GRAND ALCHEMIST

”Intervening Coma-Celebration”
 ノルウェーのOLD MANS CHILDのツアーKEYプレイヤーであるSIGURD氏も在籍しているシンフォニックブラックメタル1ST。いやぁ〜これまた凄いバンドがデビューしたものである。先駆者をよく研究して作られた感じがするが、よくある継ぎ接ぎではなくシッカリと完成された楽曲とフォロワーとは呼ばせない微妙な個性、濃密なアレンジと内容でしっかりとまとめあげ聴かせてくれる。何となくフォロワーもどきという変な言葉で形容したくなるのは俺だけかな?(笑)ブラックメタルと言えどバックの演奏はあくまでメタル然とし、KEY、ピアノが効果的に大乱舞する所謂DIMMU BORGIR系(3RD)と言えるだろう。そこにARCTURUSのエリートっぽい(笑)KEYアレンジで塗し上げたら出来上がるであろうスタイル。核となるメタル然としたバックの演奏は叙情性や泣きを十分含ませ、そこに乗るKEY、ピアノパートはよく考えられアレンジされており丁重な出来と言うよりか拘りすら感じられる。KEYの音色一つとって聴いても非常に印象的な音を使っている辺りはARCTURUS同様の拘りを聴かせてくれる。隙が全く見当たらないまさにミュージシャン魂の濃縮還元100%アルバム!と言えるだろうか?暗黒メタル大国ノルウェーの底力を垣間見る事が出来る素晴らしい一枚である。シンフォニックブラックファンのみならずメタル好きな方は是非コレを!超高品質で凄まじいセンスで将来は有望!こう言うのとかARCTURUSとかを国内盤にするべきだと思うのだが..どうですかな?>>国内のレコード会社さん(笑)最近のこの手のリリースはどうも的が外れていると思うのだが...まあ個人的なアレですんで聞き流してください(笑)何はともあれ激オススメっす。

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