水質調整剤

1.保護コロイドビタミンB1配合
 高性能保護コロイド剤は海草より抽出したコロイド成分を使用し水中の重金属等を封鎖する役割と、魚表皮の粘膜欠落分やエラを保護する役割を果たす効果のあるものです。
 この製品に使用されているコロイド成分はコロイド中で保護コロイド作用が一番高いもので、カルシウムやマグネシウム、重金属の封鎖性も高く、魚の粘膜保護材としても優れています。
 しかし、天然物のため安定性が悪く早期に使用せねばなりません。
 本剤は海水魚でも使用可能ではありますが、海水中の金属元素と反応し、その効果は著しく低下します。
 そのため、海水では金属元素の吸着性のない高価なコロイド剤が要求されます。
 そのコロイド成分を使ったものが アフリカ で販売されています。
 海水魚は採取時や輸送時にスレが多く発生し、細菌やウイルス感染が多く、見た目何ともない状態で多くの魚が死に至る現象が見受けられます。これらは水槽の生態系がおかしいのではなく、魚自体に問題があるケースが多いのです。
 またビタミンB1を配合することにより、多発性神経障害(ストレスの緩和)の低減、筋肉組織の正常化を図る、いわゆる安定剤ともなっています。

 また、本製品は通常防腐剤を配合する際にそれを溶解する副産物として活性剤(洗剤のような働きをするもので泡立ちが多くなる。)を投与し、環境には良いとはいえないそのような添加物は配合されていません。
 そのため、防腐剤濃度は低く、通常市販されている商品より長持ちはしません。
 使用する分だけ保存下さい。(製造日より1年以内に使用下さい。)

販売店 アフリカ各店、 東京大田区 アクアショップいるか、 ペンギンビレッジ


2.総硬度、ミネラル補給剤(粉末タイプ)300g入り  計量スプーン付
 本剤は食品や医薬として使用される天然ミネラル分を配合した粉末です。
 ガルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、リンなどのミネラル分と鉄、モリブデン、マンガンなどの微量元素をバランスよく含む粉末製剤です。できるだけ溶解を促すように微粉末に加工されています。(塩化物Clは少ないよう配合されています)
 本品は徐々に溶解し、生体や環境に十分なミネラルを補給することができます。また、酸度に対し本剤は緩衝作用を示し、急激なpHの降下を抑制し、低pH水に対しては徐々に緩衝作用を与え、pHを上昇させる働きをします。 

・使用方法 ミネラル濃度やpH(水素イオン濃度)が安定している場合は投与しても本剤は微量しか溶解しません。本剤は水中に欠乏したミネラルを徐々に溶解する作用があります。また、pHが低い値を示す場合は大量のミネラル分を溶解しながら本剤が緩衝作用を与えます。しかし、過剰なミネラルが水中にとけ込んだり、他のものと反応し沈殿しますので、水質が悪い場合は換水や元気玉の投与により水質を改善してから本剤の投与をおすすめします。  
・投与の目安 海水魚飼育水槽やアフリカンシックリット飼育水槽の場合。50L水槽にスプーン1杯程度/毎週 それ以上投与していただいても結構ですが過剰な製剤が沈殿し残留します。グッピーやプラティー等のミネラル分を必要とする魚にも使用可能です。
軟水を好む魚には微量の使用は可能ですが入れすぎると水質がそれとは適合しなくなる場合がありますので注意下さい。


3.即効性カルシウム、マグネシウム補給剤 500cc
 本剤は海水魚水槽、アフリカンシックリット並びに高いGHを好む生体飼育水槽用に即効的にカルシウムやマグネシウムを補給するGH上昇剤です。
 海水水槽などどうしてもカルシウムが生体に吸収されもしくは化学反応で沈殿し、不足しがちなものです。それらを補給することが大切です。

使用方法
本剤キャップ1杯(約14g)を20Lに投与した場合理論値でカルシウム硬度1dHドイツ硬度、マグネシウム硬度0.5dH上昇します。しかしこの値は水槽水のいかなるものとも反応しない課程での値です。通常その環境により他のものと反応することが考えられます。そのため、一般的な水槽で2〜3割増しの投与でこのようにな値になることが認められます。また、腐蝕物(酸度)の多い水槽では初期いくら投与してもGHが上昇しない場合があります。これは投与した本剤が他のものと反応して沈殿していることが考えられますので換水や吸着濾過材の投与により水質を改善することをおすすめします。


4.KH上昇剤 300g粉末 スプーン付
 本剤は総硬度に影響せず、KH(炭酸水素イオン濃度)を上昇させたいときに使用します。海水水槽やアルカリ性を好む生物飼育水槽ではしばしば腐蝕物によりpHの低下やKHの低下が見られます。本剤はそれらを補う即効性のKHやpH上昇剤です。

