第一級陸上無線技術士試験 無線工学B 過去問題 R4.1(1) A-17 R2.11(2) A-17 H30.7 A-16

R4.1(1) A-17

次の記述は、無線LANや携帯電話などで用いられるMIMO(Multiple Input Multipul Output)について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。

  1. MIMOでは、送信側と受信側の双方に複数のアンテナを用いることによって、空間多重伝送による伝送容量の増大、ダイバーシティによる伝送品質の向上を図ることができる。
  2. 空間多重された信号は、複数の受信アンテナで受信後、チャネル情報を用い、信号処理により分離することができる。
  3. MIMO伝送において、数十から数百ほどのアンテナ素子を用いて、高度なビームフォーミングによりミリ波など高周波数帯使用時の伝搬損失補償等を可能とする技術をMassive MIMOと呼ぶ。
  4. 複数のアンテナを近くに配置するときは、相互結合による影響を考慮する。
  5. MIMOでは、垂直偏波は用いることができない。

解法

垂直偏波も水平偏波も可能です。

答え…5

R2.11(2) A-17

次の記述は、無線LANや携帯電話などで用いられるMIMO(Multiple Input Multipul Output)について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。

  1. MIMOでは、送信側と受信側の双方に複数のアンテナを用いることによって、空間多重伝送による伝送容量の増大、ダイバーシティによる伝送品質の向上を図ることができる。
  2. 空間多重された信号は、複数の受信アンテナで受信後、チャネル情報を用い、信号処理により分離することができる。
  3. MIMOでは、水平偏波は用いることができない。
  4. 複数のアンテナを近くに配置するときは、相互結合による影響を考慮する。
  5. MIMOには、ビームフォーミング(ビーム形成)を用いる方式と用いない方式がする。

解法

水平偏波可能です。

答え…3

H30.7 A-16

次の記述は、無線LANや携帯電話などで用いられるMIMO(Multiple Input Multipul Output)について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。

  1. MIMOでは、送信側と受信側の双方に複数のアンテナを用いることによって、空間多重伝送による伝送容量の増大、ダイバーシティによる伝送品質の向上を図ることができる。
  2. 空間多重された信号は、複数の受信アンテナで受信後、チャネル情報を用い、信号処理により分離することができる。
  3. MIMOでは、送信側でチャネル情報が既知の方式と未知の方式とがある。
  4. MIMOでは、垂直偏波は用いることができない。
  5. 複数のアンテナを近くに配置するときは、相互結合による影響を考慮する。

解法

垂直偏波可能です。

答え…4