WACO JESUS

”The Destruction Of Commercial Scum”
 US産脱糞グラインド1ST。正にインパクト一発勝負。世間を恐怖のどん底に叩き落した強烈なジャケを引っさげて登場。当HPで話題を独占したバンドである。残念な事に楽曲はジャケからイメージさせる病んだ音とは言えず完全にジャケ負けしている。グラインドというよりかはデスメタル。やはりこのジャケからは非常に病んだ音を期待してしまうが実にアッサリと聴けてしまう。取り分けて悪くは無いもののインパクトに欠ける部分が残念。ジャケを差っ引いてしまうと普通すぎる。敢えて言うならリフの起伏が少ないCANNIBAL CORPSEと言った感じ。ジャケがジャケだけに期待を膨らませて聴かないほうが無難かもしれない。今のところジャケが全てで留まっていて非常に残念。尚、ドラムを叩いているメンバーは既にお亡くなりになられています。ご冥福をお祈りいたします。
ジャケをクリックすると真恐怖の部屋に飛びます。拡大写真が見たい人はどうぞ(笑)
”Liveration”
 US産脱糞グラインド2ND。ドラマーの死を乗り越え心機一転なアルバムである。しっかしコレ、ムッチャ良くなってるやん!前作はグラインドというジャンルから考えるとインパクトはジャケのみで音楽的にはそれに追いついてなかったが....今回はしっかりグラインドしており見事にパワーアップ、まるで吹っ切れたようだ。ジャケットのインパクトは薄れたが(それでもやっぱりお下劣/苦笑)楽曲的にはスピーディにかっ飛ばすデス/グラインドが炸裂。音で勝負しているのは大歓迎。Voも低音でウゴウゴしておりヒステリックな絶叫ヴォイスとの連携もお約束、ドラミングもカラカラスネアで軽快、それを根底で芯の太いものに仕上げる地響きの如く踏み鳴らすツーバス。ギターとベースの一体感で音の芯をより図太いモノに仕上げへヴィネスを強調、それらが絡み合ってグラインド感を醸し出しているといった感じである。なんか聴いてると身体が動くわい(笑)とりわけインパクトのあるSEも無く意外とストレートだが楽曲で勝負しているこの姿勢、好きモノには堪らない音である。

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