R5.7(2) B-1
次の記述は、アンテナの実効長、利得及び実効面積について述べたものである。このうち正しいものを1、誤っているものを2として解答せよ。
- 電流分布が\(\,l(x)\,\)である長さ\(\,2l\,\)の線状アンテナ(\(\,x=-l\sim +l\,\))の実効長\(\,l_e\,\)は次式で表される。ただし、給電電流を\(\,l_0\,\)とする。 \[ l_e=\cfrac1{l_0}\int_{-l}^{+l}l(x)dx \]
- 無損失アンテナの半波長ダイポールアンテナを基準とした相対利得は指向性利得に等しい。
- 整合した状態におけるアンテナ利得を\(\,G\,\)とすれば、不整合のときの利得(動作利得)は\(\,GM\,\)で表される。ただし、\(M\,\)は反射損であり、\(\varGamma\,\)を反射係数とすれば\(\,M=1/(1-|\varGamma|^2)\,\)である。
- 自由空間に置かれたアンテナの利得は、そのアンテナの実効長に比例する。
- 開口面上の電界分布が一様である理想的な開口面アンテナの実効面積は、そのアンテナの幾何学的開口面積に等しい。
解法
よく分かりませんが、おそらく以下と思われます。
無損失アンテナの絶対利得は指向性利得に等しい。
整合した状態におけるアンテナ利得を\(\,G\,\)、反射損を\(\,M\,\)とすると、不整合のときの利得(動作利得)は\(\,G/M\,\)で表される。
自由空間に置かれたアンテナの利得は、そのアンテナの実効面積に比例する。