第一級陸上無線技術士試験 無線工学B 過去問題 R5.7(1) A-2 R3.7(2) A-4 R2.1 A-5 H28.7 A-3

R5.7(1) A-2

次の記述は、開口面アンテナによる放射電磁界の空間的分布とその性質について述べたものである。\(\boxed{\phantom{1234}}\,\)内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。ただし、開口面の直径は波長に比べて十分大きいものとする。なお、同じ記号の\(\,\boxed{\phantom{1234}}\,\)内には、同じ字句が入るものとする。

  1. アンテナからの放射角度に対する電界分布のパターンは、\(\boxed{\quad\text{A}\quad}\,\)領域では距離によって変化し、\(\boxed{\quad\text{B}\quad}\,\)領域では距離によってほとんど変化しない。
  2. アンテナから\(\,\boxed{\quad\text{A}\quad}\,\)領域と\(\,\boxed{\quad\text{B}\quad}\,\)領域の境界までの距離は、開口面の実効的な最大寸法を\(\,D\,[\mathrm{m}]\,\)及び波長を\(\,\lambda\,[\mathrm{m}]\,\)とすると、ほぼ\(\,\boxed{\quad\text{C}\quad}\,[\mathrm{m}]\,\)で与えられる。
\[ \begin{array}{r c c c} &\text{A}&\text{B}&\text{C} \\ 1&フラウンホーファ&フレネル&D^2/2\lambda \\ 2&フラウンホーファ&フレネル&2D^2/\lambda \\ 3&フレネル&フラウンホーファ&D^2/\lambda \\ 4&フレネル&フラウンホーファ&D^2/2\lambda \\ 5&フレネル&フラウンホーファ&2D^2/\lambda \end{array} \]

解法

フレネル領域(近傍)とフラウンホーファー領域(遠方)という区分があります。開口面から出た平面波が、その形状を維持したままビーム状に伝達されている領域をフレネル領域、徐々に広がっていく領域をフラウンホーファー領域といいます。

\(2D^2/\lambda\,\)は覚えましょう。

答え…5

R3.7(2) A-4

次の記述は、開口面アンテナによる放射電磁界の空間的分布とその性質について述べたものである。\(\boxed{\phantom{1234}}\,\)内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。ただし、開口面の直径は波長に比べて十分大きいものとする。

  1. アンテナからの放射角度に対する電界分布のパターンは、フレネル領域では距離によって\(\boxed{\quad\text{A}\quad}\,\)、フラウンホーファ領域では距離によって\(\boxed{\quad\text{B}\quad}\,\)。
  2. アンテナからフレネル領域とフラウンホーファ領域の境界までの距離は、開口面の実効的な最大寸法を\(\,D\,[\mathrm{m}]\,\)及び波長を\(\,\lambda\,[\mathrm{m}]\,\)とすると、ほぼ\(\,\boxed{\quad\text{C}\quad}\,[\mathrm{m}]\,\)で与えられる。
\[ \begin{array}{r c c c} &\text{A}&\text{B}&\text{C} \\ 1&変化し&ほとんど変化しない&3D^2/\lambda \\ 2&変化し&ほとんど変化しない&D^2/\lambda \\ 3&変化し&ほとんど変化しない&2D^2/\lambda \\ 4&ほとんど変化せず&変化する&2D^2/\lambda \\ 5&ほとんど変化せず&変化する&D^2/\lambda \end{array} \]

解法

無線工学Bの問題でありながら「最大寸法」という曖昧な言葉…と軽くツッコミを入れさせていただきます。

フレネル領域(近傍)とフラウンホーファー領域(遠方)という区分があります。開口面から出た平面波が、その形状を維持したままビーム状に伝達されている領域をフレネル領域、徐々に広がっていく領域をフラウンホーファー領域といいます。