使用方法
本剤スプーン1杯(約2.5g)を100Lの水に投与すると理論上炭酸水素硬度1dKH上昇します。しかしこの値は水槽水のいかなるものとも反応しない課程での値です。通常その環境により他のものと反応することが考えられます。そのため、一般的な水槽で3〜4割増しの投与でこのようにな値になることが認められます。また、腐蝕物(酸度)の多い水槽では初期いくら投与してもKHやpHが上昇しない場合があります。これは投与した本剤が他のものと反応して沈殿もしくは炭酸ガスとして気中に放出することが考えられますので換水や吸着濾過材の投与により水質を改善することをおすすめします。


6.マラウイ、タンガニーカ湖の源
 アフリカンシックリットなど生息する湖では日本の水道水や海とは違い特殊な水質を呈しています。これは、アフリカ大陸という大きな大地に海とは独立し、違った課程で太古よりその水質を築き上げてきました。
 そのため、海では火山などの影響を受けても水質はほとんど変動しませんが独立した湖ではその地域の外的影響を受け特殊な水質となり、そこにすむ生物もそれに適応した形での進化を遂げてきたものです。これらの湖は莫大な水量を誇るため非常に海と近い水質を呈しているはずですがその周りの岩石や火山の影響を少なからず受け現在の水質となったのです。
 本製品はそれらの平均的な値を考慮に入れそれをできるだけ近い形で再現するための添加剤です。
   (本製品には欠乏しやすいカルシウム、硫黄、鉄、カリウム等の元素が配合されています。)

カルシウムやマグネシウムの重要性
 海水魚飼育水槽やアフリカンシックリット飼育水槽など硬度の高い水域に生息する生物にとってカルシウムやマグネシウム、カリウム等は2つの意味で重要です。

1.ミネラル成分としての重要性。
2.アルカリ度(アルカリ性を維持すること)としての重要性。

 大海原やマラウイ、タンガニーカ等の大自然ではいつも一定の濃度でカルシウムやマグネシウムといったミネラルが存在し1.2.の重要な部分を問題なく補い、いつも一定の水質を維持しています。
 しかし、閉鎖されたアクアリウムでは水の汚れによりこれらが沈殿したり、換水により濃度が低くなってしまいます。カルシウムやマグネシウムは水が汚れたり、他のものと反応し、沈殿しミネラルや、アルカリ度としての作用が損なわれてしまいます。カルシウムやマグネシウムはそれ自身はアルカリ性を示しませんが水に溶解するとアルカリ性にする性質があります。そのため、魚の糞や老廃物等が分解され酸性になればそれを中和して水質を維持しようとするのです。
 そのような反応が起こることにより、もし、pHが変動していなくてもミネラル成分やアルカリ度維持という面では不安定となり水質悪化や飼育生物の変調を来してしまいます。
 そのため、GHupやKHup、Caミネラルupをその時々に応じ使用して下さい。

 また、海水水槽では比較的多量に含まれるため問題とならないカリウムや硫酸はアフリカンシックリット飼育水槽では欠乏しがちです。これらも、アフリカンシックリットが本来生息するところでは一定量含まれ、その生体に重要な役割を果たしていると思われます。
 マラウイ湖やタンガニーカ湖は日本の水道水とサンゴ等のものでは再現できない特殊な水質なのです。

 使用方法
 本剤キャップ1杯で理論上カルシウム濃度1dH/20L上昇します。
 換水する水に対して適量添加下さい。ただし、水槽中のいろいろなものと反応する
ため目安としてお考え下さい。
 本剤を投入し、カルシウム濃度をいちどに2dH以上上昇させることや、水槽水に直接入れ急激に水質を急変させることは生体にショックを与えますので注意下さい。


マラウイ、タンガニーカ湖の濾過材
 天然から産出する火山岩でカルシウムを多く含み硫黄等の成分も含む天然濾過材です。


コーラル等動物用カルシウム補給剤
 通常カルシウムが必要ですといっても、塩化カルシウムや炭酸カルシウムなど無機化合物を食べたり飲んだりしてもその吸収量はきわめて低いものとなっています。
 そのため牛乳など有機物の形で飲食すると吸収されやすく骨格やその他の生理作用形成に役立つのです。また、カルシウムを吸収し利用する際に数種のビタミンも必要になります。
 人体用では健康食品や医薬でそのような進んだものが販売されていますが、観賞魚の業界ではあまり進んだものが見受けられません。
 本剤では、それらを加味し、有機カルシウムと数種類の水溶性、油性ビタミンを配合し、もっとも効率よくカルシウムを吸収することのできる添加剤としています。
 コーラルのみならず、魚類、は虫類、両生類等の強化剤としても使用可能です。

上記 商品販売店 アフリカ各店