第一級陸上無線技術士試験 無線工学B 過去問題 R4.7(2) A-20 R3.7(1) A-19 R2.11(1) A-20 H29.1 A-19

R4.7(2) A-20

次の記述は、平衡給電のアンテナの入力インピーダンス測定法について述べたものである。\(\boxed{\phantom{1234}}\,\)内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。

  1. 一般にネットワークアナライザは不平衡系であり、ネットワークアナライザで\(\,\boxed{\quad\text{A}\quad}\,\)アンテナのような平衡給電のアンテナのインピーダンスを測定する場合、付属の不平衡ケーブルを直接接続するとアンテナ上で電流の不平衡が生じ、測定ケーブルに漏洩電流が流れて誤差を生ずる。このためバランを用いて対応しているが、バランの周波数特性により適用範囲が限定されたり、その効果を定量的に把握するのが難しいので、バランを測定周波数帯毎に変えて繰り返し測定する必要がある。
  2. バランを用いないで測定する場合は、測定するアンテナを地板の上に構成すればよい。図1に示す給電点で対称な構造をもつ方形ループアンテナの場合は、図2に示すように、図1の方形ループアンテナの縦方向の長さ\(\,l\,[\mathrm{m}]\,\)の上半分\(\,(l/2)\,\)を地板の上に設置すれば、地板の\(\,\boxed{\quad\text{B}\quad}\,\)効果を利用して測定できる。この状態で測定したインピーダンスは、自由空間に方形ループアンテナがある場合の測定値の\(\,\boxed{\quad\text{C}\quad}\,\)倍になる。ただし、地板の半径\(\,r\,[\mathrm{m}]\,\)を測定するアンテナの大きさの少なくとも2波長以上にする。
\[ \begin{array}{r c c c} &\text{A}&\text{B}&\text{C} \\ 1&半波長ダイポール&イメージ(影像)&1/2 \\ 2&半波長ダイポール&イメージ(影像)&2 \\ 3&半波長ダイポール&回折&2 \\ 4&逆L形&イメージ(影像)&2 \\ 5&逆L形&回折&1/2 \end{array} \]

解法

「半波長、イメージ、1/2」覚えましょう

答え…1

R3.7(1) A-19

次の記述は、平衡給電のアンテナの入力インピーダンス測定法について述べたものである。\(\boxed{\phantom{1234}}\,\)内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。

  1. 一般にネットワークアナライザは不平衡系であり、ネットワークアナライザで\(\,\boxed{\quad\text{A}\quad}\,\)アンテナのような平衡給電のアンテナのインピーダンスを測定する場合、付属の不平衡ケーブルを直接接続するとアンテナ上で電流の不平衡が生じ、測定ケーブルに漏洩電流が流れて誤差を生ずる。このためバランを用いて対応しているが、バランの周波数特性により適用範囲が限定されたり、その効果を定量的に把握するのが難しいので、バランを測定周波数帯毎に変えて繰り返し測定する必要がある。
  2. バランを用いないで測定する場合は、測定するアンテナを地板の上に構成すればよい。図1に示す給電点で対称な構造をもつ方形ループアンテナの場合は、図2に示すように、図1の方形ループアンテナの縦方向の長さ\(\,l\,[\mathrm{m}]\,\)の上半分\(\,(l/2)\,\)を地板の上に設置すれば、地板の\(\,\boxed{\quad\text{B}\quad}\,\)効果を利用して測定できる。この状態で測定したインピーダンスは、自由空間に方形ループアンテナがある場合の測定値の\(\,\boxed{\quad\text{C}\quad}\,\)倍になる。ただし、地板の半径\(\,r\,[\mathrm{m}]\,\)を測定するアンテナの大きさの少なくとも2波長以上にする。
\[ \begin{array}{r c c c} &\text{A}&\text{B}&\text{C} \\ 1&半波長ダイポール&イメージ(影像)&2 \\ 2&半波長ダイポール&イメージ(影像)&1/2 \\ 3&半波長ダイポール&回折&2 \\ 4&逆L形&イメージ(影像)&1/4 \\ 5&逆L形&回折&1/2 \end{array} \]

