンドリーですねえ。
これで版画が30万円もしなければもっと嬉しいんですけど(イベント全否定)。

う〜ん、あの人の絵は本当に好きだし同人誌もよく買ってるけどさすがに版画は買えないよなぁ。
(てか、そもそも版画向きじゃないし)
書き下ろしの「アイスキャンディー」や「逃避行」はかな〜りいい絵だと思うんですがねえ。税抜き25万の版画ではなくて、せめてその10分の1や20分の1くらいなら考えるんですが……。
展示物そのものは素直にかわいいな〜と思いながら見てましたけど、結局今回も買わずフィニッシュでした。
自分はまだ大丈夫だ、まだ大丈夫だ。・

ま、それはさておき。
今回の販売員さんの名言。

「一人暮らしの家に疲れて帰ってくると“彼女”が待っている、そういうのいいと思いません?」
「僕は思うんですけど、これを買ったときにローンなんかでかかるお金って、いわば彼女の食費なんですよ。男として彼女ひとりくらい食わせる甲斐性なくてどうするって(笑)

他にも定番の「孫の代まで残る」などの発言はありましたが、やっぱり今回の最優秀セリフはこの2個だと思います。
最近はすっかり足が遠のいた版画展ですが、たまに行くと面白いですね。これだから版画展はやめらんねーよ(ぉぃ
“彼女”ひとりを食べさせるくらいの甲斐性ができたらまた行くことにしようっと。

すみません、気がついたら2週間も開いてしまいましたね。
こんなに長い間、『To LOVEる』をトップに表示しておくはずではなかったのですが……おっかしいなぁ。
まあいいや、それはそれとして前回の予告どおり今回は『SilveryWhite』のお話ですよ。
(※例によって超ネタバレですのでご注意を)

皆さん、アトランティスのことはお好きですか?(挨拶)

私は大好きです。いや、別に信じているとかではなくて。
確かにお話としてロマンがあるのは間違いないですけど、それ以上になんつーかこう何とも言えず香ばしいじゃないですか。
「オレの前世はアトランティスの戦士だ」なんて言う人がいたら、それだけで「こいつタダモノじゃないな」って気がします。
世間様の間でアトランティスだのムーだのといったものがどれくらい普及しているのかはわかりませんが、某O川R法先生も「オレの前世はアトランティス最高の科学者・トス」と言ってたり、かの竹内文書にも出てくるくらいなんで比較的メジャーなんでしょうかね(その例でメジャーという表現は不適切です)。
もう何年か前になりますけど『神々の指紋』なんて本も売れましたしね。

前回、「予告」と称して貼り付けた画像を見ていただければおわかりになるかと思いますが、
このゲームはつまりそういうゲームです(ぉぃ

前世もののゲームは数多しといえども主人公をはじめとする主要登場人物が全員アトランティス生まれというのは珍しいのではないでしょうか。
この時点ですさまじい勢いで客層が絞られそうです(笑)。
普通の人はまず買わないでしょうし、逆にこの説明を聞いてちょっとでもワクワクしてしまった人は自分の業を呪いつつ、明日にでもお店に買いに行くべきです。絶対損はしないから! ある意味では!(えー

……といきなり結論めいたことを書いてしまいましたが、それも無理もありません。
こんなホームページをやっていてそれなりに色んなエロゲをやってきているわけですが、今回のこのゲームのことを書くのにはどう書いたものか非常に悩みました。
このゲーム、凄いんです。その凄さはやってもらえれば、あるいはやらんでもこの前の画像を見てもらえれば誰にでもわかる。
なんだけれど、それを文章にすると薄っぺらくなってしまうんじゃないか。
そんなことが心配で――実際のところ今でも心配なんですが――仕方ありませんでした。
で、悩んだ末に一番手っ取り早い方法を採ることにしました。
つまり、リプレイ形式を。ゲーム本編での置き去り感や怒濤の展開をどこまで自分の文章で再現できるかは疑問ですが、やっぱりあらすじを紹介するのがこのゲームのすばらしさを伝える1番確実な方法だと思いますので。

