神戸餃子トレッキング

2000.4.23

正式名:KOBE風見鶏トレッキング

ドロップイン大阪支部主催


香川のトレッキングクラブ”ドロップイン”kame氏からお誘いがあった。「神戸で美味い餃子の店を見つけたからトレッキングの後食べに行きましょう。肉汁じゅわぁ〜!」などと言われたからにはポニーズ一同重い腰を上げてヘコヘコと神戸まで行ってしまった。今回はドロップイン会員限定のトレッキングらしく大阪の”ばなやん”が主催で開催された。今回ポニーズからはASO・のだっち・ぷー村上・おーはしが参加。当日2台の車にセローとTT250Rを載せて集合場所の箕谷へ向かう。いったいどんな餃子・・・じゃなくてどんな所を走らせてくれるのか期待しながらやっぱり3人前とビールやなぁ〜などと考える。集合場所にはすでに”ばなやん”と他3名が来ていた。kame氏率いる四国勢は少々遅れるらしいのでその間にトランポを置きに行く。戻ってみるとXRバハが来ていた。良く見るとめちゃきれいなバイクでほとんどダートを走ってないようだ。「まだ新しいやん。」などと話していたらなんと!のだっちの弟だった。のだっち3兄弟の長男と三男は福山在住だが、次男は神戸に住んでるため昨日いきなり長男から電話があり呼び出されたらしい。ご愁傷様です・・・。などなどしているうちに四国勢到着。自走で橋を渡ってきたようで中には一台トラ車が・・・。Kame氏はさすらいの野宿ライダー寺崎勉のような怪しい風貌であった。
全員揃った所で早速トレッキング開始。ぞろぞろとダート入口まで山を登っていく。入口はいきなり1mほどの側溝越え。フロント上げて飛び越えていく。と!トラ車が落ちた!最初からこんなん見せられてびびったポニーズは迂回路を発見してへらへらと難なく通過、山の中へと入っていく。4駆が入ってるようで轍が深く荒れている。少し進んでエア圧を落とすため休憩。天気は良いが2日前に降った雨のため泥濘が至る所にある。気を取り直して出発。ぞろぞろ山を登る。ほんまにぞろぞろ走る。そもそもトライアルをしてる方々がセローにトライアルタイヤを嵌めてトレッキングするものだからグリップ!グリップ!で山を登るのだが、こっちはモトクロタイヤ嵌めているからバシバシっと走らないと登らない。コースはエスケープルートもあり皆が楽しめるように設定してくれている。ばなやん偉い!今回ドロップインに入会した女の子はダートが初めてということで危ない所はドロップインのメンバーが交代で乗ってあげていた。これだから女の子の会員が多いのか〜。ポニーズなんか女の子と一緒に走っても「こりゃ死ぬぞ?」という時しか替わってあげないもんなぁ。少し登ると広場のような所に出る。大きな大きな水溜りもある。その上にも広場のような所がある。水溜りを抜けないと上にいけない。仕方なく入ると「結構深いやんか!そんでもってどろどろやん!」しょっぱなから泥まみれになるのであった・・・。上まで上がると次は下り。ちゅるちゅる路面を下ったら雨のためにえぐられた縦溝を下る。もう一つ下った小川の流れる林の中で休憩する。この辺りは枝道も無数にあるようで一日中遊べるみたいやし雰囲気も抜群。羨ましい限り。

