R5.7(2) B-4
次の記述は、SHF帯及びEHF帯の電波の伝搬について述べたものである。\(\boxed{\phantom{1234}}\,\)内に入れるべき字句を下の番号から選べ。
- 晴天時の大気ガスによる電波の共鳴吸収は、主に酸素分子及び水蒸気分子によるものであり、\(100\,[\mathrm{GHz}]\,\)以下では、\(\boxed{\quad\text{ア}\quad}\,\)付近に水素分子の共鳴周波数がある。
- 霧や細かい雨などのように波長に比べて十分小さい直径の水滴による減衰は、主に吸収によるものであり、周波数が低くなると\(\,\boxed{\quad\text{イ}\quad}\,\)する。
- 降雨による減衰は、雨滴による吸収と\(\,\boxed{\quad\text{ウ}\quad}\,\)で生じ、概ね\(\,10\,[\mathrm{GHz}]\,\)以上で顕著になり、ほぼ\(\,200\,[\mathrm{GHz}]\,\)までは周波数が高いほど、降雨強度が大きいほど、減衰量が大きくなる。
- 二つの通信回線のアンテナビームが交差している領域に\(\,\boxed{\quad\text{エ}\quad}\,\)があると、それによる散乱のために通信回線に干渉を起こすことがある。
- 降雨による交差偏波識別度の劣化は、形状が\(\,\boxed{\quad\text{オ}\quad}\,\)雨滴に進入する電波の減衰及び位相回転の大きさが偏波の方向によって異なることが原因で生ずる。
解法
60酸素、22水蒸気
吸収は周波数が高いと増加
降雨による減衰は雨滴による吸収と散乱で生ずる
降雨による交差偏波識別度の劣化は、扁平な雨滴に侵入することで起こる電波の減衰と、偏波の方向により位相回転の大きさが異なることが原因
答え…ア-6 イ-7 ウ-3 エ-5 オ-9
R4.7(1) B-4
次の記述は、SHF帯及びEHF帯の電波の伝搬について述べたものである。\(\boxed{\phantom{1234}}\,\)内に入れるべき字句を下の番号から選べ。なお、同じ記号の\(\,\boxed{\phantom{1234}}\,\)内には、同じ字句が入るものとする。
- 晴天時の大気ガスによる電波の共鳴吸収は、主に\(\,\boxed{\quad\text{ア}\quad}\,\)及び水蒸気分子によるものであり、\(100\,[\mathrm{GHz}]\,\)以下では、\(60\,[\mathrm{GHz}]\,\)付近に\(\,\boxed{\quad\text{ア}\quad}\,\)分子の共鳴周波数がある。
- 霧や細かい雨などのように波長に比べて十分小さい直径の水滴による減衰は、主に吸収によるものであり、周波数が\(\,\boxed{\quad\text{イ}\quad}\,\)なると増加する。
- 降雨による減衰は、雨滴による吸収と\(\,\boxed{\quad\text{ウ}\quad}\,\)で生じ、概ね\(\,10\,[\mathrm{GHz}]\,\)以上で顕著になり、ほぼ\(\,200\,[\mathrm{GHz}]\,\)までは周波数が高いほど、降雨強度が大きいほど、減衰量が大きくなる。
- 降雨による減衰は、雨滴の半径が大きいと、垂直偏波に比べ水平偏波の方が若干\(\,\boxed{\quad\text{エ}\quad}\,\)なる。
- 降雨による交差偏波識別度の劣化は、形状が\(\,\boxed{\quad\text{オ}\quad}\,\)雨滴に進入する電波の減衰及び位相回転の大きさが偏波の方向によって異なることが原因で生ずる。
解法
60酸素、22水蒸気
吸収は周波数が高いと増加
降雨による減衰は雨滴による吸収と散乱で生ずる
降雨による交差偏波識別度の劣化は、扁平な雨滴に侵入することで起こる電波の減衰と、偏波の方向により位相回転の大きさが異なることが原因
答え…ア-6 イ-2 ウ-3 エ-5 オ-9
R3.7(1) A-15
