Diary 2007/12 |
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12/01 冬のスイーツ(笑) |
冬コミに向けて同人誌の作業を少しずつ始めています。 今回は 正味の話、印刷屋さんから言われている〆切までにそれほど余裕があるわけでもないので、かなり頑張っていかないといけないんですが、プロット的な物は思いついたのでどうにか形にはできるのではないかといったところです。 なにぶん頭がどうかしているオリジナル本ですので、どれくらい売れるか読めません。 まだ最終的な発行部数は確定させてませんけど、既に「どれだけ在庫が余るんだろう」的なネガティブ思考に取り憑かれていて(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル状態ですよ。 今回ばかりは言わせていただきますが、少しでも興味を持ってくださった方は是非買ってくださいm(_ _)m いや別に金儲けとかが目的ではなくてですね(とゆーか完売しても赤字が常なので金儲けしようがない)、単純に大量に売れ残ると家に在庫を置くスペースがないんでシャレにならんのですよ(´Д`; 我が家ときたらゴミ屋敷特集にいつ登場してもおかしくないカオス空間ですので、ぶっちゃけ段ボール1箱を安置するスペースが存在しないのです(マテ なので今回ばかりは普段よりも切実に売れて欲しいです。 まあ、「売れてくれ」と言うよりも前に買ってくださった方に申し訳が立つレベルの本にしろと言われればそれまでなんですけどね……(^^; 未熟な自分ですけど、全力を尽くして頑張ります、ハイ。 とゆーわけで次回の更新はちゃんと頑張れた場合は同人誌の入稿後ということになります。 予定では来週ですが……更新が遅れた場合は「ああ、修羅場ってるんだな」とか「ああ、結局オフセットは諦めていつもどおりのコピー誌なんだな」とでも思っておいてくだされ(ぉ それにしてもここで紹介されていた「あなたの年であの人が達成したことは?」とか見ると微妙に凹むな。 オレと同い年の時がアインシュタインの「奇跡の年」かよ……。 自分は何をやってるんだろうなと思わないでもないですが、自分の妄想を形にするって言うのは非常に楽しかったりもするので、やめるにやめられないんだよなぁ。 閑話休題。 「忙しい」だの何だの言いつつ、相変わらず映画は見に行っています。 最近洋画に元気がなくて見に行きたかった映画があっさり打ち切られたりして悲しい限りです。 とまあ、そんなわけでただいま巷で話題の『恋空』見に行ってきました。 『恋空』といえば1200万人が涙したというケータイ小説界の怪物作品。 そのリアルな物語に惹かれる人多数で、映画もただいま絶賛ヒット中の作品です。 これまでにも300万部以上の単行本を売り上げた『世界の中心で、愛をさけぶ』、それを元に韓国で製作された『僕の世界の中心は、君だ』などで全く泣けなかった心の琴線が鈍いクソエロゲオタの自分とは相性が悪いことは容易に想像できたわけですが、「本当に泣く人がいるのか?」という疑問には抗えず、意外と混雑している近場のシネコンまで足を運んできました。 いやだって、ねえ? 原作のあらすじを見る限りじゃ、とても泣けるように思えないんだもん(ぉ 結論から言うとですね。 左は女の子2人組、右はカップルというステキ包囲網の中、座ったんですが左右の4人中3人が泣いていたのを見て本気で震撼したですよ。 他にも結構鼻をすする音が聞こえたので、劇場の中では泣く人多かったんじゃないかと。 日本始まったな。 そのピュアさがちょっとだけ本気でうらやましい。あくまでちょっとだけ。 ちなみにMU-6は当然のように泣けませんでした。 あれだったら今週放送された『CLANNAD』風子ルートの方が泣ける(断言) えーと、内容的にはとりあえず ・最後妊娠したかどうか今ひとつ不明なこと ・河原での重病人とのHシーンがなくなってしまったこと ・最初のセリフが「あ〜!!超お腹減ったしっ♪♪」じゃなかったこと ・レイプされてなお、ガッキーが柔肌一つ晒しゃしないこと 以上の4点が大きな不満として挙げられます(マテ 小さな不満は特にありません。 というかですね、そもそも論になってしまいますが人種が違うせいなのか、特に序盤の各登場人物の行動原理が全く理解できなかった時点で試合終了でした。 