BELPHEGOR

	”The Last Supper”
オーストリア出身の極悪ブラックメタルバンドの1ST。ひたすらブルータルで限りなくデス寄りのブラックメタルで気合い充分、極悪な音である。とにかくテンションが高く、攻めに徹したスタイルと楽曲から滲み出る邪悪な雰囲気満載。ブルデスファンにもオススメできる内容ではある。あくまでリフ主体の曲でヒステリックなギターソロがポイントポイントに施されている。しかしそこにKEYによる味付けがまれに飛び込んでくるのでブルデスファンは余計と感じる人もいるのではないだろうか？とにかく凶暴でありながら非常に邪悪なのでブルデスファン、ブラックファン共にオススメできる内容である。とにかく凄まじい邪悪さを誇る。カッコ良過ぎです。このレビューしているCDは再発盤であり、デモ音源、７インチの曲などが入ってるのでお徳盤。BLACK SABBATHとSODOMのカヴァーが入っている。

	”Bultsabbath”
オーストリア出身の極悪ブラックメタルバンドの2ND。たまたま持ってた某雑誌では点数が低かったと記憶しているが...そんなに悪いか？これ。個人的にかなり良いと思うのだが......まぁ一般的では決してないのはジャケを見てもお分かりだろう（笑）サウンドの方は前作同様、多少KEYが絡む疾走スタイルのブルータルブラックメタル。やたらとサタニックな疾走スタイルで邪悪度はかなりのもの。特に5曲目のギターのうねり（？）は気持ちいい！Voもわめき系のVOスタイルと低音デスヴォイスを使い分けている。ジャケでも分かるように結構イカれており、最後の曲は吐いてます！絶対ゲロ吐いてる！（笑）とにかくブルータルで極悪ブラックサウンドです！マニア向けだがコレはカッコいい。

	”Necrodaemon Terrorsathan”
オーストリア出身の極悪ブラックメタルバンドの3RD。彼らがもともと持っているアグレッシヴさを前面にブルータルデスに変貌を遂げたがまだブラックメタル的要素が大きい。（わめき系ヴォイスの比率が減ったからそう感じるのかもしれない。）楽曲に漂う邪悪で禍々しい雰囲気とブルータルデスがもつアグレッシヴでストロングな部分とのバランスが非常に良好。BEHEMOTH辺りがブルータルデス化したが、その変化に歓迎している方は聴いておいて損は無いだろう。ずっしりとしたギターリフとブラストするリズム、そしてサタニックなイメージを嫌でも植え付けられるように展開していく（笑）言い換えればブルータルデスに邪悪度を加味したスタイルと言えよう。マニア向けと言えばそれまでだが本当に素晴らしい。形容してしまうとサタニック・ブルータル・デスと言った感じである。

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