CARNAL FORGE

”Who's Gonna Burn”
 スウェーデンのハイテンションデスラッシュの1ST。(スラッシュ??)これでもか!ってくらい勢いが良く、突進力に生命を賭けた!って感じがする。非常にストレートなカッコ良さがあるバンドである。ほんの少量のギターソロはあるが一本調子である為純粋な勢いみたいものが感じられ気持ち良い楽曲である。聴いていてテンションが上がる事必至である。因みに4曲目は日本が生んだ特撮怪物の代表格「ゴジラ」について書かれた物では無いかと曲名で勝手に推測しているが...どうなんだろう?Voも絶叫系で気合いが入っている。それがまた勢いに拍車をかけているし、怒りが充分過ぎる程伝わってくる。突進力がついたデスラッシュとしてDEFLESHEDと並びオススメできる作品である。
”Firedemon”
 スウェーデンのハイテンションデスラッシュの2ND。前作よりストレートなスラッシーなリフ中心で突進力抜群の楽曲は前作から受け継がれている。前作と同じく一本調子な感じもするが熱さと勢いが良すぎる為非常に気持ちよく聴ける。前作と比べ聴きやすくはなっているが楽曲的には全く変わってないと言った印象。Voの絶叫がハイテンションさを倍増しているのも前作同様。ホント、オーバーヒート!!!!って感じでとっても熱い!何のヒネリもなくひたすらストレートであるからこそ楽曲の攻撃力、突進力が際立つのだろう。前作が気に入った人は間違いなくオススメである。
”Please...Die!”
 スウェーデンのハイテンションデスラッシュの3RD。今作も安心して聴けるハイテンションさ。期待通りの気持ち良さで路線もそのまま。このバンドの売りであるスピード感はやはり健在。物理速度も去ることながら体感速度が凄まじい。しかしどこからこんなテンションを捻り出しているかが不思議である(笑)細かく、そして力強く刻み捲くるギターリフ、吐き捨てまくるテンションの高いVo、叩き過ぎないドラムなど高揚感を煽り捲くる要素が詰め込まれている。余計な展開など無く全てそれらに費やしている辺り相変わらずの路線である。聴いていて非常に気持ち良い。前作同様、この勢いの前では何も言えまい。ホント単純にカッコ良い。どうせなら、このまま時代が変っても変らない大いなる一本調子バンドになって欲しいと願っておこう。(笑)
”The More You Suffer”
 スウェーデンのデスラッシュの4TH。来日経験もあり着実にファンを増やしている事だろう。更には今回の作品にておめでたい事に国内盤デビューを飾ることに!(同時発売で3RDも!)基本的にはいつもと変わらない作風であるのには違いないが、今作からリフ、楽曲の展開に多様性を聴かせるようになった印象を受ける。いうなれば普遍的なスラッシュに一歩近づいたようである。それに伴いギターソロも比率が増えたようで前作に色が付いたというべきか?もはやスピードだけでは語れない作品で音楽性も向上、緩急もついてきた。そういった事から確実に聴き易くなっているのは云うまでもなく安心して聴ける内容である。勢い一発の初期から比べ落ち着き(というか余裕)と風格が伴ってきているので、テンションの高さで聴くと断然初期!となるだろうけど本質的なモノは何も変わってないので安心して身を委ねる事ができる。何はともあれ小難しいことを考えずに楽しめ、刻みリフフェチの血が騒ぐこと請け合いなのは今作も健在。

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