さて前置きはこれくらいにして早速始めることにいたしましょう。
皆さんをアトランティスにご案内〜♪

◆物語のはじまり〜超展開は唐突に〜

主人公・柴原慎也は小さいころから不思議な力を持っていた。
絵本に出てくる妖精のような小人を見ることができたのだ。
幼いころはその話をするとちょっとしたヒーローだったものの、大きくなるにつれ「小人なんているわけないじゃん、あんな嘘つきとは遊ぶのやめよーぜ」と徐々に離れていってしまった友人たち。その孤立は瀕死のはずの傷が異常な早さで治ったのを知られたときに決定的なものとなる。
友人もなく、家族にも忌避され孤立する慎也。
そんな彼を唯一受け入れてくれた恩師の「あなたと同じ悩みを持つ子供がいる」と言われ、興味を持った彼はひとり恩師の住む九州G島列島のF島に向かうのだった…。


後の前世ものへの伏線は張りつつも、まあオーソドックスな導入ですね。
どうでもいいことですが、ここのシナリオさんは以前『Lost Passage』でも「源義経の血を引くと親父から聞かされていた主人公。幼いころはそれを自慢しては『すげー、義経の子孫だなんてすげー』と言われていたものの、大きくなるにつれて『義経には子供なんかいなかったじゃん。あんな嘘つきと遊ぶのやめよーぜ』と言われ徐々に孤立していって…」という主人公を作っていたのですが、小学校時代になにかトラウマでもあるんでしょうか?(ぉ
あまりにも重なるのでなにかあるんじゃないかと気になって仕方ありません。

さて、そんな主人公・慎也くん。
転校生が目を付けられるのは世の常ということで、転校早々に蘇我と物部という不良に因縁をつけられてしまいます。
蘇我と物部って……(´Д`;
と言いたくなるのはやまやまでしょうが、そこはこらえてください。
とはいうものの、主人公は小さいころに見えていた妖精さんの支援効果によって常人離れした怪力を持っていますので特に困ることもなく退散させてしまいます。
「やべー、つい全力出しちゃったけど、どうしよう」と悩む暇もなく、突如現れたヒロインの1人エリッサさんに思いっきり剣で斬りかかられたりしますが、まあ大したことではないので割愛します(えー
どうやって学校侵入したエリッサ、なんてことは聞かないのが大人の対応です。
この手のお話って主人公のもとにある日謎めいた転校生がやってきて、すれ違いざまに「あなたは私が殺してあげる」みたいなことを言って、放課後か夜にでも襲いかかるのが定番だと思うんですけど……ってまんま『久遠の絆』ですね(^^;

ちなみにここでエリッサさんに襲われつつなんとかピンチを逃れた後に、さっさとその場を離れるか離れないかでシナリオは大きく2つに分かれます。
今回は(って次回に続くの?)その場に残った場合のルートをご紹介していこうと思いますが、ここで離れると唐突に精霊の声が聞こえてきて、その声に導かれメイド喫茶に行くルートに入ります。
自分で書いていて自分の脳が不安になる文章ですが、100%真実です。
あれだな、ポルナレフのAAはこう言うときに使うんだな、きっと。


初日に不良に襲われたり、エリッサに襲われたりと大変だった慎也くん。
一方で舞台となるF島にも大変なことが起きていました。島の中で連続行方不明事件が起きている上に、何人もの人が「半魚人」を見ているというのです。
盛 り 上 が っ て 参 り ま し た
そんなニュースの声に耳を傾けつつ、登校した慎也くんの前に1人の男が立ちはだかります。
その名は八瀬匠人。過去に50人もの不良を1人で倒したという蘇我・物部の兄貴分のような男です。
匠人は慎也に問います。

