R5.1(2) A-17
次の記述は、スポラジックE層(Es層)について述べたものである。\(\boxed{\phantom{1234}}\,\)内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。
- 層の厚さは数[km]前後であり、高さ\(\,\boxed{\quad\text{A}\quad}\,[\mathrm{km}]\,\)付近に不規則に出現する。E層に比べて電子密度が大きく、その変動が大きい。
- 出現頻度は、赤道地帯では、ほとんど季節変化は無く日中に多いが、中緯度地帯では、\(\boxed{\quad\text{B}\quad}\,\)の日中に多い。
- Es層では、通常の状態では電離層を突き抜ける\(\,\boxed{\quad\text{C}\quad}\,\)の電波を反射するので遠距離異常伝搬の原因となり、通信や放送の受信に障害を与えることがある。
\[
\begin{array}{r c c c}
&\text{A}&\text{B}&\text{C} \\
1&50\sim70&冬季&\text{SHF帯} \\
2&50\sim70&夏季&\text{VHF帯} \\
3&100\sim110&冬季&\text{SHF帯} \\
4&100\sim110&冬季&\text{VHF帯} \\
5&100\sim110&夏季&\text{VHF帯}
\end{array}
\]
解法
スポラジックE層は高さ\(\,100\sim110\,[\mathrm{km}]\,\)付近に出現する。
中緯度地帯では夏季日中。
VHF帯。