序盤が終わってしまえば、最初の彼氏・ヒロから別れ話を切り出された後、ちょっとうたた寝している間に2人目の彼氏・優とラブラブになっていたところが意味不明だった以外は、ごく普通につまんないラブストーリーだったので、(退屈はしたものの)見られないレベルではなかったのですが……。 それにしても出会いのシーン、全くわけがわからなかったんだけど、これはオレがもう若くないからなのかなぁ? 作中で新垣結衣がメシの最中でもケータイ弄ったり、授業中にメールやってるの見て「マナー悪いなぁ」と嘆くオッサンではあの物語の真価は理解できない…………ということで綺麗にまとめておきますか(笑)。 だからちょうど今プレイしている『NG恋』のトコ世代ならわかるのかもしれませんね(問題発言) 念のため出だしだけとはいえ原作を読んでみたら、映画とは結構細かいところで違いがあったんですけど、それでも「ハァ?」というレベルだというのはジェネレーションギャップとしか思えん。 悲しいけどオレ20代後半なのよね。 いや、それにしてもヒロとの出会いのシーンは凄かったな。 簡単にまとめると 1.ヒロイン、ある日学校にて携帯電話を落とす 2.心当たりの図書館に行くと着メロが聞こえてくる(せめてマナーモードにしとけ) 3.一緒に探してくれている友達が鳴らしたものと思い、電話に出る 4.電話口から聞こえてくるのは知らない男の声 5.怪訝に思うも無事見つかったので一安心 6.ふと気付くと携帯のアドレス帳も履歴も全部削除されている 7.さっそく着信履歴に唯一残っている先ほどの男に電話して文句を言う 8.「そいつらは本当に必要なのか? 本当にお前を繋がってる奴ならむこうから連絡してくる」から問題ないとまるで気にした風もない男 9.翌日の早朝に始まる毎日の電話攻勢(ちなみに初日はまだ暗いうちに電話ありました) っていう展開なんですけどね……。 いや、これ普通にストーカーだから>ヒロ師匠 っていうかやってることマナー的に完全にアウトだから。 その後の電話攻勢でヒロインは徐々に「まだ見ぬ電話の君」に恋していくわけですが、毎日かかってくるたった一本の電話が大事な存在になるほど他の友達関係が希薄なんですかね? もしかしてこのわずかな描写を通じて現代の子供が抱えている孤独感とかを表現していたりしますか? 自分にはよくわかりません。 とりあえずオレが同じこと女子にやられたら、最初の電話の時点で不気味に感じて着信拒否&番号変更なんですが。 すげーなー、ヒロインの適応力すげーなー。 それともアレか、ヒロ師匠ほどのイケメンになると電話越しの声だけでもイケメンっぽさを演出できるとか? それだったら納得もできますが、スイーツ的に(笑)。 あと凄いなーと思ったところだと、そうですね。レイプ事件と2人目の彼氏・優を捨てるところですか。 ここら辺は語り出すと長くなるんであんまり語りたくないんですが……まあいいか。 とりあえず簡単にまとめますが、十分MU-6が驚いた理由がわかるのではないかと思います(^^; <ガッキー、レイプされるの巻> ある日、ヒロ師匠とのデートに備えて待ち合わせをしていたヒロインの美嘉さん。 彼女の地元は超犯罪都市なので見知らぬ男どもにワゴンへと連れ込まれてしまいます。 (後にヒロのお姉さんが「自分もそういう経験がある」と言っていたので割と頻繁にそういった事件が起きていると思われます) そして、ワゴンは街外れの野原へ。 美嘉さんはワゴンの外に転がり出て一生懸命逃げるも、あわれ男たちに追いつかれ、餌食に。 「ワゴンの中でやることやっちゃえばいいじゃん」というのはごもっともですが、それは素人考え。 あえて逃がして希望を与えたあとに奪うのがいいっていう、そーゆー最悪の趣味嗜好なんですよ、きっと。 この前プレイした『続・殺戮のジャンゴ』でもそういう悪い人がいましたっけ。 まあ、とにかく。レイプられてしまった美嘉さん。 幸いにして犯人たちがケータイを残していってくれたおかげで、そばを通りかかったヒロ師匠が見つけてくれました。 美嘉さんはヒロ師匠に尋ねます。「ヒロ、どうしてこんなに早く?」 ヒロ師匠はイケメンオーラ全開で答えます。「オレの愛の力かな?」 劇場で爆笑しそうになったけど頑張ってこらえました(マテ んでもって、最愛の美嘉さんがレイプられたことに気付いたヒロ師匠。 怒りに打ち震えながら美嘉さんを前に誓います。