さて、ここでちょっとブレイクがわりにクイズです。
次のセリフのやりとりを読んで空欄に入るセリフを答えなさい。

匠人「……転校生。名は?」
慎也「柴原慎也だ」
匠人「(   空欄     )」

@悪くない名前だ、その名前刻んでおこう。
A……お前も、「力」の持ち主か。なるほど、楽しめそうだ。
Bシヴァハラか。シヴァハラのシヴァとは、ヒンドゥー教の破壊神・シヴァのことだな。素晴らしい。強そうな名だ…


ええ、まあ当然のように答えはBなんですが。
なに、この朝日新聞のエビちゃん文章みたいの!?
やっぱり『SilveryWhite』は半端じゃないぜ……(変な汗をぬぐいつつ)


賢明な読者の皆さんならお察しの通り、匠人くんも前世ではアトランティスの人だったので慎也と互角の戦いを繰り広げます。
お互い初めて出会った全力を出せる相手であり、かつ妙に相通じるものを感じた2人はその日のうちに友人となり、そのまま半魚人探索ツアーに出かけることに。
え〜、念のため書いておきますが、この時点でゲーム開始から2日です。
その半魚人ツアーの最中、立ち寄った公園で彼らが見たものとはっ!




どう見ても変態です。本当にありがとうございました。
ネタバレをしてしまいますと、画面右側のおじいさんはアトランティス大陸が存在していたころから生きているチェベル・ヤシュ国最強騎士団“十二聖天”のリーダーなんですが……ああ、そこ「この人は本当に頭がおかしくなってしまったのだな」と悲しげな表情でブラウザを閉じないでくださいよ?
私が書いているのはどこまでも事実です。
なんだか中学生が書いたラノベ辺りに出てきそうな名詞が出てきたとしても、だ(ぉ
シナリオ終盤で大きな役割を果たすことになる(の割に目立たない)リーダーと出会ったり、友達と別れたあとに半魚人に襲われて腹をぶち抜かれあやうく死にかけたところをエリッサの気まぐれで助けられたりしつつ2日目終了。
どうでもいいけど、主人公襲われてばっかりだな。


このペースで続けていくと永遠に終わらないので少しスピードアップするとしましょう。
シナリオ自体はそんなに長くないので、途中主人公の恩師であるところの静流先生が半魚人に襲われたり、「半魚人」と呼ばれているものの正体が「魔兵」という暗黒魔術の産物だとエリッサに教えてもらったり(案外みんなすんなり説明を受け入れてるのがすげえ)しつつ物語は中盤以降、個別ルートへ流れ込みます。
『SilveryWhite』をめぐる冒険、第一夜の今夜は初めて会ったその日から主人公の中でなぜか気になった少女・那由里さんルートを紹介したいと思います。
(ここはNHKスペシャルのナレーション風に読んでください)

那由里ルートの中で主人公はたびたび一人の少女の夢を見ます。
少女の名はエスカテリィナ。夢の主人公であるファビウスの義妹です。
……まあ、現世では誰か、とかは説明不要ですよね。
そしてもうひとつ夢の中で奇妙な映像を何度も見ることになります。
ファビウスとエスカテリィナはどこかの島に住んでいるのですが、二人はなぜかその島にある神の像を赤く染めようと必死なのです。
そして、それを止めようというのかふたりは島の人々に追われていました。
人々の前に立ちはだかるファビウス。彼はエスカテリィナに「自分はあとで追いつくから神像を赤く染めろ!」と指示をします。
その言葉の通りに神像を染めるエスカテリィナ。するとそれに反応したかのごとく、島に大津波が押し寄せ、人々もろとも島は水没するのでした――。

