第一級陸上無線技術士試験 無線工学B 過去問題 R4.7(2) B-4 R3.7(1) B-4

R4.7(2) B-4

次の記述は、ダイバーシティ方式について述べたものである。このうち正しいものを1、誤っているものを2として解答せよ。

  1. スペース(空間)ダイバーシティには、受信ダイバーシティと送信ダイバーシティがある。このうち受信ダイバーシティとは、電波の伝搬方向と同一の方向に数波長以上離した2基以上のアンテナを使用して受信する方式のことである。
  2. スペース(空間)ダイバーシティの効果は、異なる受信点間の電界強度変動の相関が大きいほど小さい。
  3. 偏波ダイバーシティは、主にダクト性フェージングの影響を軽減するのに有効である。
  4. 偏波ダイバーシティの効果は、同じ受信点に直交する偏波面を持つ2つのアンテナを設置して、それらの出力を合成するか、あるいは、出力の大きな方のアンテナに切り替えることによって得られる。
  5. 周波数ダイバーシティは、周波数が異なると、フェージングの状態が異なることを利用した方式である。

解法

フェージングの影響を軽減するため、二つ以上の受信波を合成したり切り替えたりする方式。

スペースダイバーシティは、電界強度変動が無相関になる程度に受信点を離すもの。

ダクト性フェージングとは、対流圏において、気温や湿度などの逆転層が発生したときに屈折率の変化で直接波と反射波が干渉したり、直接波が減衰したりして受信電界強度が変化すること。

答え…ア-2 イ-1 ウ-2 エ-1 オ-1

R3.7(1) B-4

次の記述は、ダイバーシティ方式について述べたものである。このうち正しいものを1、誤っているものを2として解答せよ。

  1. スペース(空間)ダイバーシティには、受信ダイバーシティと送信ダイバーシティがある。
  2. スペース(空間)ダイバーシティの効果は、異なる受信点間の電界強度変動の相関が大きいほど大きい。
  3. 偏波ダイバーシティは、主にダクト性フェージングの影響を軽減するのに有効である。
  4. 偏波ダイバーシティの効果は、同じ受信点に直交する偏波面を持つ2つのアンテナを設置して、それらの出力を合成するか、あるいは、出力の大きな方のアンテナに切り替えることによって得られる。
  5. 周波数ダイバーシティは、周波数が異なると、フェージングの状態が異なることを利用した方式である。

解法

フェージングの影響を軽減するため、二つ以上の受信波を合成したり切り替えたりする方式。

スペースダイバーシティは、電界強度変動が無相関になる程度に受信点を離すもの。

ダクト性フェージングとは、対流圏において、気温や湿度などの逆転層が発生したときに屈折率の変化で直接波と反射波が干渉したり、直接波が減衰したりして受信電界強度が変化すること。

答え…ア-1 イ-2 ウ-2 エ-1 オ-1