第一級陸上無線技術士試験 無線工学B 過去問題 R6.1 A-12 R4.7(2) A-11 R4.1(2) A-11 R3.7(2) A-12 R3.1(2) A-11 R1.7 A-12 H30.7 A-10 H28.1 A-11

R6.1 A-12

次の記述は、図に示す対数周期ダイポールアレーアンテナについて述べたものである。\(\boxed{\phantom{1234}}\,\)内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。

  1. 各素子の端を連ねる直線(点線)とアンテナの中心軸(一点鎖線)との交点を頂点\(\,O\,\)とし、その交角を\(\,\alpha\,[\mathrm{rad}]\,\)、\(n\,\)番目の素子の長さの\(\,1/2\,\)を\(\,l_n\,[\mathrm{m}]\,\)、\(O\,\)から\(\,n\,\)番目の素子までの距離を\(\,x_n\,[\mathrm{m}]\,\)とすれば、次式の関係がある。ただし、\(\tau\,\)を対数周期比とする。 \[ \begin{eqnarray} \tau&=&\boxed{\quad\text{A}\quad}=\cfrac{x_{n+1}}{x_n} \\ \alpha&=&\tan^{-1}\frac{l_n}{x_n} \end{eqnarray} \]
  2. (1)の条件で、図のようにダイポールアンテナ(素子)を配置し、隣接するダイポールアンテナごとに\(\,\boxed{\quad\text{B}\quad}\,\)で給電する。
  3. \(\tau\,\)と\(\,\alpha\,\)を適切に設定すると、アンテナの中心軸上の矢印\(\,\boxed{\quad\text{C}\quad}\,\)の方向に最大値を持つ単一指向性が得られる。使用可能な周波数範囲は、最も長い素子と最も短い素子によって決まり、その範囲内で入力インピーダンスなどのアンテナ特性は周波数の\(\,\boxed{\quad\text{D}\quad}\,\)に対して周期的に小さな変化を繰り返す。
\[ \begin{array}{l c c c c} &\text{A}&\text{B}&\text{C}&\text{D} \\ 1&l_{n+1}/l_n&逆位相&ア&対数 \\ 2&l_{n+1}/l_n&同位相&イ&対数 \\ 3&l_{n+1}/l_n&同位相&イ&2乗 \\ 4&l_n/l_{n+1}&同位相&ア&対数 \\ 5&l_n/l_{n+1}&逆位相&ア&2乗 \end{array} \]

解法

\(\boxed{\quad\text{A}\quad}\,\)は単なる比の問題なので図をよく見ましょう。

\(\boxed{\quad\text{B}\quad}\,\)も図から1素子ごとに給電線がクロスしていることが見て取れます。

\(\boxed{\quad\text{C}\quad}\,\)の短い素子の方向、\(\boxed{\quad\text{D}\quad}\,\)の対数は覚えましょう。もともと対数周期ダイポールアレーアンテナと言っております。

答え…1

R4.7(2) A-11

次の記述は、図に示す対数周期ダイポールアレーアンテナについて述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。

  1. 隣り合う素子の長さの比\(\,l_{n+1}/l_n\,\)と隣り合う素子の頂点\(\,O\,\)からの距離の比\(\,x_{n+1}/x_n\,\)は等しい。
  2. 主放射の方向は矢印アの方向である。
  3. 素子にはダイポールアンテナが用いられ、隣接するダイポールアンテナごとに逆位相で給電する。
  4. 八木・宇田アンテナ(八木アンテナ)に比べて帯域幅が広い。
  5. 使用可能な周波数範囲は、最も長い素子と最も短い素子によって決まる。

解法

主放射の方向は矢印の方向である。

答え…2

R4.1(2) A-11

次の記述は、図に示す対数周期ダイポールアレーアンテナについて述べたものである。\(\boxed{\phantom{1234}}\,\)内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。

