姫路労音2000・12・1月A例会



管弦楽:大阪シンフォニカー

指揮・お話 飯守泰次郎
L.Vベートーヴェン
交響曲第九番 合唱付




2000.12.24(日)
開演午後2:00
姫路市文化センター
「ベーレンライター版」

指揮者によるプレトーク


2000姫路第九合唱団
会費:
指定席:¥5000
当日指定席
一般:¥4000
高校生以下:¥2000
ソプラノ
 林 裕美子
メゾソプラノ
 向井 順子
テノール
 岩城 拓也

主催:
姫路労音
後援:
姫路市
姫路市教育委員会
(財)姫路市文化振興財団
姫路文連

バリトン
 井上 敏典


合唱監督
 坂下 功一
合唱指揮
 中條 浩樹
練習ピアニスト
 細川 容子

  今年の第九は25回記念の公演、「かがやく21世紀への扉をひらく第九」です。そして「素顔のベートーヴェンに近づこう」とベートーヴェンの自筆譜の再現をめざして研究しなおされた楽譜「ベーレンライター版」による初めての第九です。
 指揮者の飯守泰次郎氏は、「現在の"第九"の演奏は、べート−ヴェンの時代に比べてその演奏が壮大、重厚になっているのではないか?ベートーヴェンの当時は、オーケストラ(または合唱)の人数も現在のように大きくなかった。時代の流れとともに聴衆の拡大、それにつれてオーケストラの拡大、19世紀から20世紀にかけてのワインガルトナーやブルーノワルターなどの大指揮者の重厚な演奏があって、現在のような第九の演奏が定着した。
かといって近年よく行われている古楽器を使っての演奏でもなく、現代の楽器を使ってベートーヴェン当時の響き、演奏を探りたい。」と言われています。
 今年も7月から市民参加による合唱団210名が、ハーモニーを創り上げています。そして今年は、うれしいことに、第九の演奏の前に飯守泰次郎氏のプレトークがあるなど、今までにない楽しみな第九になることでしょう。

20世紀をしめくくる、今年の「第九」・・・

この100年、様々な所で、自由・平和への想いをこめたこの歌が鳴り響きました。
第一次世界大戦中、徳島の捕虜収容所でドイツ兵が歌った、日本初の第九。そして学徒出陣で若い命を散らした青年たちが・・・

時は流れ、世界でも民族をひきさいていた「ベルリンの壁」が崩壊した時、独裁政権が倒れた日のルーマニア、そして天安門で民主化を訴えた学生たちが・・・

歴史が動くとき、そこに第九の調べがありました。
そして、平和の祭典オリンピックでも第九が歌われています。

"深い深い悲しみ”であれ、”大きな喜び”であれ、人間が精神の極限に立った時、思わず口をついて流れでるのが”第九”なのでしょう。
それは、当時ベートーヴェンが身の危険を賭して希求し叫んだ”自由””平等””人間に対する愛”がこの音楽に込められているからでしょう。
                                            合唱監督 坂下功一


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