SUBLIME CADVAERIC DECOMPOSITION

”St”
 フランスのゴアグラインド1ST。ゴアグラインドファンの中でも定評があるバンド!いやぁ〜こりゃカッコ良い!とにかくテンションと激速加減が素晴らしく一気に大噴出。とにかく勢い、テンションが尋常でない。楽曲もいたってストレートで単純明快、変に展開に凝ってグチャグチャになっておらず実に潔い。グヴォっとした低音Vo、ギャワギャワ騒々しくも喚き散らしたりする高音Vo、忙しなくとってもヒステリック。この掛け合いが強烈。おまけに言葉数多し!歌詞歌ってるんかい!っと突っ込み一つも入れたくなるのだが...まぁ、この手の定番なんで..(笑)この手にしては意外と緩急が付いている方で重く引きずるような猟奇的でグロテスクな音とマシンガンのようなブラストが一丸となっている。騒々しいゴアモノが大好きならこれは必須のはず。21曲30分弱、実にレベルの高い狂気と言えよう。
”2”
 フランスのゴアグラインド2ND。Osmoseからのリリースって事で少し驚いたが。。今作も当然、前作同様の作風でグロテスクではあるが気持ち良く聴けるという逸品。楽曲も路線こそ同じだが随分と緩急が付いてきているみたいだ。ハードコアっぽいノリを持つ曲、ダークで猟奇的な曲、それらが融合したような楽曲を使い分けておりその表現方法もハッキリ明確になりつつある。したがってプロダクションも上がっているのでキレが増したのは言うまでもない。演奏も明らかに成長しているので前作が好きなら安心して聴ける作品だろう。ゴアグラインド好きは必須かと。余談だがジャケットのアートワークをVoであるSEB氏が手がけているようだ。グロテスク極まりなく良い味を出しておりその芸術的(?)才能を見事に発揮している。う〜ん蛆虫の質感がなんとも気持ち悪い。(実際に手に取ってしげしげと見ることをオススメする/笑)しっかしこの絵、リアリティあるなぁ。。

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