THORNS

”No Heaven In Sight”
 ノルウェー、SNORRE氏のブラックメタル1ST。音を聴く限り次世代ブラックの一種と捉えられるだろう。曲によってはインダストリアル要素もあり金属が打ち合うような近代的な音が印象的な#3をはじめ、所々に次世代感を醸し出している。またギターリフはSATYRICONの4TH に近いような印象。従来のブラックメタルをモダンにした感じである。インダストリアル特有の冷たく無機質である音もさることながらブラックメタルとしての魅力も充分だと思うしクールな出来だとも思う。個人的に感じたのは90年代前半の初期型ブラックメタルの渋みを上手い事、近未来風に仕上げました、と言った感じがした。よって好みはかなり分かれると思うがカッコ良くまとまっている。尚、参加メンバーがDHGのALDRAHN氏(Vo)、そしてSATYRICONのSATYR氏(Vo)、ブラックメタル界屈指の凄腕ドラマーHELLHAMMER氏(Dr)とノルウェーブラックメタル界の重鎮達が参加。因みに以前、NORDIC METALと言うEURONYMOUS氏のトリビュートアルバムに曲を提供していたTHORNSだがその当時のメンバーにFAUST氏がいたが既に脱退しており今回、サウンド面はSNORRE氏殆ど1人で担当しているらしい。(ギター、ベース、サンプルETC...)

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