次の記述は、SHF帯やEHF帯の地上系固定通信において、降雨時に生ずる交差偏波について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。ただし、使用する偏波は直線偏波とする。
- 一つの周波数で、互いに直交する二つの偏波を用いて異なる信号を伝送すれば、周波数の利用効率が2倍になるが、降雨時には交差偏波が発生しやすい。
- 受信信号の主偏波の電界強度を\(\,E_p\,[\mathrm{V/m}]\,\)、交差偏波の電界強度を\(\,E_c\,[\mathrm{V/m}]\,\)とすると、通常、交差偏波識別度は、\(20\log_{10}(E_p/E_c)\,[\mathrm{dB}]\,\)と表される。
- 落下中の雨滴は、雨滴内外の圧力や表面張力の影響を受け、落下方向につぶれた形に変形するが、その変形の度合いは、雨滴が大きいほど大きい。
- 風のある降雨時には、上下方向に扁平な回転楕円体に近い形に変形した雨滴が水平方向より傾き、その長軸方向の電界成分の減衰が短軸方向の電界成分の減衰よりも小さくなるために交差偏波が発生する。
- 交差偏波識別度は、降雨が強いほど、また、雨滴の傾きが大きいほど劣化する。
解法
風のある降雨時には、上下方向に扁平な回転楕円体に近い形に変形した雨滴が水平方向より傾き、その長軸方向の電界成分の減衰が短軸方向の電界成分の減衰よりも大きくなるために交差偏波が発生する。
答え…4
R3.1(2) B-4
次の記述は、SHF帯及びEHF帯の電波の伝搬について述べたものである。このうち正しいものを1、誤っているものを2として解答せよ。
- 晴天時の大気ガスによる電波の共鳴吸収は、主に酸素及び水蒸気分子によるものであり、\(100\,[\mathrm{GHz}]\,\)以下では、\(22\,[\mathrm{GHz}]\,\)付近に酸素分子の共鳴周波数が、\(40\,[\mathrm{GHz}]\,\)付近に水蒸気分子の共鳴周波数がある。
- 霧や細かい雨などのように波長に比べて十分小さい直径の水滴による減衰は、主に吸収によるものであり、周波数が高くなると増加する。
- 降雨による交差偏波識別度の劣化は、扁平な雨滴に進入する電波の減衰及び位相回転の大きさが偏波の方向によって異なることと無関係である。
- 降雨による減衰は、雨滴による吸収と散乱で生じ、概ね\(\,10\,[\mathrm{GHz}]\,\)以上で顕著になり、\(200\,[\mathrm{GHz}]\,\)付近までは周波数が高いほど、降雨強度が大きいほど、減衰量が大きくなる。
- 二つの通信回線のアンテナビームが交差している領域に降雨があると、雨滴による散乱のために通信回線に干渉を起こすことがある。
解法
晴天時の大気ガスによる電波の共鳴吸収は、主に酸素及び水蒸気分子によるものであり、\(100\,[\mathrm{GHz}]\,\)以下では、\(22\,[\mathrm{GHz}]\,\)付近に水蒸気分子の共鳴周波数が、\(60\,[\mathrm{GHz}]\,\)付近に酸素分子の共鳴周波数がある。
降雨による交差偏波識別度の劣化は、扁平な雨滴に進入する電波の減衰及び位相回転の大きさが偏波の方向によって異なることが原因で生ずる。
答え…ア-2 イ-1 ウ-2 エ-1 オ-1
R3.1(1) B-4
次の記述は、SHF帯及びEHF帯の電波の伝搬について述べたものである。\(\boxed{\phantom{1234}}\,\)内に入れるべき字句を下の番号から選べ。
- 晴天時の大気ガスによる電波の共鳴吸収は、主に酸素及び水蒸気分子によるものであり、\(100\,[\mathrm{GHz}]\,\)以下では、\(\boxed{\quad\text{ア}\quad}\,\)付近に酸素分子の共鳴周波数があり、\(22\,[\mathrm{GHz}]\,\)付近に水蒸気分子の共鳴周波数がある。