「ぜってー今晩中にケリつけてやる」 そして本当にその晩のうちに犯人のアジトを見つけてボコって事件を解決してしまいます。 この解決の早さ……、凄いです。いや凄いとは思うんですよ? でもヒロももともと犯人グループの一派だったとしか思えないんですが。 そうでもないとそこまで早い事件解決は無理なんじゃないかとか思いますよねぇ。 すげー臭いセリフもあいまって、「すげーなー」と唖然としてしまいましたですよ。 <2人目の彼氏をこっぴどく振るの巻> 2人目の彼氏・優さんとつきあい始めて2年近くが経過したころ。 その年のクリスマス、美嘉さんは優さんから指輪をプレゼントにもらいます。 その指輪を「……優、大好き」とか言いながら嬉しそうに見せる美嘉さん。すっかり幸せムードです。 しかしクリスマスは美嘉さんにとって非常に大切な日。 かつてヒロ師匠との間にできた子供が流産した日であり、毎年ヒロ師匠と墓前で会う日でもあるのです。 しかし、やはり今の彼氏である優さんとしては不安を隠せません。思わず「会う必要あるのか?」と言ってしまいます。 が、美嘉さんはそれを強く否定。 「この指輪もらったばっかりなんだよ? もっと信じて?」とかなんとか。 笑顔でこんな事言われたら何も言い返せません。 優さんも彼女を笑顔で送り出します。 だが、誰が予想したでしょうか? 実際の上映時間にして5分待たずに優さんが捨てられるとは! 女の人の怖さにマジでビビったよ! 小出恵介が頑張って、単なる痛いだけのシーンにはなってなかったこともあり、いわゆる感動とは別の意味で泣けた。 オレが優だったらたぶんトラウマになって完全に女性不信になってるだろうな……。 とまあこんな感じの映画でした。 なんか色々書いてますけど、自分だってほんの少しはいいなと思ったシーンもありましたよ? 死の間際にヒロが「笑ってろ」と言い残すんですが、そのセリフと、それに対して美嘉さんが一生懸命泣き笑いで返す場面はまあ悪くなかったかなと。 ほら、その、長森に対して「限界ギリギリの笑顔で笑ってろよな」みたいな感じがしてさ(ぉ ちなみにそのやり取りをしていたのが病室で横たわる病人とFOMAのテレビ電話機能を使って、なしとげられたことは脇に置いておきます。 いまわの際だったら病院でケータイ使ってもいい……のか? とにかく完全に予想通りではありますが、エロゲ脳とスイーツ(笑)は相容れないということが改めてよくわかりました。 ただ新垣結衣は時々すげー可愛いカットがあったので、まあ多少は見に行った意味もあった、かな?(^^; 世間様とのズレを実感したい時にはいい映画化もしれませぬ、とちっとも褒めずに終わり。 |
12/13 なんとか無事にできました! |
入 稿 完 了 ! おかげさまで、冬コミで発行予定の同人誌の入稿は無事終わりました! うん、たぶん終わったはず。何らかの不備がなければ。 詳細はまた追って更新していきますが、とりあえずはこれでひと安心です。 なんとかかんとか、売り物がひとつとして存在しないという悲惨な状況は避けられそうな予感。 とゆーわけで今回のコミケでは人生初のオフセ本で参戦決定ですっ! 某美少女ゲームブランドをモチーフにした架空ゲーム企画の予告本という、あいかわらずよくわからないコンセプトの本ではありますが、もしよろしければ是非是非足を運んでやってくださいませ。 かなり好事家向けではありますが、一生懸命頑張りました。 こういうこと書くとあとで自分の首を絞めるのでアレですが、まあそれなりに見れる出来にはなってる……と自分では思いたいところなんですが……。 どれくらい好事家向けで、どれくらいムダに頑張ったかの一例。 今回の本のために人に頼んで作ってもらったロゴはこんな感じです。 ![]() 矢印と「!」にさりげなく隠された柑橘でいろんなことをお察し下さい(笑)。 あと真剣に関係者には見られたくないと思っていることについてもお察し下さい(マテ 次回更新時には表紙のサンプルや頒布価格についても公表できるかと思います。 (まだ頒布価格決めかねてるのですよ) そんな感じで当日は皆様のお越しをお待ちしております……って、ブースの場所書いてなかったですね。 31日 T-58b えっじわ〜す☆ぼっくす どうぞよろしゅうに(なぜ関西弁?) 最近はずっとこちらの原稿を書いてばっかりだったんで、非常に無味乾燥な日々を送っております。 