DECAPITATED

	”Winds Of Creation”
ポーランドのデスメタル1ST。またもやポーランドから非常に良質でテンションの高いデスメタルの登場。力強くキレの良い楽曲がひたすら気持ちが良い！重さとスピードが共存する文句ナシの完成度で流麗なギターソロも若干入っており聴きやすい。VADER辺りが好きなら迷う必要などない。即購入すべし！特筆するはやはりリズム隊の凄まじさだろう。切れ味抜群で正確なドラミングは最高に気持ちが良い。VADERのフォロワーにしては最高級の出来であると断言できる。またプロデュースしているのはVADERのPETER氏である。この辺は音を聴けば納得できるだろう。後はオリジナリティを出していけばフォロワーを脱出してVADERをも超える存在になる可能性は極めて高いんではなかろうか？ちなみにラストの曲はSLAYERのカバー曲が入っている。

	”Nihility”
ポーランドのデスメタル2ND。今作は大幅にテクニカルな要素を詰め込んでよりデスメタルらしく変貌したと言えるのではないだろうか？前作よりはるかに複雑で同居VADERより多彩で面白く芸達者になったと言えよう。時折聴かせるソロも嫌味ではなくあくまでワンポイントであり基本はリフで押し通す。そんな姿勢に硬派な感覚を感じさせ好感が持てる。演奏も実にタイトにビシバシ決めるのでレベルはカナリの物だと思う。リフも練られており起伏が激しくリズム隊もそれに合わし完全にコントロールされている。複雑かつ非常にテクニカル。ツーバスで地を這う様な感覚を醸しだしつつ一気にブラストに雪崩れ込んだりしてメチャクチャ上手いです。個人的にVADERのフォロワーとして認識していたが今回で認識を改めないといけないと思った次第である。今後VADERをも凌ぐテクニカルデスバンドとして名を轟かせる事は間違い無さそうである。さて、コレがリリースされた今、本家はどう出るのだろうか？レベルの高い戦いを期待しているし非常に楽しみである。この適度な複雑さがカチョ良い！力と技が見事に融合したテクニカルデスメタルサウンドである。

	”The Negation”
ポーランドのデスメタル3RD。ズバリ前作の延長上で構築されるデスメタル。当然、不安要素も無く質も上々。申し分なく良質デスサウンドを堪能できる。基本は疾走〜爆走であるが適度な緩急付きで曲ごとのメリハリが絶妙。ガツガツとしたリフから一転、ブラスト〜疾走したりと相変わらずサラリとテクニカル（笑）目新しい試みがない分、当たり障りも無く普通にカッコイイです。ダークな雰囲気とストロングさのバランスが如何にも彼ららしい作品なので前作が気に入れば今作もイケるだろう。以前程の感動は無いってのも少し寂しかったりするのだが....。尚、初回盤にはスリップケースがついておりボーナストラックが一曲ついている。

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