DISINTER

”Welcome To Oblivion”
 US産のデスメタル1ST。特に個性的なわけではないがツボを抑えた疾走型デスメタル。突進力が気持ち良く、リズム隊がかなりタイト。キレがよく小気味良いドラミングを聴かしてくれる。ダーティなデスVoに喚き散らすデスVoの波状攻撃も様になっておりカッコ良い仕上がりを見せている。とにかくドラミングの鋭さがひたすら気持ちが良い。イマイチ個性に欠けるがクオリティは標準より上なので安心して聴ける。とにかく叩きまくるドラムのキレが素晴らしいの一言。結構壮絶です。またスラッシュファンにも対応できると思う。尚、ドラマティックな展開もありアルバム全体が疾走曲ではなくドンヨリとしたスローな楽曲もありでホンノリと緩急が付いている辺りまさに佳作と言った感じである。
”Demobic Portraiture”
 US産のデスメタル2ND。コレはカッコ良い!疾走に磨きが掛かり異様にカッコ良くなったので格段の進歩を遂げたように聴こえる。多少メロディアスだがメロデス一歩手前で留まっておりシッカリ凶暴である。時折入り込んでくる妙にメロディアスなギターソロが非メロディ派には鼻に付くかもしれないが..私的感覚ではこの位でギリギリのラインではないだろうか?う〜ん実に微妙。その微妙さ加減が個人的には良かったりして大満足。加えて体感速度が気持ち良くスピーディでストレートな疾走を聴かせてくれる辺りは前作同様。ホント、マジで単純にカッコ良い!ラストにAT THE GATESのカヴァーが入っており、ナルホド..と頷け思わず納得してしまう。そのカヴァー後、数分の無音状態が続きシークレット曲が.....更にその後、数十分間のブランクがあり会話SEが入ってアルバム終了.....いつも思うのだがこう言う贅沢な時間の割き方をしてるアルバムって実に数多いが無駄と思うのは俺だけだろうか?

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