ENGORGED

	”Death Metal Attack�U”
US産ハイテンションデスメタル1ST。本編＋97年にカセットでリリースされた「DEATH METAL ATTACK’97」の音源、更にLIVE曲１曲で構成されている。さて音源のほうだがハードコア要素の方が上回ったデスメタルといった感じでテンションは極めて高い。様々なVoスタイルが入っており言葉数多く叫びまくりでガナリまくるVoが聴き手を無我の境地へ誘ってくれる。個人的にココまで徹底していると冷静には聴いてられず暴れ倒したくなる（笑）演奏もガツガツと勢い良く進みあくまでテンションをあげる事を念頭においた作風故にあまり説明など不要な感じがする。一言で言うと「ぶち切れている」で片付いてしまう（笑）とにかくハードコアっぽさに抵抗がない人でテンションを上げたい人とかにオススメ。この勢いマジで凄まじいデス。

	”Engorged”
前作の音源寄せ集めが大好評だったUS産コア寄りノリノリデスメタル2ND。（フルレンスとしては1STにあたる）今作はスラッシュ寄りに変化を遂げコアな部分は抑えられた感じである。小刻みに刻みまくるスラッシーな演奏に妙にキャッチーでメロディアスなギターソロも大胆に導入し始め、物凄い勢いで押し通していた前作に比べ聴き所が増したといった印象である。より音楽性に幅が出て緩急が付き、その結果爆発する展開がより引き立ったので確実に成長していると言えるのではないだろうか？前作と比べ少し落ち着いた印象すら与えるが気合の入った音源には変りはなくキメル部分はシッカリぶち切れているのでご安心を（笑）。まぁハードコア的な要素はVoくらいで演奏自体はメタリックでありココ最近のデスラッシュファンにも大いにオススメできる。若干スタイルは変ったが相変わらず気持ちが良い楽曲を披露しており前作から聴いている人はともかく新規ファンを引っ張ってこれる作品に仕上がったのは言うまでもない。尚、前作同様ジャケットに散りばめられたアメコミ調のイラストが印象的。（よく見ると裏ジャケにジャッジドレッドがいるぞ！？）ホント、単純にカッコ良い出来なので楽しめること請け合いである。
	”Where Monster's Dwell”
US産コア寄りデスメタル3RD。いやぁ〜今作もバッチリカッコイイねぇ。一曲毎にレトロなモンスタームービーっぽいSEが入っているのも熱い！音はスラッシュメタル色が濃くなり突進しまくる爆発力がタマラナイ。吐き捨てまくるVoとザクザク刻むスラッシュリフ、時折ブラストを絡めノリノリで聴いていてホント気持ち良い仕上がり。ハチャメチャでグチャグチャした音ではなく荒々しくも整合感は保たれており頭をぶん回し暴れ倒したくなる音が最高。純粋なアグレッションと爽快さが堪能できる好盤。とりあえずコレ聴いて暴れときましょうや（笑）ハードコア、スラッシュメタル、デスメタルが高次元で融合しテンションは上がりっぱなし！これぞ至福の全9曲42分弱。尚、今やニュースクール系では定番となったガテラルVoも導入したりする辺り最近の流れにも注力して作られている。

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