第一級陸上無線技術士試験 無線工学B 過去問題 R5.7(2) A-18 R3.7(1) A-18 R1.7 A-20 H29.7 A-18

R5.7(2) A-18

次の記述は、アンテナの近傍界を測定するプローブの走査法について述べたものである。\(\boxed{\phantom{1234}}\,\)内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。

  1. 図に示すように電波暗室で被測定アンテナの近くに半波長ダイポールアンテナやホーンアンテナなどで構成されたプローブを置き、それを走査して近傍界の特性を測定し、得られた測定値から数値計算により遠方界の特性を求める。このための走査法には、円筒面走査法、平面走査法及び球面走査法がある。
  2. 円筒面走査法では、被測定アンテナを大地に垂直な軸を中心に回転させ、プローブを\(\,\boxed{\quad\text{A}\quad}\,\)方向に走査して測定する。この走査法は、\(\boxed{\quad\text{B}\quad}\,\)アンテナなどのアンテナの測定に適している。
  3. 平面走査法では、(2)と同様のプローブを用い、被測定アンテナを回転させないでプローブを上下左右方向に走査して測定する。この走査法は、\(\boxed{\quad\text{C}\quad}\,\)アンテナなどのアンテナの測定に適している。
\[ \begin{array}{l c c c} &\text{A}&\text{B}&\text{C} \\ 1&左右&ファンビーム&ペンシルビーム \\ 2&上下&ファンビーム&ペンシルビーム \\ 3&左右&ファンビーム&無指向性 \\ 4&左右&ペンシルビーム&無指向性 \\ 5&上下&ペンシルビーム&ファンビーム \end{array} \]

解法

円筒面走査法では、被測定アンテナを大地に垂直な軸を中心に回転させ、プローブを上下方向に走査して測定する。ファンビームアンテナの測定に適している。

平面走査法では、プローブを上下左右方向に走査して測定する。ペンシルビームアンテナの測定に適している。

答え…2

R3.7(1) A-18

次の記述は、アンテナの近傍界を測定するプローブの走査法について述べたものである。\(\boxed{\phantom{1234}}\,\)内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。

図に示すように電波暗室で被測定アンテナの近くに半波長ダイポールアンテナやホーンアンテナなどで構成されたプローブを置き、それを走査して近傍界の特性を測定し、得られた測定値から数値計算により遠方界の特性を求める。このための走査法には、平面走査法、円筒面走査法及び球面走査法がある。

  1. 平面走査法では、被測定アンテナを回転させないでプローブを上下左右方向に走査して測定する。この走査法は、\(\boxed{\quad\text{A}\quad}\,\)アンテナなどのアンテナの測定に適している。
  2. 円筒面走査法では、(1)と同様のプローブを用い、被測定アンテナを大地に\(\,\boxed{\quad\text{B}\quad}\,\)な軸を中心に回転させ、プローブを上下方向に走査して測定する。この走査法は、\(\boxed{\quad\text{C}\quad}\,\)アンテナなどのアンテナの測定に適している。
\[ \begin{array}{l c c c} &\text{A}&\text{B}&\text{C} \\ 1&ファンビーム&水平&ペンシルビーム \\ 2&ファンビーム&垂直&ペンシルビーム \\ 3&ファンビーム&水平&無指向性 \\ 4&ペンシルビーム&垂直&ファンビーム \\ 5&ペンシルビーム&水平&ファンビーム \end{array} \]

解法

ペンシルビームに対しては被測定アンテナを回転しても意味がなさそうなので…

答え…4

R1.7 A-20

次の記述は、アンテナの近傍界を測定するプローブの走査法について述べたものである。\(\boxed{\phantom{1234}}\,\)内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。

図に示すように電波暗室で被測定アンテナの近くに半波長ダイポールアンテナやホーンアンテナなどで構成されたプローブを置き、それを走査して近傍界の特性を測定し、得られた測定値から数値計算により遠方界の特性を求める。このための走査法には、平面走査法、円筒面走査法及び球面走査法がある。

  1. 平面走査法では、被測定アンテナを回転させないでプローブを\(\,\boxed{\quad\text{A}\quad}\,\)方向に走査して測定する。特にペンシルビームアンテナや回転のできないアンテナの測定に適している。
  2. 円筒面走査法では、(1)と同様のプローブを用い、被測定アンテナを大地に\(\,\boxed{\quad\text{B}\quad}\,\)な軸を中心に回転させ、プローブを\(\,\boxed{\quad\text{C}\quad}\,\)方向に走査して測定する。指向性の測定できる範囲が平面走査法よりも広がり、ファンビームアンテナなどのアンテナ測定に適している。
\[ \begin{array}{l c c c} &\text{A}&\text{B}&\text{C} \\ 1&上下左右&垂直&上下 \\ 2&上下左右&水平&左右 \\ 3&上下左右&水平&上下 \\ 4&上下&水平&上下 \\ 5&上下&垂直&左右 \end{array} \]

解法

平面走査法では、平面上でプローブを上下左右に移動させる。円筒面走査法では被測定アンテナを水平面で回転させ、プローブを上下に移動させることで円筒形に走査させることができる。

答え…1

H29.7 A-18

次の記述は、アンテナの近傍界を測定するプローブの走査法について述べたものである。\(\boxed{\phantom{1234}}\,\)内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。

図に示すように電波暗室で被測定アンテナの近くに半波長ダイポールアンテナやホーンアンテナなどで構成されたプローブを置き、それを走査して近傍界の特性を測定し、得られた測定値から数値計算により遠方界の特性を求める。このための走査法には、平面走査法、円筒面走査法及び球面走査法がある。

  1. 平面走査法では、被測定アンテナを回転させないでプローブを\(\,\boxed{\quad\text{A}\quad}\,\)方向に走査して測定する。特にペンシルビームアンテナや回転のできないアンテナの測定に適している。
  2. 円筒面走査法では、(1)と同様のプローブを用い、被測定アンテナを大地に\(\,\boxed{\quad\text{B}\quad}\,\)な軸を中心に回転させ、プローブを\(\,\boxed{\quad\text{C}\quad}\,\)方向に走査して測定する。指向性の測定できる範囲が平面走査法よりも広がり、ファンビームアンテナなどのアンテナ測定に適している。
\[ \begin{array}{l c c c} &\text{A}&\text{B}&\text{C} \\ 1&上下左右&水平&上下 \\ 2&上下左右&水平&左右 \\ 3&上下左右&垂直&上下 \\ 4&上下&水平&上下 \\ 5&上下&垂直&左右 \end{array} \]

解法

平面走査法では、平面上でプローブを上下左右に移動させる。円筒面走査法では被測定アンテナを水平面で回転させ、プローブを上下に移動させることで円筒形に走査させることができる。

答え…3