EXHUMED

”Gore Metal”
 アルバム名とジャケット見たマンマ(笑)US産GORE METALの1ST。ヒステリックな喚き散らしVoと低音デスVoが勢いの良いサウンドに乗ってキチガイじみた世界に誘っていく。こうやって書くとキツイのか?と思われがちだが...聴いてみると案外マトモな楽曲群というのが売り(笑)突っ走りまくりのヤカマシイ音源だが流麗なギターソロなんかも入っているしリフ自体もスラッシュメタルっぽいので意外とマトモに聴けると思われる。その反面、GOREバンド特有の猟奇性を醸し出すGOREな効果音もバッチリ入っているので嫌な人は嫌なんだろうな〜と思ったりも...まぁソフトな方ではあるが.....チェインソーが唸り「シュイ〜ングチャグチャ...」ってな感じである。まぁ楽曲だけとってみるとテンションが高いため聴いていて気持ちの良いスカッとする楽曲群なのでエグさを強調したドロドロGORE路線はちょっと......って方も安心して聴けると思われる。因みに13曲目はSODOMのカヴァーである。問題のジャケットは中も外もゴアゴアなのだが、作り物っぽいので一安心。(多分マネキン)しかしそうと分ってても気持ち悪い。(吐)
”Slaughtercult”
 USのGORE METALの2ND。今作も前作の気持ちの良い切れ味抜群の楽曲群は変わりは無い。喚き散らすヴォーカルと低音デスヴォイスが交互に勢いの良いスラッシュ系のサウンドに載って炸裂する。楽曲のキャッチーさは前作の方が上かな?ま、基本はなんら変わっておらず多少一本調子ではあるがギターソロなども豊富に入っているので安心して聴ける。.前作が好きな方は是非。劇的な変化は見られないが相変わらず気持ち良いサウンドである。今回はゴアな効果音は入っていないのでその辺を気になさる方はコチラを(笑)まぁ、相変わらずジャケットは血、血、血で真っ赤なのだが....。ま、ゴアだから当然...と諦めよう(笑)
”Anatomy Is Destiny”
 USのGORE METALの3RD。来日も果たし我々の前でマジゲロを吐くという脅威のパフォーマンスを見せ付けられたのが記憶に新しい(笑)そんな彼らの今作は展開を豊富に儲け音楽的に緩急ある作りになっている。ヒステリックに喚き散らすVoと猟奇性を醸し出す低音デスVoのコンビネーションがこれまで以上に絶妙でなんともカッコ良い!楽曲も前作までの流れをシッカリ継承しつつもより緩急がある楽曲で攻めて立てている。それでいてテンションは上がり調子ときたもんだ。突如として入り込むギターソロも如何にも彼ららしいではないか!ゴアでありながらシッカリとメタルに拘っているという事を伺える。これだ、これ!まさに過去の作品に足りなかった部分を見事に昇華した結果である。個人的に走りっ放しの過去の作品は正直のめり込むまでは至らなかったが今回は違った!メッチャ聴いてます(笑)基本姿勢を崩さず見事な進化!やっぱ緩急があってこその勢いだと言う事を再確認した次第。(頭からケツまで走りっ放しってのも良いけどね/笑)まさにゴアメタルの完成形を掲示しているかのような完成度。オススメ!

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