姫路労音99・4・5月合同A例会
新 し い 大 江 光


大江健三郎と光による講演とコンサート

1999. 5.13(木)
開演午後6:30
姫路市文化センター大ホール

*プログラム


会費:
指定席:¥5500
当日指定:
一般 ¥4500
高校生以下 ¥2500
入会金含む
第1部 講演「新しい人」大江健三郎


第2部 コンサート 大江光 作品集

主催:
姫路労音
後援:
姫路市
姫路市教育委員会
(財)姫路市文化振興財団
姫路文連


*フルート・・・・小泉 浩
*ヴァイオリン・小林美恵
*ピアノ・・・・・・萩野千里



当日指定券は当日会場にて午後6:00より座席券と交換いたします。
駐車場が大変混雑しますので、早めにお越しになるか、公共の交通機関をご利用下さい。



<研ぎ澄まされた静かな魂の声>
 日本を代表するノーベル賞作家の大江健三郎さんの講演と、その息子、光さんの作品による演奏会です。 光さんは誕生時の障害のため、幼児期から知的発達のおくれがありました。しかし音楽への関心はとても高く、11才から正式なピアノレッスンをうけた後小曲を作曲しはじめました。日常の生活から題材を得た、素朴ではあるけれど心の琴線に直接語りかけてくるような作品の数々は世界でも高く評価されています。彼の作品集「大江光の音楽」「大江光ふたたび」は日本ゴールドディスク大賞を受賞しました。 国内外で活躍中の演奏家であり、光さんの良き理解者でもある3人の演奏をどうぞお楽しみに。
大江光プロフィール
1963年、東京に生まれる。 後頭部にこぶをもって誕生し、生後二カ月半で切除手術を受ける。一命はとりとめたが知的発達の遅れが目立ち、幼児期には言葉によるコミュニケーションがほとんどなく、クラシック音楽、童謡、および烏の声にのみ関心を示していた。母親によるピアノの手ほどきのあと、ll歳で田村久美子氏からレッスンを受け始める。モーツアルトやショパンの曲を正確に記憶、再現するとともに13歳から小曲を作り始めた。92年10月、最初のCD「大江光の音楽」は日本ゴールドディスク大賞を、94年9月にリリースした第2集「大江光ふたたび」も第1集に引続き日本ゴールドディスク大賞を、そして日本レコード大賞企画賞を受賞した。また、96年には伊丹十三監督作品「静かな生活」で、日木アカデミー賞優秀音楽賞に輝いた。
大江健三郎プロフィール
作家。1935年愛媛県生まれ。東京大学仏文科卒。在学中の57年、小説「奇妙な仕事」で「東大新聞」五月祭賞に入選。翌58年「飼育」で芥川賞を受賞。新世代の文学の旗手として認められる。以後、障害を持つ長男の誕生が契機となって生まれた「個人的な体験」「万延元年のフットボール」「洪水はわが魂に及び」「同時代ゲーム」など、常に新しい文学理論を踏まえた創作方法で日本文学はもとより世界文学全体に大きな影響を与えてきた。また「ヒロシマ・ノート」など評論家としても行動的な姿勢を示す。94年、日本人で二人目となるノーべル文学賞を受賞。97年には米国芸術アカデミー外国人名誉会貝に選出された。
小泉浩(フルート)プロフィール
広島県呉市生まれ。東京芸術大学卒業。同大学院終了。1994年10月より「現代日本のフルート作品連続演奏会」全10回を行うなど、我が国における現代音楽の第一人者として、数多くの初演を手掛ける。1983年97年中島健蔵賞、93年95年日本ゴールドディスク大賞、93年朝日現代音楽賞を受賞。現在、福井仁愛女子短期大学及び桐朋学園短期大学講師。
小林美恵(ヴァイオリン)プロフィール
東京芸術大学卒業。83年第52回日本音楽コンクール2位、84年第29回海外派遣コンクール河合賞受賞、86年文化放送音楽賞、88年第4回シュポア国際ヴァイオリンコンクール第2位とソナタ賞受貫。90年ロン=ティボー国際コンクールヴァイオリン部門で優勝。フランスを中心にリサイタル及びオーケストラと共演。国内でもソリスト及び室内楽の分野で活躍。
荻野千里(ピアノ)プロフィール
1966年全日本学生音楽コンクール第1位。桐朋学園大学ピアノ科卒業。第43回日本音楽コンクール第2位。第21回海外派遭コンクール安宅賞受賞。西ドイツ政府給費留学生として、ハノーヴァー国立音楽大学入学。80年ハエーン国際コンクール第2位、81年ミュンヘン国際コンクール第3位。83年同大学を卒業。94年以来「大江光の音楽」に出演。好評を博す。



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