- 霧や細かい雨などのように波長に比べて十分小さい直径の水滴による減衰は、主に吸収によるものであり、周波数が\(\,\boxed{\quad\text{イ}\quad}\,\)なると増加する。
- 降雨による減衰は、雨滴による吸収と\(\,\boxed{\quad\text{ウ}\quad}\,\)で生じ、概ね\(\,10\,[\mathrm{GHz}]\,\)以上で顕著になり、ほぼ\(\,200\,[\mathrm{GHz}]\,\)までは周波数が高いほど、降雨強度が大きいほど、減衰量が大きくなる。
- 降雨による交差偏波識別度の劣化は、形状が\(\,\boxed{\quad\text{エ}\quad}\,\)雨滴に進入する電波の減衰及び位相回転の大きさが偏波の方向によって異なることが原因で生ずる。
- 二つの通信回線のアンテナビームが交差している領域に\(\,\boxed{\quad\text{オ}\quad}\,\)があると、それによる散乱のために通信回線に干渉を起こすことがある。
解法
60酸素、22水蒸気、散乱、扁平、雨滴は覚えましょう。
答え…ア-6 イ-2 ウ-3 エ-9 オ-10
R1.7 B-4
次の記述は、SHF帯及びEHF帯の電波の伝搬について述べたものである。\(\boxed{\phantom{1234}}\,\)内に入れるべき字句を下の番号から選べ。
- 晴天時の大気ガスによる電波の共鳴吸収は、主に酸素及び水蒸気分子によるものであり、\(100\,[\mathrm{GHz}]\,\)以下では、\(\boxed{\quad\text{ア}\quad}\,\)付近に水蒸気分子の共鳴周波数がある。
- 霧や細かい雨などのように波長に比べて十分小さい直径の水滴による減衰は、主に吸収によるものであり、周波数が\(\,\boxed{\quad\text{イ}\quad}\,\)なると増加し、単位体積の空気中に含まれる水分の量に比例する。
- 降雨による減衰は、雨滴による吸収と\(\,\boxed{\quad\text{ウ}\quad}\,\)で生じ、概ね\(\,10\,[\mathrm{GHz}]\,\)以上で顕著になり、ほぼ\(\,200\,[\mathrm{GHz}]\,\)までは周波数が高いほど、降雨強度が大きいほど、減衰量が大きくなる。
- 降雨による交差偏波識別度の劣化は、形状が\(\,\boxed{\quad\text{エ}\quad}\,\)雨滴に進入する電波の減衰及び位相回転の大きさが偏波の方向によって異なることが原因で生ずる。
- 二つの通信回線のアンテナビームが交差している領域に\(\,\boxed{\quad\text{オ}\quad}\,\)があると、それによる散乱のために通信回線に干渉を起こすことがある。
解法
60酸素、22水蒸気、散乱、扁平、雨滴は覚えましょう。
答え…ア-6 イ-7 ウ-3 エ-9 オ-5
H31.1 A-15
次の記述は、SHF帯やEHF帯の地上系固定通信において、降雨時に生ずる交差偏波について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。ただし、使用する偏波は直線偏波とする。
- 一つの周波数で、互いに直交する二つの偏波を用いて異なる信号を伝送すれば、周波数の利用効率が2倍になるが、降雨時には交差偏波が発生しやすい。
- 落下中の雨滴は、雨滴内外の圧力や表面張力の影響を受け、落下方向につぶれた形に変形するが、その変形の度合いは、雨滴が大きいほど大きい。
- 風のある降雨時には、上下方向に扁平な回転楕円体に近い形に変形した雨滴が水平方向より傾き、その長軸方向の電界成分の減衰が短軸方向の電界成分の減衰よりも小さくなるために交差偏波が発生する。
- 受信信号の主偏波の電界強度を\(\,E_p\,[\mathrm{V/m}]\,\)、交差偏波の電界強度を\(\,E_c\,[\mathrm{V/m}]\,\)とすると、通常、交差偏波識別度は、\(20\log_{10}(E_p/E_c)\,[\mathrm{dB}]\,\)と表される。