  1. 各素子の端を連ねる直線(点線)とアンテナの中心軸(一点鎖線)との交点を頂点\(\,O\,\)とし、その交角を\(\,\alpha\,[\mathrm{rad}]\,\)、\(n\,\)番目の素子の長さの\(\,1/2\,\)を\(\,l_n\,[\mathrm{m}]\,\)、\(O\,\)から\(\,n\,\)番目の素子までの距離を\(\,x_n\,[\mathrm{m}]\,\)とすれば、次式の関係がある。ただし、\(\tau\,\)を対数周期比とする。 \[ \begin{eqnarray} \tau&=&\boxed{\quad\text{A}\quad}=\cfrac{x_{n+1}}{x_n} \\ \alpha&=&\tan^{-1}\frac{l_n}{x_n} \end{eqnarray} \]
  2. (1)の条件で、図のようにダイポールアンテナ(素子)を配置し、隣接するダイポールアンテナごとに\(\,\boxed{\quad\text{B}\quad}\,\)で給電する。
  3. \(\tau\,\)と\(\,\alpha\,\)を適切に設定すると、アンテナの中心軸上の矢印\(\,\boxed{\quad\text{C}\quad}\,\)の方向に最大値を持つ単一指向性が得られる。使用可能な周波数範囲は、最も長い素子と最も短い素子によって決まり、その範囲内で入力インピーダンスなどのアンテナ特性は周波数の\(\,\boxed{\quad\text{D}\quad}\,\)に対して周期的に小さな変化を繰り返す。
\[ \begin{array}{l c c c c} &\text{A}&\text{B}&\text{C}&\text{D} \\ 1&l_{n+1}/l_n&同位相&ア&対数 \\ 2&l_{n+1}/l_n&逆位相&イ&対数 \\ 3&l_{n+1}/l_n&同位相&イ&2乗 \\ 4&l_n/l_{n+1}&同位相&ア&対数 \\ 5&l_n/l_{n+1}&逆位相&ア&2乗 \end{array} \]

解法

\(\boxed{\quad\text{A}\quad}\,\)は単なる比の問題なので図をよく見ましょう。

\(\boxed{\quad\text{B}\quad}\,\)も図から1素子ごとに給電線がクロスしていることが見て取れます。

\(\boxed{\quad\text{C}\quad}\,\)の短い素子の方向、\(\boxed{\quad\text{D}\quad}\,\)の対数は覚えましょう。もともと対数周期ダイポールアレーアンテナと言っております。

答え…2

R3.7(2) A-12

次の記述は、図に示す対数周期ダイポールアレーアンテナについて述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。

  1. 隣り合う素子の長さの比\(\,l_{n+1}/l_n\,\)と隣り合う素子の頂点\(\,O\,\)からの距離の比\(\,x_{n+1}/x_n\,\)は等しい。
  2. 主放射の方向は矢印アの方向である。
  3. 素子にはダイポールアンテナが用いられ、隣接するダイポールアンテナごとに逆位相で給電する。
  4. 八木・宇田アンテナ(八木アンテナ)に比べて帯域幅が狭い。
  5. 航空機の航行援助用施設であるILS(計器着陸装置)のローカライザのアンテナとして用いられる。

解法

八木・宇田アンテナ(八木アンテナ)に比べて帯域幅が広い

答え…4

R3.1(2) A-11

次の記述は、図に示す対数周期ダイポールアレーアンテナについて述べたものである。\(\boxed{\phantom{1234}}\,\)内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。

