VERLIERER

”Demo-1:The Heart Less World”
”Demo-2:The Cursed Emperor”
 山梨の自然派ブラックメタル/ダークミュージックのデモ音源。DEMO-1が#1〜#5、DEMO-2が#6〜#10である。Ruheさん直々に2本のデモを1枚のCDRにてカップリングして頂きました。1STデモの方だがアンビエント色を強く打ち出した暗黒ミュージックになっている。KEYとギターの組み合わせで淡々と進行するスタイルが基本だか疾走はしない。まるで時計の針を連想させるリズムが何処と無くノスタルジックに感じた次第。しかしこれは非常に落ち込む音楽性。Voがメチャクチャ低く唸っているが殆ど聴こえない。。そしてDEMO-2だが前の音源を更にギター部分をノイジーにした感じであり一定テンポながら疾走する曲が中心。音が完全に歪んでいる事からメタルというよりかはノイズ音源と捉えることが出来る。意図して作られたかどうかは定かではないが本人曰く「ノイズかけ過ぎた」との事。Vo、リズム、ギター全てひっくるめてノイジー。渦巻くノイズの壁の向こうにメロディラインが聴こえるが渦巻いているモノが凄まじい。相当キテます(笑)
”To The Cold Earth”
 山梨の自然派ブラックメタル/ダークミュージックのデモ音源第三弾。カセット版とCDRでのリリースでありCDRにはボーナスとして一曲追加されている。基本的にはどの曲も概ね大作志向。前作でのノイズが強烈だったが今回はかなり緩和されておりサウンドのクオリティ自体が上がっている感じである。楽曲の方は前作より少しストレートになりミニマルな路線。ドラムは打ち込みでありリズムにて起伏を付けている模様。また、歌詞があるのかどうか分からないがうめき声を主とするVoであり悲痛さが前面に押し出された感じである。自然崇拝との事だがディプレッシヴな要素もあり非常に暗い音源となっている。この音源の場合、速いパートよりスローパートを押し出した方がいいかな?
”In My Last Winter”
 山梨の自然派ブラックメタル/ダークミュージックのデモ音源第四弾。カセットのみのリリースだがRuheさん直々にCDRにして頂きました。さて音源だが前作よりブラック色が大幅にアップしておりVoに勢いがでている。路線的には初期からの延長線上に違いないのだが確実に音楽性は向上しているので段階を踏んで成長している事が伺える。曲展開も随分設けられた様な気もするし前作より垢抜けている。またILDJARN辺りの影響をチラホラ感じさせる部分もあり思い切ってRuheさんに尋ねてみると「ILDJARN系です」との事(笑)そしてここまでの音源はRuheさん一人によるモノだがこの音源の後にメンバーが一人加わった模様。この先どう音が変わっていくのか?興味深々である。

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