ABORTUS

	”Judge Me Not”
オーストラリアのデスラッシュ1ST。デスラッシュと言えどスラッシュ色が前面に押し出されているのでVoのみがデス声であるといった感じである。コレが実にカッコ良く頭を振るには丁度いいスピードである。リフをザクザク刻み、ポイントに流麗なギターソロが乗っかるので実に聴き易いと言える。また、最近よくある音圧がありすぎて少々疲れる...といった方向性とは少々趣が違い、聴き終わった時の爽快感がたまらない。アグレッシヴさというよりかノリノリ路線と言えようか？これ！といった個性があるわけでもなくストレートなスラッシュ楽曲だが、最近の過剰になりすぎた音圧やブラストしまくる激烈な路線が氾濫している中、実に新鮮に聴ける。激しすぎるエクストリームミュージックばっかりで疲れる...と言うご老体にもバッチリオススメ（笑）なんしか疲れず気持ちよく聴けるところが最大のポイント。

	”Process Of Eliminotion”
オーストラリアのデスラッシュ2ND。今作も非常に気持ち良い疾走を聴かせてくれるが若干激しさが増した様である。ザクザクドカドカやっていて言葉数多く吐き捨てまくりのガナリまくり。音質は若干こもり気味なのが逆に変な迫力と勢いが感じられるし、ほんのりとメロディアスな展開も交え相変わらず聴きやすくも気持ち良いデスラッシュをプレイしている。最近の高品質な北欧勢のデスラッシュとはまた違うカッコ良さが漂っている辺りが持ち味。どちらかといえばデスサイドの人間よりスラッシュサイドの人間に対応した音源と言えそうだ。体感速度も充分！全編ノリノリの楽曲ゆえ単純に楽しめる作品となっている。オススメ！マイナーなバンドだがこれからの飛躍に期待すべし。

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