映画も『恋空』以降全然見てないですしね〜。 さすがに年内最後の映画がスイーツというのはいくらなんでも魂的に負けた気がするので、意地でも年内にあと1,2本は見るつもりですが。 『レイトン教授と悪魔の箱』は終わらせたけど、感想とか書きにくいですしね。 ひとつだけ書くとしたら「ナゾ138」は見事なオチの付け方だった、というところでしょうか。 凄く冷静に見ると「どんな仕掛けだよ、それ」と思わんでもないのですが、今までに使わなかったギミックを使う点も含めてよくできていたと思います。 うん、面白かった。 そんな状態でしてあまり書けることもないんですが、宣伝だけなのもアレですし、しばらく前にプレイしたゲームの話でも書いてお茶を濁させていただきます(ぉ ◆『HoneyComing』をふりかえって しばらく前に「ほとんどコンプしている」と書いたハニカミですが、その後コンプリートしました。 前作『_summer』をボコボコに貶し、今でも「何もない普通」の代名詞として自分の中でトラウマになっていたりするわけですが、知人から「やれYO!」と渡されてしまって、しかもそれを「はあ」と受け取ってしまったのでプレイしたわけです。 正直、最初はマジで戦々恐々としていたですよ。 なにせ前作が前作ですし……、ついでに「恋愛授業」とか超アタマおかしいしっ♪♪(ケータイ小説表現) あの設定見て面白そうとは到底思えない。 ところが、だ。実際やってみると 「マズくない! けっしてマズくないぞ!!」(出典『孤独のグルメ』) という感じで意外と楽しめてしまったのでした。 まあ、だからといって「う〜ま〜い〜ぞ〜!」にはならんのですが(ぉ 相変わらずシナリオは弱いです。内容はあってなきがごとし。 少なくとも朝陽・未央・麻里乃は誰でも予想する展開が正解だと思ってもらってかまいません。 意外性があるのはクレアと由馬か。由馬はなくていい意外性を追究した気がして仕方ないけど…。 しかし、そうは言ってもドタバタやら恋愛授業やらが用意されていて話の起伏が多少なりともあるので、前作の荒涼殺伐とした砂漠を歩かされるがごとき苦行と比べるとずいぶん乗り切るのは楽でした。 キャラについても魅力的だったかと問われるとやや悩みます。 由馬なんかは冒頭不思議ちゃんを通り越して飛び降り自殺未遂をしたりするイタい人になってしまっているし、麻里乃はわかりやすいツンデレではあるものの「ツン」の時期の反発が基本的に理不尽でうぜえし、未央は…後述する1箇所以外印象に残らないし……。 個人的には超わかりやすいツンデレ幼なじみの朝陽さんと、優しい先輩の王道を行くクレア以外はピンと来ませんでした。 なんだけど全体で見ればまあ概ね許容範囲ではあるという不思議。 ただ、これはMU-6という人間が基本的にベタベタな王道ラブコメが好きだから、というのが確実に影響しています。 自分はよく友達との話の中で、王道のラブコメをカレーライスに喩えるんですが、カレーライスってよほど変なことしない限りカレーの味になるわけです。 さらに言えばカレー味になった時点で「とりあえず食える」レベルには仕上げやすい。 ……って、カレーをまずく作るのって逆に難しいと思ってるのは自分だけじゃないですよね(^^; ま、とにかくこのゲームはそういう意味ではこれ以上ないほど王道を行くラブコメなわけです。 最初は「アタマおかしいだろ」と思っていた恋愛授業の設定も今にして思えば凄いナイス発想ですよ。 ぶっちゃけ正直に言えば恋愛授業がシナリオ的にうまく機能していたとは到底思えないのですが(暴言)、このギミックにはひとつ大きなメリットがあるんじゃないかという気がします。 つまり、シナリオ全体のフローとなんら関係なしにベタベタラブコメの萌えシチュエーションを満載できる。 それによってベタ度合いの底上げ、「なんちゃらも数打ちゃ当たる」理論でツボにハマる可能性を上げる…というような効能が期待できるわけです。 さっきのカレーの話で喩えるなら、技量や素材の仕込みには多少失敗してるかもしれんが、その分はオールスパイスやガラムマサラで補ってみせる! とでも言ったところでしょうか。 カレー屋さんとしてはその発想はどうよ? …とは言わないでおきます。 料理のちょっと苦手なあの娘が一生懸命、料理ベタをごまかそうとしていると思えば、「なあにかえってブランド好感度が増す」という風に思えなくもないんじゃないかな?