NOTRE DAME

”Coming Soon To A Theatre Never You!!!”
 スウェーデンのホラー的要素満載のシアトリカルホラーメタル、デビューMCD。さて楽曲なのだがKEYの使い方がホラー映画さながらの雰囲気を醸し出しているのがポイントか。ホントモロやってます。で、映画のようなセリフが多く、なかなか作りが凝ってて個性的だと思う。歌劇チックと言うかドラマティックと言うか...(同じ意味か../苦笑)女性声も入りなかなか面白い。個人的にはフルレンスが非常に楽しみ!ジャケットからは全く音が想像できなかった。。聴いてみるべし!個人的には好きな路線だ。3曲目なんか映画「アダモス・ファミリー」的で面白いです。一度お試しを!実はこのバンドMERCYFUL FATEのメンバーであるSNOWY SHAW氏のバンドとの事。
”Vol I :Le Theatre Du Vampire”
 スウェーデンのホラーな雰囲気のブラックメタル(?)待望の1STフルレンス。ブラックメタルとカテゴライズされるかどうかは少々疑問だが...まぁ、肩の力を抜いてどうぞ。前作のミニアルバムでの何処となくインチキ臭さを匂わせるコミカルホラーな雰囲気は継承されている。しかしやってることは非常に個性的であり、ありそうでなかったタイプ。普通声と女性Vo、そしてSNOWY SHAW氏のかすれたデスVoを軸に劇的に展開されていく。色物として認識されそうだが根底にあるMETALスピリッツは十分に感じられるし作品としての質も恐ろしく高い。曲構成なども非常に考えられており知的。まるでパロディホラー映画のサントラを聴いているような気になる。
”Nightmare Before Christmas”
 スウェーデンのホラーメタルMCD第二段。タイトル通り、クリスマスを題材にしている辺りが既にコミカルだ。どこかインチキ臭さを放つ内容は前作同様。楽曲も実は結構凝っており時折非常に印象深いメロディ&コーラスが入り込む。やはり一筋縄ではいかないバンドである。前作同様、コミカルなゴシックホラータッチの世界観を持ち込んでいる辺りが持ち味。まぁ、ありそうでなかった路線、所謂、隙間音楽だろう。CRADLE OF FILTHを2頭身位にデフォルメしたコミカルさと言えば伝わるかな?(なんつー表現。。。)にしても7曲目のやたらキャッチーなコーラス、最高です。
”Coming Soon To A Theatre Never You、The 2nd”
 スウェーデンの吸血鬼ホラーメタルバンド、デビューMCDのリマスター+ボーナス6曲でアルバムとして発表した作品(?)である。位置付け的に2NDにあたるのだろうか?購入前、てっきり全編新曲でデビューMCDの続編だと思っていた。。と言うことで路線は全く変わらず楽しめる。新たに収録されている曲もソッチ系で全体的に統一されバッチリはまっているし聴いていて相変わらず面白い。ゴシカルなホラー要素をフンダンに盛り込みつつも微妙なとこがコミカル。その部分がミソであり興味が沸けば聴いてみるのも良いかも知れない。好みは分かれると思うがこういう存在ってあんまし見当たらないので貴重なのかもしれない。こんなんもあってもええやんか。的なノリで聴くのがヨロシイかと。
”Demi Monde Bizarros”
 スウェーデンの吸血鬼ホラーメタルバンド3RD。相変わらず毒のあるメタルってな感じは変わらないが、もっとストレートにメタルをプレイするようになった模様。総じて非常に聴き易くひょっとしたら一般ウケも狙えるかも知れない。ゴスっぽい雰囲気を決してダーク一本調子に仕上げずに心地よいモノに変換している辺りが持ち味。やはり聴いていて面白いと思う。激音、激音圧、また荒涼とした邪悪路線、酷く落ち込むような徹底してダークな音源ばかりを好んで聴いている方々にとって息抜きの一つとして聴くのも良いかも。(俺を含めて/笑)独特の色を持った個性派バンドである。俺は好きだが、なんだか周りの反応が気になる次第。

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