ぶるまー2000(PC) | |||
メーカー | ライアーソフト | 総合評価 | 75点(佳作〜良作) |
ジャンル | ケツゲー(ぉぃ | ||
発売日 | 2000/10/20 | ||
シナリオ | 星空めてお・睦月たたら・天野佑一・高尾登山 | タイトルからマニュアル・内容まで全てがバカパロディなライアーの3作目。例の如くアレな主題歌は必聴! 「サンダーフォース」ファンは泣くかもですが(笑) |
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原画 | 桜端 | ||
サウンド | 九十九百太郎 |
※以後の評価は2000年10月20日公開修正版に基づいています
個人的エピソード |
前作「行殺☆新選組」が面白かったので購入。 あと秋葉原の街でOPソング「ぶるま〜ず☆」を聞いている間に洗脳されて(笑) |
内容 |
西暦2000年――ブルマは狙われていた! 世界をブルマで支配せんとする悪の秘密結社“BB団”。 かたや世界のブルマバランスを監視する国際組織“MIB(ブルマの男たち)”。 両者の死闘は今まさに佳境を迎えていた。 鍵を握るのは月面で発見された一着のブルマー。 ヒロイン・常葉愛と、その“神のブルマー”の出会いこそ、 地球の命運を揺るがすブルマの……もといドラマの幕開けだった!! ラストブルマゲドン勃発!? ブルマをはいて地球を救えッ!! (パッケージ裏より) |
システムとか |
必要容量は140MB。大容量化が進む最近では相当軽いですね。 「ケツゲー」じゃわからないかと思いますが、RPG調の戦闘シーンを除いては普通のADVです。 TVアニメを意識した作りで全8話で1プレイは終わります。 シナリオ中の選択(どの話を選べるかの決定)と「スクランブルマシステム」と 呼ばれる次の話を選ぶシステム(複数の話の中から選択)によってゲームは進行します。 全部で26種あるシナリオで望みの物をピンポイントで狙うのはそう簡単ではありませんが、 重要選択肢には「これが運命の分かれ道!」といった一言が表示される親切設計なので 難易度的には中の上といったところでしょうか。 セーブ数は10個。少ないかどうか微妙なラインですが、攻略見ない人ならば少なく感じるとは思います。 スキップは本来オプションで既読/強制を選んでスキップボタンないしはTabキーで実行する というものなんですが、我が家の環境では既読スキップは実行不能でした(必ず強制終了)。 相変わらずバグは残ってます(^^; 読み返しは相当量。100ページを超えたところで調べるの諦めました。 鑑賞系はCG・音楽・シーン回想と一通り揃ってます。 CG鑑賞とシーン回想で見られるブルセラ系のビデオを意識したタイトルと解説文は必見です(笑) あとプレイしているとメモリの空きが必ず無くなるのはなぜでしょう? |
絵とか |
原画さんは前作とは違いますが、相変わらず微妙にロリィな絵柄です。 私個人としては許容範囲内なんで別に構いませんが、一般受けはしないかと。 塗りはギリギリ普通か水準よりやや劣るレベルといったところでしょうか。 塗り・原画ともに質にややバラつきが見られました。 立ち絵はキャラの衣装分だけ(1キャラ2〜3枚)、イベント絵は44枚(パターン違い除く)と枚数自体は 少ないのですが、立ち絵や顔ウィンドウに汗や怒りマークや縦線を入れるという演出や シナリオでカバーされているので数字ほど少ないとは感じさせないかと思います。 |
音楽とか ※音声は基本的にありません |
音楽は全24曲。CD-DAで再生されます。 BGMを大いに誉めた前作「行殺☆新選組」ほどではありませんがなかなかの出来だと思います。 恒例のお気に入りは「LOST CIVILIZATION」「COUNT DOWN」「I CATCH U」、 OP曲「ぶるま〜ず☆」と「LAST BLMAGEDDON」です。特にラストブルマゲドンの曲は 家庭用のRPGなんかでも使えそうなくらいかっこいい曲なんで必聴! 音声は“基本的に”ありません。戦闘時の技の名前やダメージボイスなんかは喋りますが、 それだけで評価は下せないのでこの項目は以上にします。 |
シナリオとか |
いや、正直なところあまり期待していなかったのですが、なかなかどうして。 しっかり普通に面白いです。 冒頭の紹介文を読んで笑えた人ならやって損は無いでしょう。 ジャイアントロボやらガンダム辺りに精通していればより深く楽しめそうですが、 どちらの知識も持っていない私でも十分笑い転げられました。 そういったバカゲー部分もさることながらギャグ抜きのシリアスな話も結構楽しめます。 前作「行殺新選組」でも同様のことを書きましたが、このメーカーは“もしも”の世界での 話の構築が非常に上手いです。 この作品もブルマーを軸とした独自の世界観を用意したうえで(そこがバカなんですが) その中で真面目に話を作っています。 前作が「もし新選組が女の子なら」という世界に基づいてきちんと話を作ったのに対して 「もしブルマーに凄い力が秘められていたら」という前提なわけですね(^^; 全体としての作り同様、シナリオもTVアニメを意識した作り(1時間の拡大版、 15分の縮小版や総集編のシナリオもあります<シナリオ選択画面で確認可能) で終盤にはしっかり盛り上げてくれますし、次回予告のような小ネタも効いています。 また分岐での選択結果のみならず、どのシナリオを通過してきたかというのが セリフにしっかり反映される丁寧な作りには好感が持てます。 この手のコメディには重要な会話テンポもいいですし、まず文句のつかない出来ではないかと。 結論としては導入はともかく、そこで引かない人になら薦められます。 オタクな人ならなおさらです(ぉぃ |
総評 |
個人的なツボに大いにはまりました。 別にブルマーフェチとかそういうことではないです(^^; まとめ。見た目はゲテモノ、食べると案外美味しい料理みたいなソフト。 かなり気に入ってしまって本気でアニメ化して欲しいのはナイショです(^^; 内容だけなら80点クラスですが、メモリ管理とスキップ関係で評価下落。 システムにあまりうるさくない私でこれですから、他ならもっと辛いかも。 |
書いた時点での総プレイ時間 | 13時間35分(コンプ) | ||
お気に入りのキャラ | 常葉愛(つーか、これしかないだろ) | ||
お気に入りのセリフ | 「我ら、ビッグブルマーのために!」 |
初版2000/12/05