(ブランド萌えという新概念) そーゆーわけですので、自分みたいにカレー味が好きな人はそれなりに受け入れられるんじゃないかって気はします。 真面目な話、ギャルゲー道に入ったばかりの人には普通に勧められる手堅いソフトの1本だと思いますもん。 ただ…、です。 有名店のカレーと我が家のカレーが似て非なる物であるように、さんざんカレーを食べた人がなお満足するほどのカレーではないのもまた事実。 自分はこの手のラブコメをしばらくやってなかったので、「おせちもいいけどカレーもね」と思いましたけど、タイミングによっては「このカレーを作ったのは誰だあっ!」となっていた可能性は極めて高いです。 その原因のひとつは先述したシナリオの弱さであり、キャラの弱さですが、最大の原因は……予想付いてるかもしれませんが、恋愛授業だったりします。 何が気になったってそのあまりのてんこ盛りぶりです。 スパイスを増やして味を補おうとしたら入れすぎた…(´Д`; そんな感じ。 さきほどシナリオの弱さを指摘しましたが、実を言うと内容よりもシナリオ構成が非常に気になりました。 このゲームってクレアを除く全てのキャラでエンディングよりも結構前にスタッフロールが入るんですよ。 それ自体は一向に構いませんが、問題はそのスタッフロールの直前に明らかに 盛り上げちゃったらあとは落とすだけですからね。 エピローグなり何なりで収束させる方向に向かうのが一般的な解決法だと思うのですが、ハニカミは違った。 よほど恋愛授業のアイデアがいっぱい出てしまったのでしょうか。 その後1週間以上、話の動きは何もないけど恋愛授業だけが続く日々を見させられます(´Д`; 1回山場を見て、終わりを確信したところにこれは辛いです。 そんなにいっぱい思いついたなら次のゲームのデートシーンにでも取っておけばいいのに……。 シナリオが動き出すまでのつなぎとしては恋愛授業みたいなのもアリだと思うんですがね。 ちょうど今アニメが放送中の『CLANNAD』でいえば、渚が死んでしまった直後に春原が「ボンバヘって最高だよな!」と言ってくる日々が1週間続いたらどう思うか。 結局そういうことなんだろうと思います。TPOは大事と。 あれ? おかしいな。決して嫌いじゃないんだけど冷静に振り返っていくとアラばかりが目立つような(ぉ 自分でも不思議です。100点満点で60点くらいはあげられると思ってるんですけど、マジで。 大阪のたこ焼き屋での井之頭五郎的な気まずさを感じつつ、終わり。 ◆おまけ〜ハニカミのここが凄い!〜 「ここが凄い」というか「MU-6がプレイしていて度肝を抜かれたところ」になりますが。 前作でもなぜか妹とのHを全肯定していたかのように扱われるママンなど驚かされるシーンはありましたが、そんな感じの場面を2つほど。 といっても前作の千輪ルートや沙奈ルートほどのインパクトはないがね! あ、当然ながら超ネタバレですのでご注意下さい。 1.朝陽ルート告白シーンにて ツンデレ幼なじみの朝陽さんも、シナリオが進むと当然告白するしないの話になってきます。 で、シナリオ上のクライマックスでもある告白シーンで主人公がビシッと決めます。 「二人で行こう、愛の世界へ。俺の胸に飛び込んできてくれ!」 ちなみに「愛の世界」と書いて「ロマンスの向こう」と読むというのは試験に出るのでよく覚えておいてください(笑) 「愛の世界」だけならともかく、これにその読みを当てはめようと思っただけでライターさんは天才だと思います。 2.未央ルートやっぱり告白シーンにて どうにも目立たない内気で泣き虫な妹の未央さん。 そんな自分を変えたいと一念発起したのかどうか、告白シーンで大勝負を仕掛けます。 それではご覧いただきましょう、未央さんの勝負服はこれだぁっ! ![]() こんな格好でいきなり義妹が現れたら全力で退くわっ!!( ̄□ ̄;) なんだこれは、『ライアーゲーム』に出てくる主催者側の人か? 一応、今までずっとお兄ちゃんへの気持ちを閉じこめて仮面を被ってきた自分…という意味を込めてるとか、そんな説明があったような気はするんですが、このニッキやヒガシもビックリの仮面舞踏会ぶりのインパクトが強すぎてよく覚えてません。 あとカッちゃんだけ名前を挙げなかったことに特に他意はありません(誰もそんなこと聞いてない)。 他にもクレアのルートで思いっきりイタリア語オンリーで会話が構成されているところがあったりして、しかもノーフォローだったりして、それはそれでかなり漢らしいなと思ったりもしたのですが、引用するのが面倒なので割愛。 日本語訳を入れ忘れたのか、はたまた「これくらいわかるだろ…常識的に考えて…」ということなのか、よくわかりません。 クレアのシナリオ、唯一恋愛授業とシナリオの長さのバランスも取れてて、結構ちゃんとした出来なのにね〜。 |