休憩後ちょっとしたガレ場を下りきれいな小川を渡る。全員渡った所でばなやんが「上手な人は川の中を走りましょう。」と面白いことを言う。早速近い者から入っていくがその先には1mほどのステアが・・・。見てると玉砕しているのでパスして見物にまわる。川から離れ登りになる。木立の中をうねりながら登っていくと林道に出る。鉄塔を経由して舗装道路に出て第2セクションへと突入。細い道を下っていくとなにやら前方で渋滞してる模様。最後尾を走っているため何があるのかはさっぱり分らない。順番を待っていると後ろからトラ車がやって来た。独りで走りに来た地元のおっちゃんだった。我々のセローを見て「この先の坂は登れんかもしれん?」などと言う。「?!」「福山って広島の?」「えっ!香川?」ナンバープレートを見てびびったのかそれとも呆れたのか「頑張ってね」と言って去っていった。坂をクリアーしてまたまた登る。次第にえげつなくなっていくのはばなやんの陰謀か?今回最大の難所が待ち受けていた。凹凸の登りセクションだ。前のバイクに釣られてヘコヘコ登っていたら引っかかって停止。そこからが登らない!やはりモトクロタイヤだと全然グリップしない。やっと脱出したら少し登ってまた嵌った!良く見たら横にはエスケープルートが・・・。やられたぜぇ!まんまと罠に嵌ってしまった。何とか押し上げて後続のヘルプにまわる。見てるとトライアルタイヤは良くグリップする。次回からはトライアルタイヤにしよう。最後にKame氏が登ってきた。何故か同じ所で嵌っている。「Kameさん次はここで嵌るでぇ〜。」などと言っていたらほんとに嵌った。日頃温和なKame氏がキレた!「Kameさんもやっぱりワシらと一緒だねぇ〜。」などとポニーズのメンバーは喜ぶのであった。その後ガレ場を下り綺麗な湖でお昼ご飯を食べる。はずだったが!!「のだっち2号が居ねぇーじゃん!」林道から湖にそれる分岐を直進したようだ。のだっち1号とおーはしが捜索に出動。ガレ場の下りをぶっ飛ばす。「んー!バシバシッと走るのは楽しい!」それにしてもかなり下ったみたいで姿が見えん。林道もそろそろ終わりかという所で下から登ってくるのだっち2号を発見!無事連れ戻す。各自お弁当を食べて記念写真を撮る。
   
今回のお楽しみ第1弾の「トライアルの練習が出来る場所」へ移動する。それにしてもトライアルをしている方々は練習が好きだ。もくもくと練習に励む。ポニーズの面々ときたらそこらを適当に走って休憩している。唯一走っているのだっち1号が急斜面にアタック!上りきる寸前で失速して”転た!”と誰もが思った瞬間飛び降りたがハンドルは放さない。セローは下を向きエンジン駆かったままで一緒に走り出す。誰もが手を放す瞬間を期待しているのに凄い勢いでセローを掴んだまま走り降りてくる。何時転けるのかまたまた誰もが期待するなか下まで走り降りてしまった。「なんちゅう奴ちゃ-!」「阿保やでぇー!」などと大笑いされる。やっぱりポニーズクラブ員なのね・・・。練習後「来た道を引き返します。」とばなやん。「えぇー!上らんでぇ。」と反対の声もあがり二手に分かれて帰ることになった。ばなやん率いる勇士3名は引き返し他の者は下って舗装路からトランポを置いてある場所まで帰るのであった。もちろんポニーズは勇士なんかに入るわけがない。

皆さんご帰還の後は今回の本当の目的?餃子ツアーへと神戸元町へなだれ込むのであった・・・・・。”おーはし行方不明事件”三ノ宮付近を走行中バスが前に割り込んできた。「こいつ!」と右から追越をかけたら交差点で皆は左へと曲がって行く。「ひえぇ〜待ってくれぇ〜。」Uターンも出来ず先回りをしようと路地へと入ったのはいいが廻り込んだ先は中央分離帯ががあって合流できない。その前を皆が走っていく・・・・。「ひえぇ〜!」なんせ此処らは一方通行だらけで何処から廻れるのかさっぱり分らん。とりあえず元町だから隣の駅だし西へ走ればどうにかなると思ったがやっぱり一方通行だらけで思うように行かない。挙句の果てには飲み屋街に足を踏み入れケバイねーちゃんがうろうろする中を走り抜け大通りに出ることが出来た。めでたしめでたし?目的の餃子屋は小汚くて狭い、いかにも美味いのを食わせてくれる雰囲気の店であるが椅子が9席しかないため交代で入ることに。先に入ったASO氏が出てきて「いやぁ〜美味しくない。」と一言。続いて出てきたKame氏「まずい!」紹介したのあんたやでぇー!順番待ちをしていたぷー村上とおーはしは入るのをやめ次の餃子屋へ向かうのであった。「やっぱり王将やね」と言うことでぷー村上とおーはしそして今食ったばかりなのにまだ食うと言うASO氏が店に入る。のだっちブラザーズは流石にもう餃子はいらないと中華街へ向かう。それにしても此処の王将は餃子が美味しくない!店によって微妙に味が違うが王将でこんなに美味しくない餃子を食ったのは初めてかもしれない。ちゅうことで神戸餃子トレッキングは課題を残したまま終了したのであった。美味い餃子の店があったら誰か教えてくれ〜。     

終わり

 

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