  1. 各素子の端を連ねる直線(点線)とアンテナの中心軸(一点鎖線)との交点を頂点\(\,O\,\)とし、その交角を\(\,\alpha\,[\mathrm{rad}]\,\)、\(n\,\)番目の素子の長さの\(\,1/2\,\)を\(\,l_n\,[\mathrm{m}]\,\)、\(O\,\)から\(\,n\,\)番目の素子までの距離を\(\,x_n\,[\mathrm{m}]\,\)とすれば、次式の関係がある。ただし、\(\tau\,\)を対数周期比とする。 \[ \begin{eqnarray} \tau&=&\boxed{\quad\text{A}\quad}=\cfrac{x_{n+1}}{x_n} \\ \alpha&=&\tan^{-1}\frac{l_n}{x_n} \end{eqnarray} \]
  2. (1)の条件で、図のようにダイポールアンテナ(素子)を配置し、隣接するダイポールアンテナごとに\(\,\boxed{\quad\text{B}\quad}\,\)で給電する。
  3. \(\tau\,\)と\(\,\alpha\,\)を適切に設定すると、アンテナの中心軸上の矢印\(\,\boxed{\quad\text{C}\quad}\,\)の方向に最大値を持つ単一指向性が得られる。使用可能な周波数範囲は、最も長い素子と最も短い素子によって決まり、その範囲内で入力インピーダンスなどのアンテナ特性は周波数の\(\,\boxed{\quad\text{D}\quad}\,\)に対して周期的に小さな変化を繰り返す。
\[ \begin{array}{l c c c c} &\text{A}&\text{B}&\text{C}&\text{D} \\ 1&l_{n+1}/l_n&逆位相&ア&対数 \\ 2&l_{n+1}/l_n&同位相&イ&対数 \\ 3&l_{n+1}/l_n&逆位相&イ&2乗 \\ 4&l_n/l_{n+1}&同位相&イ&対数 \\ 5&l_n/l_{n+1}&逆位相&ア&2乗 \end{array} \]

解法

\(\boxed{\quad\text{A}\quad}\,\)は単なる比の問題なので図をよく見ましょう。

\(\boxed{\quad\text{B}\quad}\,\)も図から1素子ごとに給電線がクロスしていることが見て取れます。

\(\boxed{\quad\text{C}\quad}\,\)の短い素子の方向、\(\boxed{\quad\text{D}\quad}\,\)の対数は覚えましょう。もともと対数周期ダイポールアレーアンテナと言っております。

答え…1

R1.7 A-12

次の記述は、図に示す対数周期ダイポールアレーアンテナについて述べたものである。\(\boxed{\phantom{1234}}\,\)内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。

  1. 各素子の端を連ねる直線(点線)とアンテナの中心軸(一点鎖線)との交点を頂点\(\,O\,\)とし、その交角を\(\,\alpha\,[\mathrm{rad}]\,\)、\(n\,\)番目の素子の長さの\(\,1/2\,\)を\(\,l_n\,[\mathrm{m}]\,\)、\(O\,\)から\(\,n\,\)番目の素子までの距離を\(\,x_n\,[\mathrm{m}]\,\)とすれば、次式の関係がある。ただし、\(\tau\,\)を対数周期比とする。 \[ \begin{eqnarray} \tau&=&\boxed{\quad\text{A}\quad}=\cfrac{x_{n+1}}{x_n} \\ \alpha&=&\tan^{-1}\frac{l_n}{x_n} \end{eqnarray} \]
  2. (1)の条件で、図のようにダイポールアンテナ(素子)を配置し、隣接するダイポールアンテナごとに\(\,\boxed{\quad\text{B}\quad}\,\)で給電する。
  3. \(\tau\,\)と\(\,\alpha\,\)を適切に設定すると、アンテナの中心軸上の矢印\(\,\boxed{\quad\text{C}\quad}\,\)の方向に最大値を持つ単一指向性が得られる。使用可能な周波数範囲は、最も長い素子と最も短い素子によって決まり、その範囲内で入力インピーダンスなどのアンテナ特性は周波数の\(\,\boxed{\quad\text{D}\quad}\,\)に対して周期的に小さな変化を繰り返す。
\[ \begin{array}{l c c c c} &\text{A}&\text{B}&\text{C}&\text{D} \\ 1&l_n/l_{n+1}&同位相&ア&対数 \\ 2&l_n/l_{n+1}&逆位相&イ&2乗 \\ 3&l_{n+1}/l_n&同位相&イ&対数 \\ 4&l_{n+1}/l_n&逆位相&ア&2乗 \\ 5&l_{n+1}/l_n&逆位相&イ&対数 \end{array} \]

