MUSTAN KUUN LAPSET / AZAGHAL

”Uusi Suomalainen Black Metal Tulokas”
 双方フィンランドのアンダーグランドのシーンではかなり知名度があるブラックバンドによるスプリット。
MUSTAN KUUN LAPSET
スタスタ....っとつんのめった勢いで活きの良い音源である。あくまでファストにそしてメロディックに疾走する。バックに浮遊するKEYを塗しているが決して派手に乱舞するのではなく曲の空気を作り出し鳴っている。また装填されているメロディが90年代中期の北欧産メロデスを彷彿とさせるが、まだまだブラックメタルを保っている感じである。私的に何処か懐かしく感じる音である。色々な部分で発展途上な気もするがそんな部分がマニア心をくすぐったりする...かも知れない(笑)
AZAGHAL
適度にRAWな演奏、そして荒涼としメロウなメロディが好きモノにはタマラン!って事で基本はメロディックブラックの定番スタイルと言えるだろう。メロウな疾走を聴かせ定番中の定番で掴みはOKってな#5(#1)、アコギとメロウなギターでゆっくりと溜め、一気に雪崩れ込む楽曲を怪獣みたいなVo、ノーマルヴォイスで綴る#6(#2)、へヴィメタリックなリフワークが熱い#9(#5)など...粒ぞろいな曲が並ぶ。どの曲もしっかり場面展開を交えて緩急を付けているのがポイント。やはりカッコ良いバンドだと思う。

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