TEMPLE OF BAAL

”Black Unholy Presence”
 フランスのRAWブラックメタル、デモ音源のCD化だそうで事実上コレが1STにあたる。因みに888枚限定リリース。色々、アナログ中心でリリースしていたみたいだが彼らの音源に触れたのはコレが初めて。是非過去の音も聴いてみたものである。しかしながら良いんですよ、コレが!(笑)特筆するべきは極上と言うべき邪悪さを誇る絶叫EVILヴォーカル。好みが分かれそうだがむやみに邪悪さを引き上げており、神経を逆撫でするかの如くである。個人的にソコが堪らなくツボ!(笑)やっぱり根底にあるのは基本的な北欧スタイルで演奏も荒々しくRAW!って事で個人的にはかなり理想的なUGブラックメタルなのである。やっぱりこうでなくては!この音源を聴いてぶっちゃけ、GORGOROTHの名盤である3RDにソックリだと思うのは俺だけではないハズ。Voの声質からそういった印象を拭いきれないが、コレはコレでカッコ良い!展開も重んじているが基本的には勢い重視。カッコ良いUGブラックメタルとはこういうモノをいうのなんだなと思った次第。当然、初心者厳禁なのはいうまでもなく汚れ系から真性ブラックファンまでが対応できるであろう音源であろう。ホント、メジャーでは味わえないヤバさとUGならではの勢い、邪悪さを兼ねそろえた傑作。俺はこの手の中でもこういうのを聴きたかった!因みにラストは元祖ブラックメタルBATHORYのカヴァーである。フランス産のブラックメタルは何気に良い作品が多いなと再び感じさせた逸品である。

Back