この夢が島に伝わる「赤地蔵伝説」という伝承に奇妙な類似を見せつつ、「像を赤く染める人間が善人か悪人か」という部分だけが大きく異なることに気がついた主人公は「赤地蔵伝説」について調べ始めます。
ちなみに像をいたずらに赤く染めて、そのせいで島が沈んでしまうという話を聞いてピンと来た人はかなり博学なんじゃないかと思いますが、この伝承は名前こそ違うものの実際に存在していて「高麗島伝説」として柳田国男にも紹介されているそうな(MU-6はこの文章書くために調べて知りました)。
この「赤地蔵伝説」で沈んだ島もG島列島K島ということになっているので、まあまず間違いないでしょう。
同時にそのことから舞台となるF島は福江島で間違いないとわかったりするのですが、聖地巡礼する人以外にはどうでもいいですね、こんなこと。


さて、物語もここまで来るといよいよ終盤です。
すげー端折ってるように見えるかもしれませんけど、実際そんなに長い話でもないのと、とにかく怒濤の展開なので要所要所だけを絞ると短くなっちゃうだけなのです。決して手抜きをし始めたとかそういうことではありません(誰に言い訳?)。

終盤、ゴールデンウィークを迎え友人一同+静流先生で、とある島に海水浴に向かった主人公たち。
ビーチバレーをしたり海で泳いだり、まるで普通のゲームのような平和な生活を楽しみます。
これは今書きながら振り返っていて本当に信じられない思いなのですが、このゲームを起動してから普通のシーンというのはここが本当に最初で最後のような気がします(´Д`;
世の「なにもない、普通」みたいなゲームはすこ〜しだけ見習って欲しいかもしれません。

しかし、このまま旅行を終えて福江島もといF島に帰すようなシナリオスタッフではありません。
当たり前のように2日目、島の展望台で「魔兵」に襲われる主人公たち。
慎也と匠人のみならず、那由里や一乃も強い力を持っているのでそれほど苦戦せず追い払ったものの、自分たちの島だけでなくこんな島にまで……と動揺は隠せません。
一方その頃、展望台のはるか崖下では



変態老人2人組がバトルを繰り広げておりましたとさ。

このシーンで初めて今まで見ていた前世系のシーンの数々はアトランティスでの出来事だったとわかるのですが、思わず「アトランティスキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!」と画面の前でガッツポーズしてしまいましたですよ(笑)。
まあ一応解説しておくと左のクングールという爺さんがやっぱりアトランティス時代から生きている悪い人で、主人公の前世であるところのファビウスに恨みを持っていて、燻り出すべく日本各地で「魔兵」をばらまいていたというそういう背景があったりなかったり。
この後、ラストでは当然クングールとの戦いやら、高麗島伝説もとい「赤地蔵伝説」の真相やらが描かれるのですが、割と真剣にどうでもいいのでこれまた省略させていただきます(ひでぇ)。
とりあえず前世系バトルものなのに、何のカタルシスもなく能力と記憶を取り戻して「前世の力を取り戻した俺は聖邪を見分ける感覚が異常に鋭くなっていた」とか言い出して、そのまま敵さんがいる場所にあっさり辿り着いちゃうのはなぁ。
このゲームは終始プレイヤーを置き去りで、いっそ清々しいほどなんですが、さすがにラストくらいはちゃんとユーザーを楽しませようとして欲しかったなとかなんとか。
どのように置き去りかについては次回をお楽しみに。

以上、『SilveryWhite』をめぐる冒険、第一夜でした。
あ〜、万が一勘違いされると困るんで書いておきますけど、叩くつもりは全然ないです。
それどころかここ最近プレイした中では個人的には1番満足度高いかもしれません(笑)
ですけど、広く一般に勧めようとは思いません。
はっきりいってシナリオとしては「これはひどい」としか言いようがないレベルですし(ぉぃ
『ムー』だのMMRだのといったネタが好きな人になら迷わず推せるんですけど。
ま、とりあえず少しでもそのイカレたイカした魅力をお伝えするべく次回もこのネタで更新予定です(^^;


