第一級陸上無線技術士試験 無線工学B 過去問題 R5.7(2) B-5 R5.1(2) A-19 R4.1(2) A-18 R3.1(2) A-20 R2.11(2) B-5 R2.1 A-18 H30.7 A-19 H29.1 B-5 H28.1 A-18

R5.7(2) B-5

次の記述は、マイクロ波アンテナの測定について述べたものである。このうち正しいものを1、誤っているものを2として解答せよ。

  1. アンテナの測定項目には、入力インピーダンス、利得、指向性、偏波などがある。
  2. 三つのアンテナを用いる場合、これらのアンテナの利得が未知であっても、それぞれの利得を求めることができる。
  3. 円偏波アンテナの測定をする場合には、円偏波の電波を送信して測定することができるほか、直線偏波のアンテナを送信アンテナに用い、そのビーム軸のまわりに回転させながら測定することもできる。
  4. 開口面アンテナの指向性を測定する場合の送受信アンテナの離すべき最小距離は、開口面の大きさと関係し、使用波長に関係しない。
  5. 大型のアンテナの測定を電波暗室で行えない場合には、アンテナの寸法を所定の大きさまで縮小し、本来のアンテナの使用周波数に縮小率を掛けた低い周波数で測定する。

解法

開口面アンテナの指向性を測定する場合の送受信アンテナの離すべき最小距離は、開口面の大きさと使用波長に関係する

アンテナの寸法を所定の大きさまで縮小し、本来のアンテナの使用周波数に縮小率で割った高い周波数で測定する。

答え…ア-1 イ-1 ウ-1 エ-2 オ-2

R5.1(2) A-19

次の記述は、アンテナ利得の測定について述べたものである。\(\boxed{\phantom{1234}}\,\)内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。

  1. 三つのアンテナを用いる場合、これらのアンテナの利得が未知であるとき、それぞれの利得を求めることが\(\,\boxed{\quad\text{A}\quad}\,\)。
  2. 寸法から利得を求めることができる\(\,\boxed{\quad\text{B}\quad}\,\)は、標準アンテナとして多く用いられる。
  3. 円偏波アンテナの利得を測定する場合、測定アンテナとして直線偏波アンテナのアンテナを用いることが\(\,\boxed{\quad\text{C}\quad}\,\)。
\[ \begin{array}{r c c c} &\text{A}&\text{B}&\text{C} \\ 1&できる&ブラウンアンテナ&できない \\ 2&できる&ロンビックアンテナ&できる \\ 3&できる&角すいホーンアンテナ&できる \\ 4&できない&ロンビックアンテナ&できる \\ 5&できない&ブラウンアンテナ&できない \end{array} \]

解法

3基のアンテナを使用した場合は、これらのアンテナの利得が未知であってもそれぞれの利得を求めることができる。

角すいホーンアンテナは、その寸法から利得を求めることができるので、標準アンテナとして使用される。

円偏波アンテナの利得を測定する場合には、一般に円偏波によって測定するが、直線偏波アンテナをビーム軸のまわりに回転させて測定することもできる。

答え…3

R4.1(2) A-18

次の記述は、アンテナ利得の測定について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。

  1. 3基のアンテナを使用した場合は、これらのアンテナの利得が未知であってもそれぞれの利得を求めることができる。
  2. 円偏波アンテナの利得の測定に、直線偏波アンテナは使用できない。
  3. 角錐ホーンアンテナは、その寸法から利得を求めることができるので、標準アンテナとして使用される。
  4. 屋外で測定することが困難な場合や精度の高い測定を必要とする場合には、電波暗室内における近傍界の測定と計算により利得を求めることができる。
  5. 衛星地球局用大型アンテナの利得の測定には、測定距離がフラウンホーファ領域になり、また、仰角が十分高く地面からの反射波の影響を避けることができるように、カシオペアAなどの電波星の電波を受信する方法がある。

解法

円偏波アンテナの利得を測定する場合には、一般に円偏波によって測定するが、直線偏波アンテナをビーム軸のまわりに回転させて測定することもできる。

答え…2

R3.1(2) A-20

次の記述は、マイクロ波のアンテナの利得測定について述べたものである。\(\boxed{\phantom{1234}}\,\)内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。

  1. 三つのアンテナを用いる場合、これらのアンテナの利得が未知であるとき、それぞれの利得を求めることが\(\,\boxed{\quad\text{A}\quad}\,\)。
  2. 標準アンテナには、\(\boxed{\quad\text{B}\quad}\,\)が多く用いられる。
  3. 円偏波アンテナを測定する場合、測定アンテナとして直線偏波アンテナのアンテナを用いることが\(\,\boxed{\quad\text{C}\quad}\,\)。
\[ \begin{array}{r c c c} &\text{A}&\text{B}&\text{C} \\ 1&できない&ロンビックアンテナ&できる \\ 2&できない&角錐ホーンアンテナ&できる \\ 3&できる&ブラウンアンテナ&できない \\ 4&できる&ロンビックアンテナ&できない \\ 5&できる&角錐ホーンアンテナ&できる \end{array} \]

