第一級陸上無線技術士試験 無線工学B 過去問題 R5.7(2) A-11 R4.1(1) A-11 R3.1(1) A-11 R2.1 A-11 H30.1 A-10

R5.7(2) A-11

図に示す三線式折返し半波長ダイポールアンテナを用いて\(\,150\,[\mathrm{MHz}]\,\)の電波を受信したときの実効長の値として、最も近いものを下の番号から選べ。ただし、3本のアンテナ素子はそれぞれ平行で、かつ、極めて近接して配置されており、その素材や寸法は同じものとし、波長を\(\,\lambda\,[\mathrm{m}]\,\)とする。また、アンテナの損失はないものとする。

\[ \begin{array}{r l} 1&76\,[\mathrm{cm}] \\ 2&96\,[\mathrm{cm}] \\ 3&115\,[\mathrm{cm}] \\ 4&155\,[\mathrm{cm}] \\ 5&191\,[\mathrm{cm}] \end{array} \]

解法

三線式折返し半波長ダイポールアンテナの実効長\(\,l_e\,[\mathrm{m}]\,\)は半波長ダイポールアンテナの3倍となるので、

\[ \begin{eqnarray} l_e&=&3\times\cfrac{\lambda}{\pi} \\ &=&3\times\cfrac{\frac{300}{150}}{\pi} \\ &=&3\times2\times0.318 \\ &=&1.91\,[\mathrm{m}] \\ &=&191\,[\mathrm{cm}] \end{eqnarray} \]

答え…5

R4.1(1) A-11

図に示す三線式折返し半波長ダイポールアンテナを用いて\(\,300\,[\mathrm{MHz}]\,\)の電波を受信したときの実効長の値として、最も近いものを下の番号から選べ。ただし、3本のアンテナ素子はそれぞれ平行で、かつ、極めて近接して配置されており、その素材や寸法は同じものとし、波長を\(\,\lambda\,[\mathrm{m}]\,\)とする。また、アンテナの損失はないものとする。

\[ \begin{array}{r l} 1&76\,[\mathrm{cm}] \\ 2&96\,[\mathrm{cm}] \\ 3&115\,[\mathrm{cm}] \\ 4&155\,[\mathrm{cm}] \\ 5&191\,[\mathrm{cm}] \end{array} \]

解法

三線式折返し半波長ダイポールアンテナの実効長\(\,l_e\,[\mathrm{m}]\,\)は半波長ダイポールアンテナの3倍となるので、

\[ \begin{eqnarray} l_e&=&3\times\cfrac{\lambda}{\pi} \\ &=&3\times\cfrac{\frac{300}{300}}{\pi} \\ &=&\cfrac3{3.14} \\ &=&0.956\,[\mathrm{m}] \\ &=&95.6\,[\mathrm{cm}] \end{eqnarray} \]

答え…2

R3.1(1) A-11

図に示す三線式折返し半波長ダイポールアンテナを用いて\(\,250\,[\mathrm{MHz}]\,\)の電波を受信したときの実効長の値として、最も近いものを下の番号から選べ。ただし、3本のアンテナ素子はそれぞれ平行で、かつ、極めて近接して配置されており、その素材や寸法は同じものとし、波長を\(\,\lambda\,[\mathrm{m}]\,\)とする。また、アンテナの損失はないものとする。

\[ \begin{array}{r l} 1&76\,[\mathrm{cm}] \\ 2&96\,[\mathrm{cm}] \\ 3&115\,[\mathrm{cm}] \\ 4&155\,[\mathrm{cm}] \\ 5&191\,[\mathrm{cm}] \end{array} \]

解法

三線式折返し半波長ダイポールアンテナの実効長\(\,l_e\,[\mathrm{m}]\,\)は半波長ダイポールアンテナの3倍となるので、

\[ \begin{eqnarray} l_e&=&3\times\cfrac{\lambda}{\pi} \\ &=&3\times\cfrac{\frac{300}{250}}{\pi} \\ &=&3\times\cfrac65\times0.318 \\ &=&1.14\,[\mathrm{m}] \\ &=&114\,[\mathrm{cm}] \end{eqnarray} \]

答え…3

R2.1 A-11

図に示すように三線式折返し半波長ダイポールアンテナを用いて\(\,150\,[\mathrm{MHz}]\,\)の電波を受信したときの実効長の値として、最も近いものを下の番号から選べ。ただし、3本のアンテナ素子はそれぞれ平行で、かつ、極めて近接して配置されており、その素材や寸法は同じものとし、波長を\(\,\lambda\,[\mathrm{m}]\,\)とする。また、アンテナの損失はないものとする。

\[ \begin{array}{r l} 1&96\,[\mathrm{cm}] \\ 2&113\,[\mathrm{cm}] \\ 3&136\,[\mathrm{cm}] \\ 4&155\,[\mathrm{cm}] \\ 5&191\,[\mathrm{cm}] \end{array} \]

解法

三線式折返し半波長ダイポールアンテナの実効長\(\,l_e\,[\mathrm{m}]\,\)は半波長ダイポールアンテナの3倍となるので、

\[ \begin{eqnarray} l_e&=&3\times\cfrac{\lambda}{\pi} \\ &=&3\times\cfrac{\frac{300}{150}}{\pi} \\ &=&3\times2\times0.318 \\ &=&1.91\,[\mathrm{m}] \\ &=&191\,[\mathrm{cm}] \end{eqnarray} \]

答え…5

H30.1 A-10

図に示すように三線式折返し半波長ダイポールアンテナを用いて\(\,300\,[\mathrm{MHz}]\,\)の電波を受信したときの実効長の値として、最も近いものを下の番号から選べ。ただし、3本のアンテナ素子はそれぞれ平行で、かつ、極めて近接して配置されており、その素材や寸法は同じものとし、波長を\(\,\lambda\,[\mathrm{m}]\,\)とする。また、アンテナの損失はないものとする。

\[ \begin{array}{r l} 1&96\,[\mathrm{cm}] \\ 2&109\,[\mathrm{cm}] \\ 3&116\,[\mathrm{cm}] \\ 4&125\,[\mathrm{cm}] \\ 5&134\,[\mathrm{cm}] \end{array} \]

解法

三線式折返し半波長ダイポールアンテナの実効長\(\,l_e\,[\mathrm{m}]\,\)は半波長ダイポールアンテナの3倍となるので、

\[ \begin{eqnarray} l_e&=&3\times\cfrac{\lambda}{\pi} \\ &=&3\times\cfrac{\frac{300}{300}}{\pi} \\ &=&3\times0.318 \\ &=&0.95\,[\mathrm{m}] \\ &=&95\,[\mathrm{cm}] \end{eqnarray} \]

答え…1