White Angel(PC) | |||
メーカー | light | 総合評価 | 30点(駄作) |
ジャンル | ADV | ||
発売日 | 2000/01/28 | ||
シナリオ | 響はっと | ネット対応によるシナリオの追加サービスが 話題になった…と思う。 っていうかもう思い出したくない(-_-#) |
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キャラクターデザイン | CARNELIAN | ||
サウンド | 与猶啓至・樋口秀樹 |
※とりあえず修正版ですが、第何版かは忘れました。申し訳ないm(_ _)m
個人的エピソード |
新規参入。ネットワーク対応。危険な匂いはイヤというほど感じてました。 ただダメなんですよ。CARNELIANさんの絵に対する抗体がないので。 彼女の描く黒髪ロングは日本の至宝です(ぉぃ |
内容 |
物語は一匹の子ネコを拾うところから始まる…… よみがえる記憶 自分の側にいてくれた幼なじみと、妹のように思っていた従姉妹がいたこと。 そして、自分にはかけがえのない人がいたこと…… 物語は、記憶を鍵に進んでいく。 楽しい学園生活。そこで出会う、少女たち。 優しい先輩「天宮 ひかり」 人を信じられない少女「九篠 小雪」 自分のコンプレックスに悩む同級生「高城 可奈」 いつも側にいてくれる少女たち。 妹のように思っていた少女「藤咲 綾」 無邪気でけなげな「カレン」 そしていつも自分を励ましてくれた、幼なじみの「野々原 いちご」 彼女達と共に送る学園生活。そこで何を見つけるのか………… 2000年、1月。雪の中で、物語は始まる。 (メーカーWebサイトより) #ここまでで「どこかで見たようなフレーズ」が多発してますが #別に他のゲームの紹介をコピペしたわけではありませんのであしからず^^; |
システムとか |
後述するネット対応機能のためかと思われますが、システムはオリジナルのものを使用しています。 我が家では幸いにして何も問題は生じませんでしたが、世の中ではOSごと持って行かれたりと 色々苦労された方も多かったようでお世辞にも安定しているとは言いがたいです(修正版が出てますが)。 ゲーム本編の方はごく普通の選択肢分岐型アドベンチャーです。 ただ1日を何回かに区切って管理しているのかセーブ後にロードしても ほとんどの場合、セーブしたのよりもかなり前の時点に戻されてしまう仕様はいただけません。 鑑賞系はCGと音楽。 CG鑑賞モードでサムネイルをその場で生成するのはお願いだからやめてください。 何も追加シナリオのCGを見たいというわけではないのですから^^; さて、このゲーム最大の売りであるところのネットによる追加シナリオの配布ですが 現在のところメーカー側が用意したものとユーザーが作ったものがある程度の頻度で 公開されているようです。 ユーザーが作る場合はテキストエディタで簡単なスクリプトを組むことで新シナリオを作成することが可能。 この辺りはアリスソフトのSystem3.Xシリーズに近いものがあるかもしれません。 安定性の面では大違いですが(爆) |
絵とか |
原画は非常に好みです。なんといっても私が好きな原画家さんベスト5には入る方ですし。 この方が原画をするソフトの画像を雑誌で見るたびに購入検討してしまうほど好きです。 もっともこの人は「作品に恵まれない(仕事を選ばないとも言う)人」としても有名なのであまり買ってませんが。 さて、それくらい好きな方が原画をやってるので買ったわけですが。 う〜ん、あいにく期待したほどの出来ではありませんでした。 同じ原画さんのソフトの中ではレベルが低いと言わざるを得ません。 かなり質の高いCGもあるんですが平均すると平々凡々といったところ。 というか雑誌で事前に公開されてたCG以外は結構雑なのが多いという印象が(核爆) |
音楽とか ※音声はありません |