解法

3基のアンテナを使用した場合は、これらのアンテナの利得が未知であってもそれぞれの利得を求めることができる。

角錐ホーンアンテナは、その寸法から利得を求めることができるので、標準アンテナとして使用される。

円偏波アンテナの利得を測定する場合には、一般に円偏波によって測定するが、直線偏波アンテナをビーム軸のまわりに回転させて測定することもできる。

答え…5

R2.11(2) B-5

次の記述は、マイクロ波アンテナの測定について述べたものである。このうち正しいものを1、誤っているものを2として解答せよ。

  1. アンテナの測定項目には、入力インピーダンス、利得、指向性、偏波などがある。
  2. 三つのアンテナを用いる場合、これらのアンテナの利得が未知であると、それぞれの利得を求めることはできない。
  3. 円偏波アンテナの測定をする場合には、円偏波の電波を送信して測定することができるほか、直線偏波のアンテナを送信アンテナに用い、そのビーム軸のまわりに回転させながら測定することもできる。
  4. 開口面アンテナの指向性を測定する場合の送受信アンテナの離すべき最小距離は、開口面の大きさと関係し、使用波長に関係しない。
  5. 角錐ホーンアンテナは、その寸法から利得を求めることができるので、利得測定の標準アンテナとして使用される。

解法

三つのアンテナを用いる場合、これらのアンテナの利得が未知であっても、それぞれの利得を求めることができる。

開口面アンテナの指向性を測定する場合の送受信アンテナの離すべき最小距離は、開口面の大きさと使用波長に関係する。

答え…ア-1 イ-2 ウ-1 エ-2 オ-1

R2.1 A-18

次の記述は、アンテナ利得の測定について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。

  1. 3基のアンテナを使用した場合は、これらのアンテナの利得が未知であってもそれぞれの利得を求めることができる。
  2. 角錐ホーンアンテナは、その寸法から利得を求めることができるので、標準アンテナとして使用される。
  3. 屋外で測定することが困難な場合や精度の高い測定を必要とする場合には、電波暗室内における近傍界の測定と計算により利得を求めることができる。
  4. 開口面アンテナの利得を測定する場合の送受信アンテナの離すべき最小距離は、開口面の大きさと関係し、使用波長に関係しない。
  5. 円偏波アンテナの利得を測定する場合には、一般に円偏波によって測定するが、直線偏波アンテナをビーム軸のまわりに回転させて測定することもできる。

解法

開口面の大きさと使用波長に関係します。

答え…4

H30.7 A-19

次の記述は、アンテナ利得の測定について述べたものである。\(\boxed{\phantom{1234}}\,\)内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。

  1. 三つのアンテナを用いる場合、これらのアンテナの利得が未知であるとき、それぞれの利得を求めることが\(\,\boxed{\quad\text{A}\quad}\,\)。
  2. 寸法から利得を求めることができる\(\,\boxed{\quad\text{B}\quad}\,\)は、標準アンテナとして多く用いられる。
  3. 円偏波アンテナの利得を測定する場合、測定アンテナとして直線偏波アンテナのアンテナを用いることが\(\,\boxed{\quad\text{C}\quad}\,\)。
\[ \begin{array}{r c c c} &\text{A}&\text{B}&\text{C} \\ 1&できる&ブラウンアンテナ&できない \\ 2&できる&ロンビックアンテナ&できない \\ 3&できる&角錐ホーンアンテナ&できる \\ 4&できない&ロンビックアンテナ&できる \\ 5&できない&角錐ホーンアンテナ&できる \end{array} \]

解法

3基のアンテナを使用した場合は、これらのアンテナの利得が未知であってもそれぞれの利得を求めることができる。

角錐ホーンアンテナは、その寸法から利得を求めることができるので、標準アンテナとして使用される。

円偏波アンテナの利得を測定する場合には、一般に円偏波によって測定するが、直線偏波アンテナをビーム軸のまわりに回転させて測定することもできる。

答え…3

H29.1 B-5

次の記述は、アンテナ利得の測定について述べたものである。このうち正しいものを1、誤っているもの2として解答せよ。

  1. アンテナの測定項目には、入力インピーダンス、利得、指向性、偏波などがある。
  2. 三つのアンテナを用いる場合、これらのアンテナの利得が未知であっても、それぞれの利得を求めることができる。
  3. 円偏波アンテナの測定をする場合には、円偏波の電波を送信して測定することができるほか、直線偏波のアンテナを送信アンテナに用い、そのビーム軸のまわりに回転させながら測定することもできる。
  4. 開口面アンテナの指向性を測定する場合の送受信アンテナの離すべき最小距離は、開口面の大きさと関係し、使用波長に関係しない。
  5. 大型のアンテナの測定を電波暗室で行えない場合には、アンテナの寸法を所定の大きさまで縮小し、本来のアンテナの使用周波数に縮小率を掛けた低い周波数で測定する。

解法

開口面の大きさと、使用波長に関係します。

縮小率で割った高い周波数で測定します。

答え…ア-1 イ-1 ウ-1 エ-2 オ-2

H28.1 A-18

次の記述は、アンテナ利得の測定について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。

  1. 3基のアンテナを使用した場合は、これらのアンテナの利得が未知であってもそれぞれの利得を求めることができる。
  2. 角錐ホーンアンテナは、その寸法から利得を求めることができるので、標準アンテナとして使用される。
  3. 円偏波アンテナの利得の測定に、直線偏波アンテナは使用できない。
  4. 屋外で測定することが困難な場合や精度の高い測定を必要とする場合には、電波暗室内における近傍界の測定と計算により利得を求めることができる。
  5. 衛星地球局用大型アンテナの利得の測定には、測定距離がフラウンホーファ領域になり、また、仰角が十分高く地面からの反射波の影響を避けることができるように、カシオペアAなどの電波星の電波を受信する方法がある。

解法

円偏波アンテナの利得を測定する場合には、一般に円偏波によって測定するが、直線偏波アンテナをビーム軸のまわりに回転させて測定することもできる。

答え…3