第一級陸上無線技術士試験 無線工学B 過去問題 R5.1(2) A-11 R5.1(1) A-4 R2.11(2) A-5 H29.7 A-5 H28.1 A-5

R5.1(2) A-11

次の記述は、開口面アンテナのサイドローブについて述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。

  1. 反射鏡アンテナの場合、鏡面の精度を高めることによってサイドローブを低減できる。
  2. パラボラアンテナの場合、反射鏡の周りに電波吸収体を用いた遮へい板を取り付けることによって広角サイドローブを低減できる。
  3. レンズアンテナの場合、レンズ面における電波の照度分布を周辺にいくほど弱くなるようにすると、広角サイドローブを低減できる。
  4. ホーンレフレクタアンテナの場合、一次放射器及びその支持柱などが電波通路上にないので、サイドローブ特性が良い。
  5. カセグレンアンテナの場合、主反射鏡の面積に対する副反射鏡の面積の割合が小さいほど、近軸サイドローブが増加する。

解法

消去法ですみません。カセグレンアンテナについてこれまでの問題では以下のような記述がありました。

主及び副反射鏡の鏡面を本来の形状から多少変形して、高利得でサイドローブが少なく、かつ小さい特性を得ることができる。

答え…5

R5.1(1) A-4

次の記述は、パラボラアンテナのサイドローブの影響の軽減について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。

  1. 反射鏡面の鏡面精度を向上させる。
  2. 一次放射器の特性を変化させ、ビーム効率を低くする。
  3. 電波吸収体を一次放射器外周部やその支持柱に取り付ける。
  4. オフセットパラボラアンテナにして一次放射器のブロッキングをなくす。
  5. 反射鏡面への電波の照度分布を変えて、開口周辺部の照射レベルを低くする。

解法

一次放射器の特性を変化させ、ビーム効率を高くする。

答え…2

R2.11(2) A-5

次の記述は、パラボラアンテナのサイドローブの影響の軽減について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。

  1. 反射鏡面の鏡面精度を向上させる。
  2. 一次放射器の特性を改善して、ビーム効率を高くする。
  3. 電波吸収体を一次放射器外周部やその支持柱に取り付ける。
  4. オフセットパラボラアンテナにして一次放射器のブロッキングをなくす。
  5. 反射鏡面への電波の照度分布を変えて、開口周辺部の照射レベルを高くする。

解法

反射鏡面への電波の照度分布を変えて、開口周辺部の照射レベルを低くする。

答え…5

H29.7 A-5

次の記述は、パラボラアンテナのサイドローブの影響の軽減について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。

  1. 反射鏡面の鏡面精度を向上させる。
  2. 一次放射器の特性を改善して、ビーム効率を高くする。
  3. 反射鏡面への電波の照度分布を変えて、開口周辺部の照射レベルを高くする。
  4. 電波吸収体を一次放射器外周部やその支持柱に取り付ける。
  5. オフセットパラボラアンテナにして一次放射器のブロッキングをなくす。

解法

反射鏡面への電波の照度分布を変えて、開口周辺部の照射レベルを低くする。

答え…3

H28.1 A-5

次の記述は、パラボラアンテナのサイドローブの影響の軽減について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。

  1. 反射鏡面の鏡面精度を向上させる。
  2. 一次放射器の特性を改善して、ビーム効率を高くする。
  3. 電波吸収体を一次放射器外周部やその支持柱に取り付ける。
  4. 反射鏡面への電波の照度分布を変えて、開口周辺部の照射レベルを高くする。
  5. オフセットパラボラアンテナにして一次放射器のブロッキングをなくす。

解法

反射鏡面への電波の照度分布を変えて、開口周辺部の照射レベルを低くする。

答え…4