DE PROFUNDIS

”Shècle of Cendres”
 イタリアのシンフォニックブラックメタルおそらく1ST。この手のバンドが溢れ返っている昨今だが時折耳を惹くパートや「おっ!?」と思うアレンジが比較的多いのが特徴か?リフは以外にも若干メタル寄りでありその上をKEYが乗っかってる感じなのだが漂う不穏さはナカナカのものであろう。特に前半の曲がそう言った面で長けているように感じられる。そのポテンシャルは比較的高めだと思う。だが、中途半端にアンダーグラウンドなプロダクションな為その手のマニア及び初心者にも敬遠されたりする危険性を孕んだ作りと言うのが第一印象。この手のバンドが陥りやすい典型的なパターンだと思う。思いっきり派手にやるか、思いっきりアンダーグラウンドにしてしまうかのどちらかに的を絞った方が良いだろう。少なくとも聴き手は絞れるだろうし今のままでは話題に上らないまま沈んでいきそうな感じもする。個人的に聴いた感じでは暗黒を感じ取れる音空間が広がっているので徹底的にそれを伸ばしていけば良いのではと思う。尚、インストが多く収録されているので雰囲気重視と捉えた方がいいだろう。結局のところ、まぁまぁだと言う物件で留まっている。ほんの少し個性が見え隠れたりする前半の曲に惹かれるだけに次回作に期待したいと思う。

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