12/22 巡礼ってホント難しい、頭も心もめいっぱいだよ〜(by KOTOKO) |
気がつけば年内も残すところあと1週間ですか。 月日が流れるのは早いものですね〜。 そして年内残り1週間ということはコミケまでも残り1週間ということですよ! というわけでわかりやすい前置きをしつつ今回も宣伝させてください(ぉぃ いや、「宣伝うっとうしい」というのはごもっともですけど、これがコミケ前最後の更新かもしれないんで勘弁してくださいよ。 (なんとか年内に最低もう1回くらいは更新したいですけど。書くことも溜まってますし) まあ言い訳はこれくらいにして早速全開予告していた表紙をば。 ![]() 見ておわかりの方もいるかもしれませんが、今回の表紙はキャラデザもしてもらったねこにゃんさんにお願いしました。 自分の本にはもったいないくらいちゃんとしたイラストをもらって恐縮することしきりです。 当日はこんな感じの表紙が積まれていると思いますので、探していただければと思いますm(_ _)m で、頒布価格ですが悩んだ末に300円にすることにしました。 最初にコミケに参加するときに値付けに悩んでいたら某SNSというかmixiでとある方に「コピー誌だったら100円、オフセットだったら300円くらいが妥当じゃないでしょうか」と言われたことがあって、それ以来律儀にそれを守ってきたので今回もそれに準拠しようかなと思った次第。 ただ、夏の本を買ってくださった方は当日持ってきていただければ無料で進呈させていただきます。 加筆修正しているといっても再録があって申し訳ないので……。 お荷物になるかとは思いますが、もしよろしければこの無料キャンペーンもご活用下さい。 ちなみに本の内容についてはこの辺りを読んでいただけるともう少し細かいところがわかるかと思いますが、前回も書いたように某美少女ゲームブランドに関わる面々をモチーフにした(一部無関係ですが)キャラクターたちが出てくる架空の同人ゲームの予告編となっております。 よくある「こんな方にオススメします」を書くとすると…… <こんな方にオススメします> 1.西又先生が好きな人 2.鈴平先生が好きな人 3.「可愛い絵を描く人は本人も可愛いに違いないよ!」という妄想をしたことがある人 4.上記1〜3を満たす人でネタをネタとして受け止められる程度に大人な方 特に4番はマジで重要なのでくれぐれもよろしくお願いします。 あ〜、そうだ。これも書いておかないと。 やたら見づらいサークルカットだと「できたら『NG恋』の本を作りたいと思ってます」と書いてましたが、現状はコピー誌も無理そうです(´Д`; まだコンプリートしてないのも一因ですが、例によって隙が少なすぎるので……。 モヤモヤっと姫様シナリオの後日談的なエピソードを考えないでもないんですが、仮に形にできるとしても夏でしょうね…。 いないと思いますけど、もしチェックしてくださってる方いたらごめんなさいです。 で、ここからはいつもの雑文。 コミケの原稿も終わったので、またちょこちょこと遊びに出かけたりしているんですが、微妙にまとまったテキストを書けるほどの出来事はなかったりする今日この頃。 もしかすると何かを感じるアンテナみたいなものが鈍くなってるのかも(^^; いかんなぁ、オタ的にこれはあんまり良くない傾向ですわ。 『ハニカミ』とか『恋空』であれだけ語れるなら大丈夫なのかもしれないですけど、ね(笑)。 さて、そんなアンテナが低い人にふさわしく大盛況だった公式参拝から2週間以上経った今ごろになって、『らき☆すた』でおなじみ鷲宮神社に行ってきました。 自分と、同行者であるところのEFAさんが行った日は、神社のすぐ傍にある大酉茶屋もお休みで、さらには少し前にグッズが完売して入荷待ちだったこともあってか、それらしい人々は自分たちを除いてほとんど見受けられず。 