EIKENSKADEN

”The Black Laments Symphony”
 フランス産の異様にノイジーなメロディックブラック1ST。あのMYSTIC FORESTKOZAK氏主催のバンド(プロジェクト?)である。「一体ドコが違うねん!」と言うツッコミを入れたくなる程そのマンマ(笑)こんなに相違点が感じられないのも珍しい...。バンド名義を分ける必要があったのであろうか?その意図は全く謎である。。ま、当然MYSTIC FORESTと同じ様なレビュー内容になってしまうので割愛しようと思ったがあまりにも寂しいので書いておきます(笑)使われてる泉が湧き出る爽やかなSEまでソックリやし...。さて楽曲の方は猛烈な曲の勢いも去ることながら曲の芯からメランコリックかつ叙情的。その叙情的な部分が非常に強調されており美しくもある。それらを奏でるのは割れ歪んだ生々しくも荒々しいノイジーなギターと言う大胆な作風。また凄まじくドラムも狂っており爆発するパートの勢いが相当ヤバイ。耳に痛いチリチリギター全開の音色はULVERの3RD辺りを彷彿とさせるのであり好きモノにはタマラナイであろう。ホントMYSTIC FORESTそのマンマ過ぎて閉口してしまったが個性的で素晴らしいのでUGブラックファンは是非。
”665.999...”
 フランスのブラックメタル3RD。左右に振り分けられた二本のノイジーなギターが独特の動きを聴かせ、混沌とした世界観が聴ける。KEYが被ってきたりするが使い方とか独特の世界観を感じる。メランコリックと言うよりかは混沌としたメロディである。二本のギターが噛み合ってるようで噛み合ってない妙な音でクセが強いと言うか...左右の音がハッキリと分離されているが同調はしておらず気持ち悪い。。そんな部分が混沌とした印象を与える原因かもしれない。やはり北欧勢とは違ったテクスチャーである。彼のもう一つの仕事、MYSTIC FORESTと似て異なるスタイルであるがクラシカルっぽさを狙ったMYSTIC FORESTとの差別化が明確になってきた感じ。

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