第一級陸上無線技術士試験 無線工学B 過去問題 R4.1(2) A-20 R2.11(2) A-20 H30.1 A-19

R4.1(2) A-20

次の記述は、開口面アンテナの測定における放射電磁界の領域について述べたものである。\(\boxed{\phantom{1234}}\,\)内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。なお、同じ記号の\(\,\boxed{\phantom{1234}}\,\)内には、同じ字句が入るものとする。

  1. アンテナにごく接近した\(\,\boxed{\quad\text{A}\quad}\,\)領域では、静電界や誘導電磁界が優勢であるが、アンテナからの距離が離れるにつれてこれらの電磁界成分よりも放射電磁界成分が大きくなってくる。
  2. 放射電磁界成分が優勢な領域を放射界領域といい、放射近傍界領域と放射遠方界領域の二つの領域に分けられる。二つの領域のうち放射\(\,\boxed{\quad\text{B}\quad}\,\)領域は、放射エネルギーの角度に対する分布がアンテナからの距離によって変化する領域で、この領域において、アンテナの\(\,\boxed{\quad\text{B}\quad}\,\)の測定が行われる。
  3. アンテナの放射特性は、\(\boxed{\quad\text{C}\quad}\,\)によって定義されているので、\(\boxed{\quad\text{B}\quad}\,\)の測定で得られたデータを用いて計算により\(\,\boxed{\quad\text{C}\quad}\,\)の特性を間接的に求める。
\[ \begin{array}{r c c c} &\text{A}&\text{B}&\text{C} \\ 1&フレネル&遠方界&誘導電磁界 \\ 2&フレネル&近傍界&誘導電磁界 \\ 3&フレネル&遠方界&放射遠方界 \\ 4&リアクティブ近傍界&遠方界&放射遠方界 \\ 5&リアクティブ近傍界&近傍界&放射遠方界 \end{array} \]

解法

よく分かりませんが、フレネル領域(近傍)とフラウンホーファー領域(遠方)という区分があります。開口面から出た平面波が、その形状を維持したままビーム状に伝達されている領域をフレネル領域、徐々に広がっていく領域をフラウンホーファー領域といいます。

これに対し、リアクティブ近傍界領域、放射界領域という2種の区分があります。放射界領域はさらに、放射近傍界領域と放射遠方界領域の2つに細分化される模様です。問題文によれば放射近傍界領域は、リアクティブ近傍界領域から放射遠方界領域への変わり目ということのようです。

答え…5

R2.11(2) A-20

次の記述は、開口面アンテナの測定における放射電磁界の領域について述べたものである。\(\boxed{\phantom{1234}}\,\)内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。なお、同じ記号の\(\,\boxed{\phantom{1234}}\,\)内には、同じ字句が入るものとする。

  1. アンテナにごく接近した\(\,\boxed{\quad\text{A}\quad}\,\)領域では、静電界や誘導電磁界が優勢であるが、アンテナからの距離が離れるにつれてこれらの電磁界成分よりも放射電磁界成分が大きくなってくる。
  2. 放射電磁界成分が優勢な領域を放射界領域といい、放射近傍界領域と放射遠方界領域の二つの領域に分けられる。二つの領域のうち放射\(\,\boxed{\quad\text{B}\quad}\,\)領域は、放射エネルギーの角度に対する分布がアンテナからの距離によって変化する領域で、この領域において、アンテナの\(\,\boxed{\quad\text{B}\quad}\,\)の測定が行われる。
  3. アンテナの放射特性は、\(\boxed{\quad\text{C}\quad}\,\)によって定義されているので、\(\boxed{\quad\text{B}\quad}\,\)の測定で得られたデータを用いて計算により\(\,\boxed{\quad\text{C}\quad}\,\)の特性を間接的に求める。
\[ \begin{array}{r c c c} &\text{A}&\text{B}&\text{C} \\ 1&リアクティブ近傍界&近傍界&放射遠方界 \\ 2&リアクティブ近傍界&遠方界&誘導電磁界 \\ 3&リアクティブ近傍界&近傍界&誘導電磁界 \\ 4&フレネル&近傍界&放射遠方界 \\ 5&フレネル&遠方界&誘導電磁界 \end{array} \]

解法

よく分かりませんが、フレネル領域(近傍)とフラウンホーファー領域(遠方)という区分があります。開口面から出た平面波が、その形状を維持したままビーム状に伝達されている領域をフレネル領域、徐々に広がっていく領域をフラウンホーファー領域といいます。

これに対し、リアクティブ近傍界領域、放射界領域という2種の区分があります。放射界領域はさらに、放射近傍界領域と放射遠方界領域の2つに細分化される模様です。問題文によれば放射近傍界領域は、リアクティブ近傍界領域から放射遠方界領域への変わり目ということのようです。フレネル、フラウンホーファとマッピングできるものなのか、できないものなのか不明ですが、回答が4ではなく1であることから察すると、フレネル領域はリアクティブ近傍界領域ではない、ということなのでしょうか。

答え…1

H30.1 A-19

次の記述は、開口面アンテナの測定における放射電磁界の領域について述べたものである。\(\boxed{\phantom{1234}}\,\)内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。なお、同じ記号の\(\,\boxed{\phantom{1234}}\,\)内には、同じ字句が入るものとする。

  1. アンテナにごく接近した\(\,\boxed{\quad\text{A}\quad}\,\)領域では、静電界や誘導電磁界が優勢であるが、アンテナからの距離が離れるにつれてこれらの電磁界成分よりも放射電磁界成分が大きくなってくる。
  2. 放射電磁界成分が優勢な領域を放射界領域といい、放射近傍界領域と放射遠方界領域の二つの領域に分けられる。二つの領域のうち放射\(\,\boxed{\quad\text{B}\quad}\,\)領域は、放射エネルギーの角度に対する分布がアンテナからの距離によって変化する領域で、この領域において、アンテナの\(\,\boxed{\quad\text{B}\quad}\,\)の測定が行われる。
  3. アンテナの放射特性は、\(\boxed{\quad\text{C}\quad}\,\)によって定義されているので、\(\boxed{\quad\text{B}\quad}\,\)の測定で得られたデータを用いて計算により\(\,\boxed{\quad\text{C}\quad}\,\)の特性を間接的に求める。
\[ \begin{array}{r c c c} &\text{A}&\text{B}&\text{C} \\ 1&フレネル&近傍界&放射遠方界 \\ 2&フレネル&遠方界&誘導電磁界 \\ 3&リアクティブ近傍界&近傍界&誘導電磁界 \\ 4&リアクティブ近傍界&近傍界&放射遠方界 \\ 5&リアクティブ近傍界&遠方界&誘導電磁界 \end{array} \]

解法

よく分かりませんが、フレネル領域(近傍)とフラウンホーファー領域(遠方)という区分があります。開口面から出た平面波が、その形状を維持したままビーム状に伝達されている領域をフレネル領域、徐々に広がっていく領域をフラウンホーファー領域といいます。

これに対し、リアクティブ近傍界領域、放射界領域という2種の区分があります。放射界領域はさらに、放射近傍界領域と放射遠方界領域の2つに細分化される模様です。問題文によれば放射近傍界領域は、リアクティブ近傍界領域から放射遠方界領域への変わり目ということのようです。フレネル、フラウンホーファとマッピングできるものなのか、できないものなのか不明ですが、回答が1ではなく4であることから察すると、フレネル領域はリアクティブ近傍界領域ではない、ということなのでしょうか。

答え…4