ただ、入れ違いにそういう雰囲気をまとまった人が来たりはしていたので、「2週間経ったら全く誰の姿もなくなってました」という 自分たちと同じ時間帯にいた方の中にもひとり、キャプチャ画像と照らし合わせながら境内の写真を撮っている人もいましたしね。 商店街でもまだ新作グッズを出していくつもりのようですし、巡礼側も聖地側もそれなりの熱を保っているというところなのでしょうか。 でも、……ですね。 商店街的にはそうのんきなこと言ってられないのかもしれませんが、我々が行った日もちゃんと普通の参拝客や七五三に来ている家族とかいたし、地域に古くからある神社として十分成り立ってる気がするんですけどね。 神社って、場所によってはどうやって成立しているのか不思議になるくらい人が来ないじゃないですか。 正直、さおだけ屋よりも神社がなぜつぶれないのか、の方が気になるよ。 そんな中、鷲宮神社はまがりなりにもそれなりにちゃんと参拝者が来ているわけですよ。 それを、ああいう、いわゆる箱物行政みたいなやり方で参拝者を増やすことがはたして地域活性に繋がるのかどうか…。 自分にしては珍しく真面目なことを考えてしまいました。 個人的にはまともに願い事が書いている絵馬よりも 「かがみは俺の嫁」 「nice boat.」 と書いている絵馬が圧倒的に多いのはどう考えても景観を破壊しているように思えちゃうんですよね。 想像してみてくださいよ。 「おばあちゃんの病気が早く良くなりますように」 という切実な願い事が書かれているすぐ傍にですよ? 「本省(できれば年金局)に異動できますように。nice boat.」 と書かれている光景を。 ついついいろんなことを考えちゃうでしょう? 「空気読めよ」とか「やっぱり厚生労働省の中では年金局って楽な仕事なのかなあ」とか。 なんだろう、あれで「迷惑はかけてない」って結構微妙な言い訳のような気がするんですけど…自分が変なのか? 地域住民の方に迷惑をかけてないのは、そのとおりなのかもしれないんだけど、う〜ん。 でも、とりあえず学業成就と書かれた菅原道真公の絵馬に、つかさのキャプチャ画像と自分のブログのURLをホチキスで留めてたゆとり高校生は、大学受験に失敗するんじゃないかとか思ったりしました。 罰当たりすぎるだろ……天神的に考えて……。 本当の意味で地域社会にとけ込み受け入れられるのはなかなか大変なことなわけで、いや、聖地巡礼も奥が深いなぁと似合わない感慨に耽る26歳の冬なのでありました。うむ、我ながら大人にふさわしい社会派雑記になったな(なってない)。 そろそろ友人とのクリスマス会に備えて寝なくてはならんので今回は短いですけどこの辺で。 次回はたぶんゲームと映画の感想文になると思います〜。 |
12/29 割とどこにでも同種はいるよね。探してみるとさ |
コミケ1日目、終了しましたね〜。 今回自分は初日と最終日のみ参加の予定なのですが、初日はいつも通り企業ブースでお買い物。 VAで買うものが多かったせいもあって、かなりお金を使ってしまいましたがとりあえず欲しかったものは全部買えたので満足満足。 CDを中心に色々買ったのはいいけど、聞いていくのは年明け以降かな? 新年は実家でエロゲを勧める予定なんですが、サイトを更新するときのBGMにするために何枚かのCDはMP3に落として持って帰るかもしれません。 あ〜でも、よく考えたら年始は積んでるDVDを少しでも崩すという重要なミッションもあるんだよな…(ぉ で、それはさておきコミケ最終日のお話。 今回がコミケ前最後の更新というわけで耳寄り情報です。 急遽ねこにゃんさん書き下ろしのペーパーを配布することになりました! 忙しいはずなんですが、「せっかくのコミケだから」というような流れで置くことになりました、ハイ。 内容は聞いていないんですが、「夏に出せたら出したい本」的な内容になる…のか? ペーパーを何枚配布するかは決めていませんが、当然本を買ってくださった方全員に行き渡る数は用意します。 さて、自分も人間ですから本音を言えば本をお買い上げいただきたいのはやまやまですけど、「いやお前の本には興味ねえし」という方もいらっしゃるかと思います。 つーか、ぶっちゃけ自分も他の人が同じことやってたら同じこと思うだろうし(マテ そんな声にお応えして、今のところ本を持ち込む数よりもペーパーは多めに用意する予定ですので、本に興味はないけど…というペーパー目当ての方もぜひ遊びに来てくださいm(_ _)m 「わたしたちは、あなたを、大歓迎、しますっ…!」