ARISE

”The Godly Work Of Art”
 またもやスウェーデンから良質なメロディックデスラッシュ登場である。1ST。ザクザクエッジの利いたリフ刻みつつメロディを漂わせる今世紀頭の今が旬のスタイル。THE HAUNTED辺りに通じるモノを持っていると言えるだろうか?タイトなリズム隊、時折飛び込んでくるお約束的な叙情味を塗したギターソロを装填。聴いていて実に爽快でホント単純にカッコ良い。AT THE GATES亡き後この手のバンドがドンドン湧いて出てくる昨今だがその傾向も今後、暫く続きそうな感じである。まるで一昔前のメロデスが乱発した時期をふと思い出してしまった。(笑)さて、このバンド、メロディックデスラッシュのバブルが弾けるまで生き残れるか?演奏力、楽曲等を聴いている限り良くあるスタイルであるが今後独自性を見出せたら勝ち組みに残れるかなぁ..と思ったりもするが。なんだかんだグダグダ書いているが素直なカッコ良さがあるのは違いない(汗)その手が好きな方にオススメ。因みに初回デジパック盤にはラストにメタリカのカヴァーが収録されている。
”Kings Of The Cloned Generation”
 スウェーデンのメロディックデスラッシュ2ND。ハイ、今回も安心して聴けるメロディックデスラッシュを披露しておりお見事。当然質も高い。で、路線が若干男臭い路線になった!ちょっとしたTHE CROWNか!と感じられずにはいられない(笑)ノリにノレるツービート主体にブラストを絡め男らしく爆走する。ザクザクと歯切れ良く切り刻むリフ、剛な部分にほんのりと感傷的な叙情性が乗る辺り定番と言えば定番サウンド。しかし男臭さが加わった事によって少し印象が違って聴こえるのが今作の特徴か。個人的にはカッコ良くなった!と喜んでいるのだが...。メロウな部分をもっと控えめにしたらもっと個性的になると思う。(剛な部分とメロウさを融合させるバンドは沢山いるので。)例えば全編、男臭いリフのオンパレードにするとか。.....ダメ?(笑)

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