最後に業務連絡〜。
8月以来3ヶ月ぶりにポッドキャストの方を更新しました〜。

内容は街で見かけたちょっとステキな人の話から『To LOVEる』、はては友人による能登麻美子批判まで飛び出す、いつものようにMU-6と友人連中でだべっているだけの番組です(^^;
かっこいい言い方をするとグルーブ感、身も蓋もない言い方をするとグダグダ感と毒?をお楽しみください。

前回のを聞いてしまった人も、聞いていない人もよろしければ聞いてみてください。

iTunesなどRSSフィードに対応したソフトがあればこのアイコンをドラッグしていただくだけで勝手にダウンロード登録される……はず。
前回登録している人はソフトを立ち上げたときにいきなり落ちてくると思います。
ファイルを直接ダウンロードするよという人はこちらからどうぞ。

実は今回のは前半戦でして、次回更新時に後半戦はアップできるよう現在編集中です。
なぜ放送禁止のピー音のかわりに「X-MEN」という謎のかけ声が入るのか、途中振っているサイコロは何なのか――種明かしは後半をお待ちください。
いや、別にそんな大した話じゃないんだけどさ。

11/27 PC不調につき、大幅縮小更新

ども、現在メインで使っているノートPCのアダプタがおかしくなってしまったMU-6です。
しばらく前から使っていると時折突然電気が途切れることがあったのですが、ついに限界が来たのか通電するまでに何度もコンセントに差したり抜いたりして30分以上を要するようになってしまいました(´Д`;
おまけに通電しないときでもアダプターの半ばまでは電気が来ているのかボックス状になっているところからピピピ……という異音がする始末。
そのうち爆発するんじゃないかと不安で仕方ありません。
一両日中には代わりのアダプターが到着するはずなのですが、それまでは極力電池をケチって生きていかないといけないので、長文などはお休み。
業務連絡的な内容の更新のみとさせていただきます。

アトランティスの話を楽しみにしていた皆さん(いねーよ)には申し訳ないですが、新アダプターが到着するまでお待ちください。

んで、業務連絡その1。
前回途中で終わっていたポッドキャストの続きをアップロードしました〜。
内容は相変わらずのグダグダ。
いきなり「アトリエかぐやのゲームをコンシューマに移植する方法」から始まっている辺りで色んなことをお察しくださいm(_ _)m
今回、珍しいのは「おたより」のコーナーがあることでしょうか。
「おたより」といっても淡々と更新しているけど誰も聞いていないのでは、という説もあるこのポッドキャスト。
当然ながら感想にせよネタにせよメールをいただけるはずもありません(熱烈募集中です)。
ここでの「おたより」というのは過去のMU-6が友達に出した「おたより」のことを意味します。
数々の痛い言動を残したバリバリ思春期のMU-6少年が、素面で書いたどうかした手紙をお楽しみください。
編集しながら聞き返して普通に辛い気持ちになりました、はい。

以前にRSSファイルを登録している方は更新かければ認識してくれる状態になってるはずです。

まだの方は↑をプレイヤーにドラッグいただくか、こちらから右クリック→保存で直接どぞ。


業務連絡その2です。
友人が行けなくなってしまった関係で今週金曜日(12/1)に横浜アリーナで行われるKOTOKOライブのチケットが余ってしまいました(^^;
このまま無駄にするのももったいないので、ご希望の方にプレゼントします!
今回はチケットも余っているようなので行こうと思っている人はみんなチケット入手済みかもですが……。
もし「行ってもいいな」という方がいらっしゃったら、メールプリィィィズ!
(一応ファンクラブ予約で取ったチケットなんですが、それほど場所は良くないかもです^^;)

なお、本番まで間がないのでチケットは当日現地でお渡ししたいと思います。
締め切りは11月30日(木)0時、複数名応募者がいた場合は抽選の上、30日の朝のうちには当選者にご連絡します。
あ、メールの方には何かしらKOTOKOに対する思いとか、Edgeworth Boxに対する意見など書いていただけると嬉しかったりします。