の精神でお迎えします。 世間の多くの企業と同様にMU-6が勤めている会社も28日に納会がありました。 といってもせいぜい参加者が多いくらいで普段の飲み会と大差ないんですが(^^; ウチの部署の飲み会は変に捕まるとマジで朝まで拘束されることがざらなので、終電前のタイミングで抜け出そうと画策するMU-6さん。 もしこの作戦に失敗すると初日の参加は絶望的。失敗は許されません。 しかしながら、このタイミングでまさかのゴルフ参加要求(パワハラ)が!(´Д`; 管理職級も年末年始は実家に帰る人が多かったりして断るわけで、普段ゴルフに絶対行かないMU-6にもダメ元でお鉢が回ってきてしまいました。 「いえ、明日はちょっと用事が……」 と言っても上の方の人はなかなか納得してくれません。 「どんな用事だ、行ってみろ」 とか最初からウソだと決めつけて、さらなるパワハラですよ。おー人事するぞ、ホントに。 一瞬迷ったんですが、よく考えたら直属上司であるところの課長にはもうバレてるんだし、いっか。 そんな風に考えて思い切って言いました。 「いや、明日はコミックマーケットのために5時起きするんで無理ですわ」と(えー 課長だけは「ああ、そういえばもうそんな時期だな」とか言ってましたが(それもどうなんだ)、職場のほとんどの人はそんなイベントの名前も知らないわけで興味津々。 ごく普通の、ちょっとだけパワハラ混じりの飲み会は突如として「よくわかるコミケ講座」になってしまいました。 でもアレですね。全く知らない人に説明すると意外と妙なイベントですよね。 マンガや小説を書いた素人が恐ろしくたくさん集まって店を開いて、それを買いに来る人間が10万単位でいるというのは。 ウチの会社でも展示会をすることはありますけど、ビッグサイトを全館貸しきるなんてやったこともないですし、説明しても会社の人にはどんなイベントなのか伝わっていないみたいでした。 まあ「よくわかんないけど、途方もなく大規模なイベントがビッグサイトで行われている」というのは、それでも充分に伝わったみたいですけど。 で、そんな説明をしていたら 「それじゃあ明日からしばらくは、ゆりかもめやりんかい線に乗らない方がいいのかな?」 という質問が飛び出しました。 朝早くや撤収のタイミングに重ならなければそんなに心配することないですよ、というような意味の返事をしたら、それまで黙って聞いていたお偉いさんが口を開きました。 「いや、でもそういうときは駅も大変なことになってるんじゃないのか」と。 たしかに改札に辿り着くまでに少し待たされたりするけど、そんな大げさなもんじゃないですよ(朝は)。 ――そう答えると、お偉いさんがなおも言いました。 「いや、そんなことはない。エスカレータを逆走するヤツもいるって聞いたぞ」 ふと、違和感を覚えました。 お偉いさんは「聞いた」って言ってるけど、どこで? と。 てっきりそれこそTBSじゃないですけど、どこかの報道ででも見たのかな、と。 それでその疑問をそのままぶつけてみました。 「すみません、聞いたってどこで聞いたんですか?」 「ウチの娘が、欲しいマンガがあるって始発に乗ってどこかに行ったんだよ。 その時にそういう話を…」 「あー、お嬢さん、たぶん僕と同じイベント行ってますよ、それ」 「…………そうなのか?」 「……たぶんですけど」 「……そうか」 ( ̄□ ̄;)なんでそこで意気消沈するんだよ! とか色々言いたいことはあったような気がするんですが、社会人生活をつつがなく送るためには長いものに巻かれる必要があるのと、なんだか意気消沈していくお偉いさんが普通にただのお父さんになっていてちょっとかわいそうだったので、スルーしましたよ。 僕だって、まともな社会人ですからね!(『レイトン教授』ルークの声で) というかお父さん、普通に考えて「欲しいマンガがある」って始発に乗っていくようなイベントがそんなにいっぱいあるわけないじゃないですか…。 実際にはいっぱいあるけど、一般的に考えたら、ねえだろうよ(^^; 会社でも自分に縁がある人は妙にそっち方面に関心が深い人が多いなぁと妙な感慨に耽った、そんな納会でした。 こういうことがよく起こるのもある意味で天の配剤に恵まれてると考えるべきなのかも。 もっと他のところで恵まれたいっていうのは……贅沢なんだろうなぁ、やっぱり。 |