解法

「半波長、イメージ、1/2」覚えましょう

答え…2

R2.11(1) A-20

次の記述は、平衡給電のアンテナの入力インピーダンス測定法について述べたものである。\(\boxed{\phantom{1234}}\,\)内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。

  1. 一般にネットワークアナライザは不平衡系であり、ネットワークアナライザで\(\,\boxed{\quad\text{A}\quad}\,\)アンテナのような平衡給電のアンテナのインピーダンスを測定する場合、付属の不平衡ケーブルを直接接続するとアンテナ上で電流の不平衡が生じ、測定ケーブルに漏洩電流が流れて誤差を生ずる。このためバランを用いて対応しているが、バランの周波数特性により適用範囲が限定されたり、その効果を定量的に把握するのが難しいので、バランを測定周波数帯毎に変えて繰り返し測定する必要がある。
  2. バランを用いないで測定する場合は、測定するアンテナを地板の上に構成すればよい。図1に示す給電点で対称な構造をもつ方形ループアンテナの場合は、図2に示すように、図1の方形ループアンテナの縦方向の長さ\(\,l\,[\mathrm{m}]\,\)の上半分\(\,(l/2)\,\)を地板の上に設置すれば、地板の\(\,\boxed{\quad\text{B}\quad}\,\)効果を利用して測定できる。この状態で測定したインピーダンスは、自由空間に方形ループアンテナがある場合の測定値の\(\,\boxed{\quad\text{C}\quad}\,\)倍になる。ただし、地板の半径\(\,r\,[\mathrm{m}]\,\)を測定するアンテナの大きさの少なくとも2波長以上にする。
\[ \begin{array}{r c c c} &\text{A}&\text{B}&\text{C} \\ 1&半波長ダイポール&イメージ(影像)&2 \\ 2&半波長ダイポール&回折&2 \\ 3&半波長ダイポール&イメージ(影像)&1/2 \\ 4&J形&イメージ(影像)&1/4 \\ 5&J形&回折&1/2 \end{array} \]

解法

「半波長、イメージ、1/2」覚えましょう

答え…3

H29.1 A-19

次の記述は、平衡給電のアンテナの入力インピーダンス測定法について述べたものである。\(\boxed{\phantom{1234}}\,\)内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。

  1. 一般にネットワークアナライザは不平衡系であり、ネットワークアナライザで\(\,\boxed{\quad\text{A}\quad}\,\)アンテナのような平衡給電のアンテナのインピーダンスを測定する場合、付属の不平衡ケーブルを直接接続するとアンテナ上で電流の不平衡が生じ、測定ケーブルに漏洩電流が流れて誤差を生ずる。このためバランを用いて対応しているが、バランの周波数特性により適用範囲が限定されたり、その効果を定量的に把握するのが難しいので、バランを測定周波数帯毎に変えて繰り返し測定する必要がある。
  2. バランを用いないで測定する場合は、測定するアンテナを地板の上に構成すればよい。図1に示す給電点で対称な構造をもつ方形ループアンテナの場合は、図2に示すように、図1の方形ループアンテナの縦方向の長さ\(\,l\,[\mathrm{m}]\,\)の上半分\(\,(l/2)\,\)を地板の上に設置すれば、地板の\(\,\boxed{\quad\text{B}\quad}\,\)効果を利用して測定できる。この状態で測定したインピーダンスは、自由空間に方形ループアンテナがある場合の測定値の\(\,\boxed{\quad\text{C}\quad}\,\)倍になる。ただし、地板の半径\(\,r\,[\mathrm{m}]\,\)を測定するアンテナの大きさの少なくとも2波長以上にする。
\[ \begin{array}{r c c c} &\text{A}&\text{B}&\text{C} \\ 1&半波長ダイポール&イメージ(影像)&1/2 \\ 1&半波長ダイポール&イメージ(影像)&2 \\ 2&半波長ダイポール&回折&2 \\ 4&J形&イメージ(影像)&1/4 \\ 5&J形&回折&1/2 \end{array} \]

解法

「半波長、イメージ、1/2」覚えましょう

答え…1