AS ALL DIE / VEINKE

”In Vacuum Of Blackened Space”

”Destitution”
 双方US産、ド暗黒アンビエントのスプリットである。とにかく暗い暗い暗い!(笑)希望なんてモノは一切否定され、生気が吸い取られるような気の滅入る音空間が広がっている。双方メタルでもなんでもなく満たされそれなりにハッピーな人に間違ってもオススメは出来ない禁断の音。素晴らしい!(爆)コレを聴き通した後、目の下にクマを作りつつ口元でニヤリとしてしまったらダークサイドな人間として一流(笑)

■AS ALL DIE■#1〜#6”In Vacuum Of Blackened Space”
US産ド暗黒フォークと言った所だろうか?アコギ、ピアノ、コントラバス等を使用して絶望感を表現。コレがとんでもなく美しくそして果てしなく黒い。時折ピアノのアクセントが強くなり闇黒色を強めている部分とアコギによる淡々とした流れであり捉えようによっては物凄く美しい。ソコにデスVo、曲によっては脱力感を伴う普通声によるVoが絶望感を演出している。ま、コレから後に入っている
VEINKEと比べたら遥かに聴き易いのでウォーミングアップと言ったところか。悪夢は終わらない...コレ、フルレンスが非常に聴きたくなったのだが..そう思う俺はやはり病んでるのでしょうか?(笑)

■VEINKE■#7”Destitution”
さてコチラは同じくUS産で
AS ALL DIEより逝ってしまったド暗黒アンビエント。一曲30分近くあり実に想像力を掻き立てられる音空間が延々と詰め込まれている。とにかく30分間終始、孤独感が襲い掛かりジワジワと染み入るように暗黒音空間を演出。目を閉じて聴いてみると古城の地下に設けられたダンジョン奥深く一人取り残され暗闇に怯えながらその静寂に耳を傾けると異界からの囁きが聴こえてくる....といった状況が体験できる(笑)時折唸り声が聴こえてくる所はABRUPTUM辺りを彷彿させるものがある。とにかく怖い(泣)アグレッションとかそう言うものを期待して聴くと間違いなく開始5分でストップボタンに手が伸びます(笑)

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