\(2D^2\,\)はよく分かりませんので覚えましょう。

答え…3

R2.1 A-5

次の記述は、開口面アンテナによる放射電磁界の空間的分布とその性質について述べたものである。\(\boxed{\phantom{1234}}\,\)内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。ただし、開口面の直径は波長に比べて十分大きいものとする。なお、同じ記号の\(\,\boxed{\phantom{1234}}\,\)内には、同じ字句が入るものとする。

  1. アンテナからの放射角度に対する電界分布のパターンは、\(\boxed{\quad\text{A}\quad}\,\)領域では距離によって変化し、\(\boxed{\quad\text{B}\quad}\,\)領域では距離によってほとんど変化しない。
  2. アンテナから\(\,\boxed{\quad\text{A}\quad}\,\)領域と\(\,\boxed{\quad\text{B}\quad}\,\)領域の境界までの距離は、開口面の実効的な最大寸法を\(\,D\,[\mathrm{m}]\,\)及び波長を\(\,\lambda\,[\mathrm{m}]\,\)とすると、ほぼ\(\,\boxed{\quad\text{C}\quad}\,[\mathrm{m}]\,\)で与えられる。
\[ \begin{array}{r c c c} &\text{A}&\text{B}&\text{C} \\ 1&フラウンホーファ&フレネル&2D^2/\lambda \\ 2&フラウンホーファ&フレネル&3D^2/\lambda \\ 3&フレネル&フラウンホーファ&D^2/\lambda \\ 4&フレネル&フラウンホーファ&2D^2/\lambda \\ 5&フレネル&フラウンホーファ&3D^2/\lambda \end{array} \]

解法

無線工学Bの問題でありながら「最大寸法」という曖昧な言葉…と軽くツッコミを入れさせていただきます。

フレネル領域(近傍)とフラウンホーファー領域(遠方)という区分があります。開口面から出た平面波が、その形状を維持したままビーム状に伝達されている領域をフレネル領域、徐々に広がっていく領域をフラウンホーファー領域といいます。

\(2D^2\,\)はよく分かりませんので覚えましょう。

答え…4

H28.7 A-3

次の記述は、開口面アンテナによる放射電磁界の空間的分布とその性質について述べたものである。\(\boxed{\phantom{1234}}\,\)内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。ただし、開口面の直径は波長に比べて十分大きいものとする。なお、同じ記号の\(\,\boxed{\phantom{1234}}\,\)内には、同じ字句が入るものとする。

  1. アンテナからの放射角度に対する電界分布のパターンは、フレネル領域では距離によって\(\,\boxed{\quad\text{A}\quad}\,\)、フラウンホーファ領域では距離によって\(\,\boxed{\quad\text{B}\quad}\,\)。
  2. アンテナからフレネル領域とフラウンホーファ領域の境界までの距離は、開口面の実効的な最大寸法を\(\,D\,[\mathrm{m}]\,\)及び波長を\(\,\lambda\,[\mathrm{m}]\,\)とすると、ほぼ\(\,\boxed{\quad\text{C}\quad}\,[\mathrm{m}]\,\)で与えられる。
\[ \begin{array}{r c c c} &\text{A}&\text{B}&\text{C} \\ 1&変化し&ほとんど変化しない&2D^2/\lambda \\ 2&変化し&ほとんど変化しない&D^2/\lambda \\ 3&変化し&ほとんど変化しない&3D^2/\lambda \\ 4&ほとんど変化せず&変化する&D^2/\lambda \\ 5&ほとんど変化せず&変化する&3D^2/\lambda \end{array} \]

解法

無線工学Bの問題でありながら「最大寸法」という曖昧な言葉…と軽くツッコミを入れさせていただきます。

フレネル領域(近傍)とフラウンホーファー領域(遠方)という区分があります。開口面から出た平面波が、その形状を維持したままビーム状に伝達されている領域をフレネル領域、徐々に広がっていく領域をフラウンホーファー領域といいます。

\(2D^2\,\)はよく分かりませんので覚えましょう。

答え…1