- 交差偏波識別度は、降雨が強いほど、また、雨滴の傾きが大きいほど劣化する。
解法
風のある降雨時には、上下方向に扁平な回転楕円体に近い形に変形した雨滴が水平方向より傾き、その長軸方向の電界成分の減衰が短軸方向の電界成分の減衰よりも大きくなるために交差偏波が発生する。
答え…3
H30.7 B-4
次の記述は、SHF帯及びEHF帯の電波の伝搬について述べたものである。このうち正しいものを1、誤っているものを2として解答せよ。
- 晴天時の大気ガスによる電波の共鳴吸収は、主に酸素及び水蒸気分子によるものであり、\(100\,[\mathrm{GHz}]\,\)以下では、\(22\,[\mathrm{GHz}]\,\)付近に酸素分子の共鳴周波数が、\(60\,[\mathrm{GHz}]\,\)付近に水蒸気分子の共鳴周波数がある。
- 霧や細かい雨などのように波長に比べて十分小さい直径の水滴による減衰は、主に吸収によるものであり、周波数が高くなると増加する。
- 降雨による減衰は、雨滴による吸収と散乱で生じ、概ね\(\,10\,[\mathrm{GHz}]\,\)以上で顕著になり、\(200\,[\mathrm{GHz}]\,\)付近までは周波数が高いほど、降雨強度が大きいほど、減衰量が大きくなる。
- 降雨による交差偏波識別度の劣化は、扁平な雨滴に進入する電波の減衰及び位相回転の大きさが偏波の方向によって異なることと無関係である。
- 二つの通信回線のアンテナビームが交差している領域に降雨があると、雨滴による散乱のために通信回線に干渉を起こすことがある。
解法
晴天時の大気ガスによる電波の共鳴吸収は、主に酸素及び水蒸気分子によるものであり、\(100\,[\mathrm{GHz}]\,\)以下では、\(22\,[\mathrm{GHz}]\,\)付近に水蒸気分子の共鳴周波数が、\(60\,[\mathrm{GHz}]\,\)付近に酸素分子の共鳴周波数がある。
降雨による交差偏波識別度の劣化は、扁平な雨滴に進入する電波の減衰及び位相回転の大きさが偏波の方向によって異なることが原因で生ずる。
答え…ア-2 イ-1 ウ-1 エ-2 オ-1
H29.1 B-4
次の記述は、SHF帯及びEHF帯の電波の伝搬について述べたものである。\(\boxed{\phantom{1234}}\,\)内に入れるべき字句を下の番号から選べ。
- 晴天時の大気ガスによる電波の共鳴吸収は、主に酸素及び水蒸気分子によるものであり、\(100\,[\mathrm{GHz}]\,\)以下では、\(\boxed{\quad\text{ア}\quad}\,\)付近に酸素分子の共鳴周波数があり、\(22\,[\mathrm{GHz}]\,\)付近に水蒸気分子の共鳴周波数がある。
- 霧や細かい雨などのように波長に比べて十分小さい直径の水滴による減衰は、主に吸収によるものであり、周波数が\(\,\boxed{\quad\text{イ}\quad}\,\)なると増加し、単位体積の空気中に含まれる水分の量に比例する。
- 降雨による減衰は、雨滴による吸収と\(\,\boxed{\quad\text{ウ}\quad}\,\)で生じ、概ね\(\,10\,[\mathrm{GHz}]\,\)以上で顕著になり、ほぼ\(\,200\,[\mathrm{GHz}]\,\)までは周波数が高いほど、降雨強度が大きいほど、減衰量が大きくなる。
- 降雨による交差偏波識別度の劣化は、形状が\(\,\boxed{\quad\text{エ}\quad}\,\)雨滴に進入する電波の減衰及び位相回転の大きさが偏波の方向によって異なることが原因で生ずる。
- 二つの通信回線のアンテナビームが交差している領域に\(\,\boxed{\quad\text{オ}\quad}\,\)があると、それによる散乱のために通信回線に干渉を起こすことがある。
解法
60酸素、22水蒸気、散乱、扁平、雨滴は覚えましょう。