| 東京下町向島生まれの木の実ナナは、ラジオから流れる美空ひばりの歌や広沢虎造の浪曲を子守り歌に、そして赤線のおねえさんの部屋の蓄音機から聴こえてくるＪＡＺＺで育った。 中学生のとき、オーディションでコニー・フランシスの「カラーに口紅」を歌い、芸能界に入る。その後１９６２年、ＮＴＶ「ホイホイ・ミュージック・スクール」の司会でデビューし、同番組で歌い踊り、ミュージカルへの夢を膨らませ、’７２年の日生劇場「アプローズ」で本格的にミュージカルの道を歩み出す。代表的ミュージカル「ショーガール」はＮｏ．１６のファイナル公演まで５４７公演、６０万人を超える観客動員を記録し、芸術選奨文部大臣賞、ゴールデンアロー賞新人賞と同グランプリを獲得した。「イカれた主婦」「阿OKUNI国」「下町のショーガール」「ステッピング・アウト」など多くのヒット作品で全国の観客を魅了し絶賛を浴びる。舞台のほか、ＴＶ、映画でも活躍する。 そんな彼女の生い立ち、人生の歩み、時の流れのなかで出逢った歌の数々、美空ひばりや６０年代ポップス、エディット・ピアフ、パトリシア・カースなどを、若手浪曲師・国本武春の語りとともに、楽しく華やかにドラマティックに歌い繰り広げます。 |
＊＊＊ゲスト＊＊＊国本武春プロフィール
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１９６０年、千葉県生まれ。両親はともに浪曲家。学生時代はカントリー音楽と演劇に熱中し、ギターやフラットマンドリンを手にライブ活動を行う。１９才のとき浪曲に目覚める。８８年「国本バンド」を結成し、ユニークなオリジナルのライブを精力的に行い、９０年デビューＣＤアルバム「福助」をビクターよりリリース。同年、ＴＶドラマ「びいどろで候」に浪曲家役で出演。９１年、アルバム「グレート・ヒット」、シングル「無礼者９１」「フォーライフ」をリリース。９６年、アルバム「国本づくし」を発表し、平成７年度文化庁芸術祭演芸部門新人賞を受賞。また同年、大阪・近鉄劇場での木の実ナナ主演ミュージカル「狸」にも出演し大好評を得た。浪曲界のみならず各界から注目を受けている。 |
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