| フランスのシンフォニックブラックメタル、改名後の1ST。実はこのバンド、以前にDE PROFUNDIS（レビュー済み）と名乗っており今作にて改名したそうだ。バンド名においての著作権云々なんだろうか？ま、よくある話ですな。さて、音源の方はDE PROFUNDISの延長で語られそうだが、フォロワー色がいっそう強まってしまった感じもする。だが彼らが目指す音により近づき、落ち着くべき姿になったと言えるのではないだろうか？最近のDIMMU BORGIRとCRADLE OF FILTHを融合したら出来上がるであろう音源なのでその手のファンはまずは安心して聴けるだろう。大仰な曲展開や荘厳な雰囲気満載でチラッと女性Voも入っておりメロディアスかつアグレッシヴに迫っている。この手ならではの美と醜の対比がしっかりと聴けるナカナカの好盤。本家ほどの奥の深さは無いが高品質かつ丁重につくられているので耳障りは非常に良い。尚、8曲目はヴァイキングメタルFALKENBACHのカヴァーを収録。またゲストとしてLIMBONIC ARTのMORFEUS氏がラストにてプログラミングで参加。さらにはOBSIDIAN GATESのMARCO B氏が一曲目のインストでKEYを、DAEONIA、SEPHERIUMで参加していたROBYNNE LEAH嬢が女性Voとして参加している模様。間違いなく高品質シンフォニックブラックファン向けの作品だろう。 |