音楽はCD-DAで再生。 樋口氏の方は知らないのですが与猶氏と言えば当サイトでも取り上げ、 音楽面を絶賛した「リフレインブルー」の音楽担当です。 ですが、あの作品と比べてしまうとどうにも劣るような気がします。 (比べること自体が愚かという風に思わなくもないですが) それでも幾つかは気に入る曲があったのが救いと言えば救いでしょうか^^; 挿入歌「Angel Snow」なんかはわりと好みだったかもしれません。 しかし一番気になったのは登校時に流れることが多い曲のイントロが 「ONE〜輝く季節へ〜」の「走る少女たち」に酷似していることです(爆) きっと偶然でしょうが万が一確信犯ならちょっと尊敬します。 シナリオ面での類似が見られるだけに邪推してしまいました。 |
シナリオとか |
……やっと、というかもう、というかここまで来ちゃいましたか。 不満は色々ありますが順を追って挙げていきます。 凄く素朴な疑問で恐縮なんですが、これを書いた方は本当にプロなんでしょうか? 読みやすさの欠片もないシナリオにぶち当たったのは久々かもしれません。 このゲームのシナリオを一言で表すなら「3点リードと読点の嵐」です。 それと頻繁すぎる改頁でしょうか。 「……オレは、そんな、カレンの様子に、(改頁) 苦笑しながら、(改頁)商店街へと、ついていったのだった……」 これくらいの感じです。手前味噌ですがよく特徴を捉えた例文だと思います。 このノリがずっと続くのですから読みやすいわけがありません。 終盤に行くと別の問題の発生と慣れもあってあまり気にならなくなりますが^^; その終盤の問題ですがシナリオの飛躍が凄いです。 あまりの飛躍に思わずマニュアルを再読しました。「化石の歌」のごとく(笑) でも、どこにもネタバレが載っていなかったので結局今でも付いて行けていません。 (ネタバレ) まさか「記憶のかけら」が比喩ではなく文字通りクリスタルのような結晶だったとは… 急にファンタジー路線に飛躍したのはやっぱりカレンのせいなんでしょうけどやりすぎです。 (ネタバレ終わり) 以上の2点があまりにも気になって他の問題は気になりませんでした。 出てくるキャラが全部どこかで見たようなキャラだとか、 初対面のはずなのにずっと前からの知り合いのように馴染んでるのはなぜ?とか 普通なら絶対に気にしなくてはならないはずのことさえ気にさせないというのは、 ある意味で優秀なシナリオと言っても差し支えないかもしれません(苦笑) 個別シナリオに進むと序盤に提示された伏線の回収なんか完全に忘れ去ってる点や 誤字(例えば「夕飯を驕る」←正解は奢る)なんかはあまりにも些細で全体からすれば問題ですらありません^^; ただネット上で配布されてる追加シナリオは本編よりも面白いみたいなんで (というか、これよりつまらないものばっかりだったら困るのですが) ネットから追加シナリオを落として楽しむつもりの方にはこの項目はあまり参考にならないかもしれません。 (私は追加シナリオに手をつけてないので。そんな気力ありません) 1つだけ言えること。 ウチのサイトに正規感想が載っている中で全キャラクリアしていないのはこれと「プリンセスメモリー」だけです。 (2001年3月現在) |
総評 |
エロゲを絵だけで買ってはいけません。 そんなずっと前に学習したことをもう1度教えてくれたソフトです。 いや、別にもう2度と教わりたくなかったんですが^^; というわけでお勧めはしません。 この絵がとても好きな人は同じ原画さんの他のゲームをやりましょう。 どうでもいいのですが、マニュアルに「lightファンブック」を同梱しなくても…。 ファンブックなんて、いいソフトを作れば自然にお声がかかって作ってもらえるものだと思います。 プロの自画自賛は見ていて痛いです。 |
書いた時点での総プレイ時間 | 5時間(いちご・カレン攻略) | ||
お気に入りのキャラ | 特になし。強いてあげれば藤咲綾 | ||
お気に入りのセリフ | 特になし #っていうかどう気に入れと言いますか? |
初版2000/05/07 最終更新2001/03/05