第一級陸上無線技術士試験 無線工学B 過去問題 R5.7(1) A-20

R5.7(1) A-20

次の記述は、マイクロ波アンテナの利得を測定するときに、平面大地での反射波等の影響を少なくする一般的な対策について述べたものである。\(\boxed{\phantom{1234}}\,\)内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。

  1. 反射波の近傍に大地に垂直な金属板の反射防止板を設けて測定誤差を軽減する。この場合、反射防止板のエッジで回折波を生ずることがあるが、エッジに適当な\(\,\boxed{\quad\text{A}\quad}\,\)をつけると回折波の影響を軽減することができる。
  2. 被測定アンテナと対向させる基準アンテナは、いずれもできるだけ\(\,\boxed{\quad\text{B}\quad}\,\)位置に設置する。
  3. ハイトパターンを測定して、大地の\(\,\boxed{\quad\text{C}\quad}\,\)を求めて、計算により反射波の影響を軽減する。
\[ \begin{array}{r c c c} &\text{A}&\text{B}&\text{C} \\ 1&丸み&低い&導電率 \\ 2&丸み&高い&反射係数 \\ 3&凹凸&高い&反射係数 \\ 4&凹凸&低い&導電率 \\ 5&丸み&高い&導電率 \end{array} \]

解法

反射防止板のエッジに凹凸をつけると回折波を軽減できる。

測定するアンテナをできるだけ高い位置に設置する。

大地の反射係数を求める。

答え…3