WITCHERY

”Symphony For The Devil”
 スウェーデンのデスラッシュ3RD。らしさを貫きつつ非常にカッコ良い作品になっている。楽曲のカッコ良さも去ることながら音質の面でのバランスの良さが非常に良い。あくまでスラッシーに鋭く叩きすぎないドラムで疾走感を出し、お約束のザクザクと歯切れの良いリフ、嫌味のないが実に流麗なギターソロ、ノリを醸し出し実に良く聴こえるベース....。また、何処か道化じみたVoの適度な存在感.......などなど各楽器プレイヤーの主張が全てがバランス良く聴こえてくる辺りが素晴らしい!音の分離が良くクリアなプロダクションがこのアルバムの売りの一つである事は間違い無いだろう。また80年代HMの香りをプンプン匂わす所もこのバンドの特徴でありその部分は全く変わっていないし実に聴きやすい。アルバム全体に雰囲気ある楽曲、疾走感がある楽曲が入っているので疲れず聴きとおせるところも好感度高し!全てにおいてバランスと言う点で完璧に近いのでは?と思わせる出来である。尚、手にしているのはイギリス盤でボーナストラックが2曲入っているのだが.....個人的には少し蛇足に感じた次第である...まぁこの辺は好みと言う事で。。しかしこれは傑作。

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