解法

\(\boxed{\quad\text{A}\quad}\,\)は単なる比の問題なので図をよく見ましょう。

\(\boxed{\quad\text{B}\quad}\,\)も図から1素子ごとに給電線がクロスしていることが見て取れます。

\(\boxed{\quad\text{C}\quad}\,\)の短い素子の方向、\(\boxed{\quad\text{D}\quad}\,\)の対数は覚えましょう。もともと対数周期ダイポールアレーアンテナと言っております。

答え…5

H30.7 A-10

次の記述は、図に示す対数周期ダイポールアレーアンテナについて述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。

  1. 隣り合う素子の長さの比\(\,l_{n+1}/l_n\,\)と隣り合う素子の頂点\(\,O\,\)からの距離の比\(\,x_{n+1}/x_n\,\)は等しい。
  2. 使用可能な周波数範囲は、最も長い素子と最も短い素子によって決まる。
  3. 主放射の方向は矢印アの方向である。
  4. 素子にはダイポールアンテナが用いられ、隣接するダイポールアンテナごとに逆位相で給電する。
  5. 航空機の航行援助用施設であるILS(計器着陸装置)のローカライザのアンテナとして用いられる。

解法

短い素子の方向は覚えましょう。

答え…3

H28.1 A-11

次の記述は、図に示す対数周期ダイポールアレーアンテナについて述べたものである。\(\boxed{\phantom{1234}}\,\)内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。

  1. 各素子の端を連ねる直線(点線)とアンテナの中心軸(一点鎖線)との交点を頂点\(\,O\,\)とし、その交角を\(\,\alpha\,[\mathrm{rad}]\,\)、\(n\,\)番目の素子の長さ\(\,1/2\,\)を\(\,l_n\,[\mathrm{m}]\,\)、\(O\,\)から\(\,n\,\)番目の素子までの距離を\(\,x_n\,[\mathrm{m}]\,\)とすれば、次式の関係がある。ただし、\(\tau\,\)を対数周期を対数周期比とする。 \[ \begin{eqnarray} \tau&=&\cfrac{l_{n+1}}{l_n}=\boxed{\quad\text{A}\quad} \\ \alpha&=&\tan^{-1}\frac{l_n}{x_n} \end{eqnarray} \]
  2. (1)の条件で、図のようにダイポールアンテナ(素子)を配置し、隣接するダイポールアンテナごとに\(\,\boxed{\quad\text{B}\quad}\,\)で給電する。
  3. \(\tau\,\)と\(\,\alpha\,\)を適切に設定すると、アンテナの中心軸上の矢印\(\,\boxed{\quad\text{C}\quad}\,\)の方向に最大値を持つ単一指向性が得られる。使用可能な周波数範囲は、最も長い素子と最も短い素子によって決まり、その範囲内で入力インピーダンスなどのアンテナ特性は周波数の\(\,\boxed{\quad\text{D}\quad}\,\)に対して周期的に小さな変化を繰り返す。
\[ \begin{array}{l c c c c} &\text{A}&\text{B}&\text{C}&\text{D} \\ 1&x_{n+1}/x_n&同位相&ア&対数 \\ 2&x_{n+1}/x_n&逆位相&イ&2乗 \\ 3&x_{n+1}/x_n&逆位相&ア&対数 \\ 4&x_n/x_{n+1}&同位相&イ&対数 \\ 5&x_n/x_{n+1}&逆位相&ア&2乗 \end{array} \]

解法

\(\boxed{\quad\text{A}\quad}\,\)は単なる比の問題なので図をよく見ましょう。

\(\boxed{\quad\text{B}\quad}\,\)も図から1素子ごとに給電線がクロスしていることが見て取れます。

\(\boxed{\quad\text{C}\quad}\,\)の短い素子の方向、\(\boxed{\quad\text{D}\quad}\,\)の対数は覚えましょう。もともと対数周期ダイポールアレーアンテナと言っております。

答え…3