WINTERBLUT

”Der 6.Danacy”
 ドイツのプリミティヴなKEY入りブラックの1ST。ビックリするほどボテボテで(笑)個性的な楽曲を初っ端から炸裂しているので全編コレで通すのかな?とワクワクしてきたが...そうと思いきや2曲目からはマトモになっている(笑)アルバム全体を支配するゆったりとしたKEYがジックリとジワジワ聴かせてくれる。この辺りのバンドはチープながらもKEYの位置付けが重要なポイントになってくるのだがそう言った面では素晴らしいセンスを持ち合わせている。時に物凄く暗くムーディになるし独特の世界観をシッカリと持っていると感じた。アルバムの前半が疾走〜ミドルテンポを主体とし、後半はKEYメインの寂しくも鎮魂歌的な雰囲気満載の楽曲に変貌する。と言う事で間違っても高音圧で派手派手路線を期待してこのアルバムを購入すると火傷します(笑)。ま、コレを買おうと思ってる人にはそんな人いないと思うが(笑)また楽曲によっては軍歌っぽくもなる部分もあり、どちらにせよマニアックな物件には違いない。自分の好みを把握した上でご購入を(笑)雰囲気重視のブラックマニアに捧ぐ。

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