第一級陸上無線技術士試験 無線工学B 過去問題 R4.7(2) B-5

R4.7(2) B-5

次の記述は、電界や磁界などの遮へい(シールド)について述べたものである。\(\boxed{\phantom{1234}}\,\)内に入れるべき字句を下の番号から選べ。

  1. 静電遮へいは、静電界を遮へいすることであり、導体によって完全に囲まれた領域内に電荷がなければ、その領域内には\(\,\boxed{\quad\text{ア}\quad}\,\)が存在していないことを用いている。
  2. 磁気遮へいは、主として静磁界を遮へいすることであり、\(\,\boxed{\quad\text{イ}\quad}\,\)の大きな材料の中を磁力線が集中して通り、その材料で囲まれた領域内では、外部からの磁界の影響が小さくなることを用いている。
  3. 電磁遮へいは、主として高周波の電磁波を遮へいすることであり、電磁波により遮へい材量に流れる\(\,\boxed{\quad\text{ウ}\quad}\,\)が遮へいの作用をする。遮へい材は、銅や\(\,\boxed{\quad\text{エ}\quad}\,\)などの板や網などであり、網の場合には、網目の大きさによっては、網がアンテナの働きをするので、その大きさを波長に比べて十分\(\,\boxed{\quad\text{オ}\quad}\,\)しなければならない。
\[ \begin{array}{r c} 1&磁界 \\ 2&透過率 \\ 3&変位電流 \\ 4&アルミニウム \\ 5&小さく \\ 6&電界 \\ 7&透磁率 \\ 8&高周波電流 \\ 9&フッ素樹脂 \\ 10&大きく \end{array} \]

解法

電荷がなければ電界が存在しない

磁気遮へいなので透磁率

電磁波遮へいなので金属、よってアルミニウム、遮へいするためには網の目を小さくしないと、電磁波がすり抜けてくる

答え…ア-6 イ-7 ウ-8 エ-4 オ-5